来年以降まで待ちに決まっていますが、それは私個人の言い分。
2010年は3D元年らしく、映画で採用されたりテレビやパソコンも3D対応品が販売中。3Dの種類は大きく分けて3種類と以前書きましたが、年末から来年に掛けて裸眼3Dというメガネ無し方式が流行る気配有り。
PCで3Dはどうなのか?が要点ですが、いつも通り脱線しながら参ります。
半年程前に書いた3D方式(3種類)はこちら。
3Dパソコン出荷台数公開(2010年6~9月)
JEITAと言えば国内PCメーカーの多くが採用している、インチキ臭くなってしまうバッテリー駆動時間の測定方法が有名ですが、規格以外に統計もやっています。
- 3D薄型テレビ及び3Dパソコンの国内出荷実績(注意:PDF)
http://www.jeita.or.jp/japanese/press/2010/1028/release_3d.pdf
1ページで文字のみ。
薄型テレビ37型以上における構成比は4.12%と有るように、全体の約3倍の割合となっております。メーカーの品揃えや家電店の取扱に37インチ以上が多い事も有りましょう。
テレビのデジタル化強制まで1年を切り、エゴポイントで消費者を煽りまくっている中で全体の1.34%は健闘していると見えます。
問題のパソコンは4ヶ月でわずか1万8千台。
おおよそ200台中1台と言えば聞こえは良いかも知れませんが、4ヶ月で18千という事は1ヶ月あたり4500台、1日150台。という事にはならず、時間経過により認知度や品数も増えるため、6月と9月を単純に比較したり平均はおかしい。
話を戻し18千台という数値がどの程度かは、(どう考えても売れないと思うものの)予約が殺到し発売延期したオンキョーのスレートPCが2週間程度で1万台も発注が有ったらしいので、ONKYOスレートPC1ヶ月分でしか有りません。
オンキヨーの数値が本当かは中の人にしか分かりませんが、Windows7搭載のタブレットより遙かに売れていないという事。しつこいですが本当かは知りません。
ちなみに現在、予約殺到なはずのスレートPC3機種は普通に販売されています。数万台追加発注でもしたのでしょうか。
追い打ちとしては統計参加企業は4社と有り、ここで「4社以外が入っていない」と言いたい所ですが、本気でやっているのはNEC、富士通、東芝。
他1社は不明ですがいずれもナショナルブランドなら新モデルの高級品を買うと勝手に3Dに対応しており、3D目的というわけでも無く購入する人間は多いでしょう。
世間がどの程度3Dに期待しているかは次の調査にて。
3DテレビやPCへの期待や予想の調査
インターネットコムとgoo リサーチが行った調査より。
3D映画と3Dテレビ、普及に関する考えに大きな差-japan.internet.com
http://japan.internet.com/research/20101102/1.html?rss
パソコンは入っておりません。調査数は1000以上でいつも通り年代や性別は満遍なく。その内、3D映像を体験したことが有る62.2%(664人)の回答より。
どちらかと言えばマイナスな方向へ。
私のような実物の3D映像を見ていない人間が含まれるなら希望は有るかと思いますが、見た人々に言わせると家には要らないという事でしょう。
映画では「有る程度満足、有る程度普及すると思う」が半数以上なものの、「あまり普及しないと思う」という予想多し。
私はこの違いを単純に費用と見ており、映画なら入場料が上がる事は無い(と思う)けれど、テレビでは3D対応という良く解らない物に数万円乗せ。
実際に3D映像を体験しなければ何とも言えないものの、3D動画を見なくとも普通に考えると何に使うのか不明、必需機能では無いという事です。広く言えば地デジも私に言わせれば必需品では無くアナログで結構。但し画質が良くなるという改善有り。
