仕組みは「DELL(デル)方式のBTO解説」を見て頂くとして、
今回は「なぜ安い?」の理由を歴史から見ます。
以前、とあるレポートを読んで説明を書きましたが、それからDELLに興味があり
色々調べました。マジメな解説を混ぜて適当に書いてみます。
学生時代から大物の予兆が「マイケル・デル」氏
マイケルはパパに怒られていたそうです。
パ 「何で勉強せずにパソコンばかりいじってるんだ!」
マ 「だってパパ、ぼくはIBMと張り合いたいんだ!」
アホかと。
しかし、実際に張り合って勝ったから笑えません。
なぜこんなことを言っていたのかは、当時のIBMが20年前のNECのようなもので
世界標準=IBMパソコンでした。※海外では
NEC(PC98など)と違うところは、オープンソースという考え方。
内容を公開していたのですが、それでもどこもIBMを超えることはできませんでした。
そのくらいIBMは凄かったのです(昔は)
IBMの独占市場だったので、(昔の)NEC状態で、価格は好きに付けられます。
余談ですが、20年前のNECのPC(9801シリーズ)は安くても50万円
最新機種になると80万~90万で普通にベスト電器とかに置いてありました。
IBMより安く売れば良い->ダイレクト販売
今もそうですが、DELLは小売りや量販店を通さずに直接ユーザへ売ります。
(ツクモなどにも置いてありますが、買取な上に利益が無いに等しい)
当時はこのダイレクト販売という概念が無く、そんなもん無理だし失敗するに
決まってる、と言われていました。
しかし、実行してみると安いので売れます。
IBMが7,000ドルで売ればDELLは4,000ドル
IBMが400ドルならDELLは350ドル
売れると知名度が上がり、法人(企業)からも声がかかる。
大口取引ができれば大量生産できるので、製造コストも下がる。
今考えればBTOは当たり前ですが、誰も考えなくて実行しなかったことを
成功させたのです。
実行と速さと戦略
デルの考え方は、常に実行(実践)すること、それも速く、更に戦略を持つ。
実行と速さは、考えたらすぐ動くのではなく、戦略があっての実行と速さ。
例えば、昨年11月末頃からCore i7機がドスパラなどで一気に売り出され
ましたが、DELLにはありませんでした。
私は「多分DELLはマザーボード作っているころだと思います」とか
書いていましたが、そうではなく市場や競合の反応を見ていたのです。
出荷する数が桁違いなので「あ、売れなかった。みんなゴメン」は通じません。
大量生産して良いのか、どこまで売れるのか、誰が買っているのか
それを見極めて最終調整をして一気に販売を開始します。
慎重というより正確、早いよりも速い。
デルは標準という考え方
DELLはIBMに勝った時から常に世界標準、標準化を見ています。
難しく言うとコモディティ化とか言いますが、標準で良いと思います。
標準化するためには、それ(DELL)が普通で当たり前と世間に思われる
必要があり、かつ広めなければダメです。
まずは、安いから売れて売れるから安いのですが、なぜ安いか?
なぜ安くなるのか?を繋げるとこうなります。
一番多く売れる価格帯→安く売れば大量に売れる
これが回転するのです。
DELLが普通になると、DELLから買えば良いということになり、これが
標準になってしまう。
デルは最新の技術は取り入れますが、自分で最新のものを作りません。
iPhoneとか作らないってことです。
常に熟成市場に参加して、計画的に次へ進んでいます。
これは、個人用パソコンを主に考えたものですが、DELLの本当のすごさは
企業向けの大量生産にあります。が、ここ読んでる人は個人ユーザだと
思うので省略します。
他にも「在庫を2時間しかしない」とか色々ありますので、最初に書いたリンク
から飛んでみてください。
なぜ安いかを書きましたが、デルいわく「価格は1/3、サポートが2/3」
次回は、DELLのサポートについて書きます。
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