必要か否かは個人の自由、用途次第。
しかし「何か面白そうだから」という理由で3D対応や地デジを載せたパソコンを選ぼうとしているならちょっと待て。機能が増えるという事は価格も上がるという意味になり、使わない、使えない機能を今載せるべきなのか考えましょう。個人的には全部要らないと思っている為、偏った意見として御覧有れ。
金が有り余っているなら好きにして下さい。
3D対応テレビへの不満から見る流行らなさ
3D対応製品と言えば、昨年春頃から出揃い初め、同じく秋頃には東芝がグラスレス(眼鏡無し)の3Dモニタを発表。今年は任天堂から3DSというポータブルゲーム機も発売されております。
時間の経過で3D対応製品の供給が増え、単純に昨年よりは流行っているように見えますが、使えるかどうかは別の話。
Gfkカスタムリサーチが3D対応テレビに関する調査をしておりますが、ITライフハックが要点をまとめているのでそちらから。
3Dには不満いっぱい!コンテンツとメガネが問題 - ITライフハック
http://itlifehack.jp/archives/4920683.html
詳しく読むならGfk、原版はこちら。
ITライフハックが書き出したデータをグラフ化して参ります。
4人中3人が3Dテレビへに何らかの不満が有る
小数点を抜いている為おおよそですが、4人中3人が何か不満を持っているようです。しかしこれは何にでも言える事。複雑な仕組みの家電製品に完璧は無しと考えましょうか。
不満の内容の前に3D対応で何を利用しているか。
5人中4人がDVD映像の3D鑑賞が目的
複数回答と思われる用途では、DVD映像の3D利用が約8割。ゲームとテレビ視聴が約4割とDVDの半分くらい。現状の3Dは映画鑑賞が目的なユーザ用と言えそうです。
では不満の内容は。
主な不満は対応しているコンテンツの数が少ない事
3D対応の映像が無ければ使えず、その種類が少ないという不満が上位の2つ。3D眼鏡の話は次に出るので飛ばし、4番については以前書いた3Dは酔うかも知れないから待てという記事で適当にまとめております。
眼鏡にはどのような不満が有るのか。
3D対応メガネは、高い、重い、わずらわしい
半数を超える意見は価格の高さ。どこのメーカーも1万円以上するようで、メーカーの純正品以外で使えるのかという不安も有り高額となるのでしょう。3Dが流行らねば周辺機器として他メーカーの汎用品供給も流行らない。
メガネの有無に関わらず、3Dテレビ最大の難点は視野の有効範囲でしょうか。
3D対応モニタの視野角は狭すぎる
どこまで狭いかは知りませんが、正面から見るとは聞いた事有り。見本市では立つ位置が固定されており、外れると完璧な3Dには見えないとどこかのニュース記事で読んだと記憶。
一人で見るならまだしも、複数人で横方向の視野角が狭いモニタを正面から見ようとすると、テレビのサイズは大きくなり距離も長くなりましょう。それ故に50インチなどと馬鹿でかいテレビが多いわけですな。
以上より、3D対応のテレビは、対応コンテンツが少なくメガネが鬱陶しいけれど正座して観ましょう。正座はしなくて良いです。
という事は、一人で見てメガネが不要、本体が希望小売より高くなる程の人気コンテンツ(ゲーム)を持つニンテンドー3DSはどうなのか。
2011年4月8日付のニュース。
ニンテンドー3DS、発売1ヵ月の国内販売台数は83万6000台 | インサイド
http://www.inside-games.jp/article/2011/04/08/48394.html
83万台とは凄まじいと思いきや、任天堂としては150万台を売る予定で400万台中の4割近くを日本へ置いた事になります。
発売は2月26日。3月11日に起きた震災の影響も有ったとされておりますが、販売予定の55%は低過ぎと言えましょう。
震災の影響は少なくなったと思われる5月22日付、GIGAZINEの記事では。
ニンテンドー3DSがさらに値下がり、大型タイトル不在で週間販売台数はPSPの半分程度に - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20110522_nintendo_3ds_price/
メーカー希望価格23,810円。6月中旬現在の最安が以下の通り。
source:価格.com - 任天堂 ニンテンドー3DS コスモブラック 価格比較
大して下がっていないように見えますが、ニンテンドーDSシリーズは人気が有り、私も昨年末に友人に頼まれ代理購入したDSの何か(忘れた)ピンクは定価以上で在庫切れ多数。入手に苦労した記憶がございます。
コンテンツ(ゲームタイトル)次第はテレビと同様。今後に期待したい所ですが、市場が任天堂の3D戦略への期待を裏切った事になり、今後の家庭用ゲーム機に影響しそうです。