私は3Dを体験した事が無いと書きましたが、テレビやパソコンなど最近の3Dはという意味で、随分昔に千葉のネズミ園(海が有る方)で見た事は有ります。
3Dの難点として、テレビやインターネットでどのような物か全く分からない事も有りましょう。私も「これだ」とは書けず貼れず、次で苦し紛れな方法を紹介。
3Dの動画を普通のパソコンで見る方法
何故この動画を選んだかは、再生時間が長く遠近感や動きが分かり易いと思ったのみで、石田氏のファンとかではございません。
昨年夏頃からYouTubeは3Dに対応しており操作は右下の3Dボタンから。ここでは縮小しており見づらいと思うので、本気で見るならYouTubeでどうぞ。
下は説明用の静止画像。
3Dボタンを押すと上のようなメニューが現れます。実際に切り替えると見た目が明らかに変化し分かりますが、各種3Dのやり方に対応。
- RedからGreenで始まるモード・・・アナグリフ方式
- Parallel・・・平行法
- Cross-eyed・・・交差法
- Interreaveが付くモード・・・偏光板方式
アナグリフは青と赤などのセロハン付き眼鏡で見る方法で、偏光板方式はNECのノートPCで採用されており専用モニタが必要。
太字が道具無しで行ける3D立体視で、やり方は私が解説するより分かり易く詳しいサイトが有るのでこちらをどうぞ。Nextから3つ目のページに静止画像が有り練習出来ます。
立体視のメカニズム
http://ammo.jp/cursor/9712/02.html
簡単に言うと、平行法は目の焦点を遠くに。交差法は寄り目にして右の映像を左目、左の映像を右目で見て脳を騙す方法。
私はどちらも5~10秒くらいで出来、酔っている時は瞬時に出来るスキルが発動します。何の自慢にもならない上、酒を飲んでいる時は30秒で気分が悪くなるという副作用も。
千葉ネズミ園体験から言うと最近の3Dがこのようにしょぼいとは思えませんが、3Dだからどうしたという程度。
3D対応パソコンは待ちか買いか?
待ちですが、その理由を3つ。
初物は規格が定まっておらず数年は危ない
古い物ではビデオテープのVHSとベータ。記憶に新しい所ではブルーレイとHD-DVD。終息までの時間は違うものの、いずれも後者が廃れて消滅。3D方式は種類が有る時点で何が生き残るか分からず、数年使おうと思うなら今買うと博打になります。
2D(平面映像)の3D化は飛び出す絵本状態
2Dを強引に3Dとし立体的に見えるという物も有りますが、ピントのボケ具合を判定し遠近感を出すようで、飛び出す絵本のようなペラペラという表現をされている方が居られました。デジタルフォトフレームなどご注意有れ。
裸眼3Dはテレビや映画は難しく、PCやゲーム向き
裸眼で3Dの仕組みを調べているとマニアックなサイトが多く、とても説明しきれないためリンク先にお任せしますが、簡単にいうと画面側で左右の目用に見え方を変えており、定点でしか見る事が出来ない立体映像との事。
裸眼3Dの仕組み / 裸眼3Dとは - VMJ
http://www.vmjinc.com/tech/
専門用語多めですが、画像によりパララックスバリア方式の解説有り。任天堂から発売予定の3DSというポータブルゲーム機もこの方式になる予定。液晶の製造がシャープでその技術により、角度を変えても3Dになるという噂有り。
東芝の裸眼3Dレグザ体験レポート | RBB TODAY
http://www.rbbtoday.com/article/2010/10/05/71079.html
記者殿の体験では、裸眼3Dを見ている人間の位置から肩越しでは立体的に見えないと有り、横どころか縦方向でも限定されるようです。
テレビや映画館では決まった場所や方向から見るのでは無く、多方向から画面に向かうため無理が有るものの、ゲーム機やパソコンなら1点から1人が見るため可能という事かと。
しかし東芝は大型テレビも裸眼3Dで出す予定らしく、実際の見え方を家電店など展示で試してから購入が安全でしょう。