パソコンはフェイスがやらかしております。
1年前に発売のノートが5月30日から4万円引きというニュースが入った時の画像。Googleリーダーで受信日は当日。
実際に売り場へ行くと、確か12万円前後になっていたと記憶。元の価格を調べる為に検索すると、価格コムにフェイスが登録したと思われる値が残っていました。
中央、169,980円で販売していたようです。
では6月中旬現在も4万引き(129,980円)で販売しているかと言えば。
いつの間にか更に3万円値引き、更に処分価格へ。
合計7万円の値引きは販売価格から41%引いている事になり、BTOパソコンの利益率を多く見ても3割とすると赤字。性能は高く充分な仕様ですが、今出ているSandyBridgeと比較するとこんなものでしょう。
3D対応よりUSB3.0に対応しているかの方が気になりますが、書かれていない所を見ると無い可能性が高め。
以上、3Dが流行るには。
- コンテンツの質と量の増加
- グラスレス(眼鏡無し)を標準
- (TVは)視野角の狭さをどうにかする
これらが実現すると普及するかも知れませんが、今購入するとゲーム機以外は時代遅れな家電やパソコンになってしまう為、半年以上から3Dは待ちと書いている時と変わらず待ちでしょうな。
下品な話ですが、パソコンはアダルトゲーム、DVDはアダルトコンテンツ(動画)から入れば良いと思うものの、3D対応という技術的な問題が有るのでしょうか。
パソコンならUSB接続の周辺機器で(もういい
地デジ搭載ノートの出荷台数は5%以下
今回は3Dがメインなので地デジは控えめに。JEITAの統計より、2010年4月から1年間のパソコン出荷台数。その中からデスクトップとノートに分け、更にその内地デジ搭載PCの比率を出します。
ソースはこちら。
JEITA / 統計データ
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/pc/2010/index.htm
ノートをグラフ化。
正確には地デジ搭載ノートは4.28%。この「ノート」にはネットブックや低性能な物も含まれる為、元から地デジが載らない機器も含んでおります。
その他で興味深い点は2011年に入り出荷台数が減少しております。詳しくはJEITA統計のリンクから御覧有れ。
意外な事にデスクトップは多め。
デスクトップは約1/4が地デジ搭載。と言いたい所ですが、これはナショナルブランドや一部メーカーの協力で統計されており一体型が主と思われます。多くのBTOメーカーや自作PC、ショップブランドはもちろん入っておりません。
地デジテレビ目的でチューナー搭載パソコンを買うというより、購入したNECやソニーPCに地デジが搭載されていたと考える方が妥当かも知れません。
個人的な意見としてはテレビでやれ。頻繁に使わない機能をパソコン本体に余計な部品として増やさない方が故障率を下げます。
3D対応のテレビやPC、地デジ搭載パソコンは必要なのか?
冒頭で書いた通り、必要と思うなら採用で良く、要らないと思うなら無視または待ちで良いでしょう。しかし、パソコンになると話はやや変化。
例として、何もせず1万円や5万円を貰えるとするならどう思うか。
地デジを載せると最低でも1万円は価格が上がり、3D対応になれば眼鏡で1万円程度上がり対応モニタなど含めると3万円以上の値上がり。
3D対応となればブルーレイが標準で搭載される事が多く、地デジと3D、そしてブルーレイまで載ると有名メーカーなら5万円以上乗る計算。
その程度の価格差でソニー様の御VAIOの新製品が手に入るなら有りだ、という価値観なら結構かと思いますが、私は数千円でも安くしたい為、ブランド好きなセレブの感覚は解りません。
用途に合わせて購入するパソコンか。面白そうという期待を寄せて購入するか。個人の自由、しかし必要か否かと言えば「まだ要らないのでは?」という提案とし、普及し始めてから、または必要と判断した時に購入がよろしいかと。
今25万円の新製品で3Dブルーレイ地デジ搭載ノートを購入しても良いと思うけれど、それらを無くした1シーズン型落ちで性能が大して変わらない物を10万円で購入すると、15万円浮いたとして来年買い替えを検討しても遅くは無いとします。
Apple(Mac)が3D対応したら考える手も有りかと。
>3D対応メガネは、高い、重い、わずらわしい
あれは確かP/H67が売りだされた時だったか、ASRock先生がなぜかマザーに3Dメガネ付属してたんですよねw
さすが先生。もう意味が分からないよ。
>パソコンはアダルトゲーム、DVDはアダルトコンテンツ(動画)から入れ
まったくけしからんな。 いいぞ、もっとやれ。
すいません。正座してきます。
>個人的な意見としてはテレビでやれ
でも7月以降は問答無用でTVチューナー=地デジなワケで、アナログしかない時代にもTVチューナーボードの需要は一定数ありましたから、その程度には出るのでしょうな。
>御VAIO
なんかいいですねコレ、ところでどう読むのw
地デジとかどうでもいいのですけど、今日の記事で一番気になるところココw
おばいお、ごばいお、ぎょばいお、おんばいお、みばいお… あたりかな
ああなるほど、五択でいけとの御託ですね。 ってやかましいわ。
>3D対応メガネ
私は眼鏡を使用しているので、それだけでアウトですね。
メガネが必要という時点で、大昔に出た赤・青のフィルムを貼ったメガネで見た3Dから、何も進歩していない気がします。
ノートだと購入した時点で対応・非対応が決まってしまいますけど、デスクトップなら今オンボグラフィックでもNvのグラボを載せて、3D対応モニターに変えさえすれば良い訳ですから、これもノートに対するデスクトップのアドバンテージになりそうですね。
>15万円浮いたとして来年買い替えを検討しても遅くは無いとします。
SONY様の32インチ3D LEDバックライトの液晶テレビが2台買えますね。こちらのほうが安く高性能で故障率も低い(SONYタイマーONでも)し、これにHDMIでPC接続すればいいでないかと思うのですが。
ttp://kakaku.com/item/K0000219498/
まだまだテレビをPCモニターとして使うのは少数派なんでしょうかね。
社宅で一人暮らしをする友人のように、部屋にテレビとパソコンの両方を置くスペースがとれない人に、地デジ搭載PCは売れていると思います。
昔、カノープスのアナログTVチューナーをUSBの外付けで使用していたことがありましたが、特に番組録画中にPCの動作が不安定になり、時々番組の録画に失敗したりしてました。(動画を扱うにはメモリー不足だったのかもしれません)起動中のPCからもれる(CPUクーラーの?)大きな音が気になることもあって、TV用のレコーダーを購入してTVチューナーは使わなくなりました。
ビデオテープの映像をmpegの形でPCやDVDに保存したりするのに使えたかもしれませんが、今ではダビングに必要なビデオデッキが無いため、それもかないません。
また超初心者の戯言を。内容に変なところがありましたらスミマセン。
先日、一人暮らしの友達の家に行き、ソニー製のHDD内臓液晶テレビを操作してるのをみると、やはり地デジパソはあんまり要らないなあと思ってしまいました。
私の愛用?低スぺパソも地デジパソでして、NECのスリムパソです。
これに入ってるsmartvisionってやつなんですが曲者で、録画する時間が近づくあるいは録画中、ユーザーの切り替えができないことが多々あります。また、予約したのにパソコンの方で何かちょっとしたことがあると録画できてなかったり、録画が止まったりと踏んだり蹴ったりです。
これは持論ですが、特にこだわりがないのなら、何かに特化した機能を持たせた商品の方が、あれもこれもという商品より幸せになれるのかなあと思います。
やはり、家の中を見渡すだけでも、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、固定電話等など、機能を絞った物の方が使いやすいのかもしれません。(とっさに思いついたものなのであまり突っ込まないでほしいです・・・すみません)
さて、ではゲームはどうかなあ?と考えると、やはり家庭用のゲーム機の方が電源つけるだけ―ポチッっと言う感じで楽な気がします。ちんたら起動するならパソコンはないなあと。しかし、まだ高いなあと思いつつも、パソコンにはSSDがあり、起動が劇的に早くなるのであれば、ゲームをパソコンでやることに関しては良いのではないかと思います。以上です。
そうですね。
たしかにTVは専用のレコーダーを使った方が幸せになれるのは間違いないと思います。
ただ、PCをすでに持っているのであれば一万円程度の出費でレコーダーとして使える(かもしれない)というのはかなり魅力だと思います。私も地デジカードの初代が出た時に即購入して、今も愛用しています。
ただ、ゲームに関しては専用機がベストというわけではないと思います。
ゲーム機の場合、発売してからかなり長期間代替わりする事はありません。
ゲームはそのハードに合わせて作られるわけですから、時間の経過と共にハードが時代遅れになってしまいソフトが制約を受ける事があると思います。
PCならどんどんハードが進化するわけで、ゲームもそれに合わせて作る事が出来る、もしくは進化を見込んだ重めの仕様で作る事が出来るわけです。
解像度もTVならフルHDまでですが、PCならそんな制約もありません。
まあそれなりのグラフィックボード単体の方がゲーム機より高い場合も珍しくないので、比較する事に意味はないかもしれませんけど。