3D対応パソコンは待ちと書きましたが、今すぐ購入した方が良い用途も有り。ゲームが3Dに対応し起床時間の多くを仮想世界で生息している方々。
元ネタを失念しましたが、確かAmazonの3D対応モニタのレビューでFPS(ファーストパーソンシューティング、操作者視点の銃撃戦)では世界が変わる程の衝撃が有るそうな。
結局、パソコンと同様に3Dも用途次第で必需要素と言えますが、そう思える用途有る人間がどの程度居るのかは極少数かと。
映画やコンテンツも3D対応が少なく、3Dが何方式に落ち着くか誰にも判らない現在では、新しい物好きな金持ちの趣味レベル。
書きながらタブレットPCと被る印象が有りましたが、便利、効率的、低価格という面から見ても3Dは私のような貧乏人には確実に不要なわけです。
それ以前に3Dで酔わないかという心配も有ったりします。
三行で読む3D
冒頭:やめてあげて、ONKYOのライフはもうゼロよ。
要点:ネズミーランドでは以前から3Dをやっていたらしい。
結論:わりとどうでもいい。
なんかもう3Dとか誰得なんだよとしか思えないw
最終的には裸眼で3Dが見られるようになるorそのまま廃れていくのどちらかだと思っています、一々メガネとか装着するのメンドイから。それに3Dで画像が良くても音声がショボかったらガッカリだとも思うので結局「とーぶん買わない」になりそう…とか書いていながら来年の地デジ完全移行が近づけばあっさり「3D買うぞ」というモードになっているかもw
アダルト業界が本格的に参入すると、3Dも少しは盛り上がりそうですね
昨今のアダルトウェブサイト繁栄による業績低迷具合と、ブルーレイへの微対応具合を鑑みれば、有り得ないだろうと思いますが
最近の子供は「ゲーム=3DCG」に慣れているせいで、バイオハザードやアーマード・コア等の3DCGを利用したゲームを「3Dゲーム」と呼ぶことに違和感を覚えたり、そもそも3DCGという概念を知らなかったりするようです
個人的には、わざわざゴーグルを使用して3D映像を見る(しかもゴーグル単体で価格が1~2万円程度)くらいなら、ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル型のディスプレイ)にして、3Dで見たい時だけゴーグルを使用する、という用途に特化させた方が良いと思いますが
近所のtohoシネマズだと、3D料金で+400円になってましたよ。
(通常一般1800円)
長い間3D映像見てると、目が異常に疲れるというか気持ち悪くなりました。
そんなことは無かったという人もおりましたが、
かなり好き嫌い分かれるんじゃないでしょうか。
庶民Aさんのおっしゃるヘッドマウントディスプレイ式に特化というのは
良さそうですね、多分10年以上前になると思うんですが、
3Dではないですが(大画面だかなんだか)昔、SONYから、
ゴーグルタイプのものが出てその迫力と価格に度肝抜かれた記憶があります。
10万円以上してたような…、憶えてませんが。
ただ、他のものが視界に入らないので、興奮すると色々なところに
身体をぶつけて痛い思いをしたという人も。
作品によって、3Dゲームでさえ酔う私には到底必要の無い機能だと思いますねw
たしか私が初めて3Dゲーム(といっていいのかな?w)に触れたのはNINTENDO64でして、あれのFPSゲームに酔って酔って酷かった苦い思い出が蘇りますwww
庶民Aさんと波長が似ているかも知れない。
私もアダルト次第と思っており、3Dしつつ触感有り。周辺機器はそちら方面で人気のリアル抱き枕をUSB接続。不安定な業界のため実現は無理でしょうな。
真面目な所では、ゴルフや野球など道具を使う物用にクラブやバットに低周波のような物で衝撃を持たせると実用的な気がします。
見るだけの3Dなら、裸眼、角度自由、普通のテレビと同価格、で無ければ必要と判断する人は少ないでしょうな。根拠は有りませんが目に悪そうです。