「地デジPCはまだ買うな」に続き、ブルーレイです。
今ブルーレイを買うなと言う理由はプレステ3の大幅値下げ。だからプレステ3を買えという意味ではありませんが、以前書いた「ブルーレイはまだお勧めしない」もご参考下さい。
ここはBTOパソコンがテーマ。Blu-Rayが構成されているデスクトップに限らずノートも含めたパソコン全て。またはカスタマイズで選ぶ時に良く考えようということです。特にデスクトップは後付や換装が可能。
プレステ2でDVD、プレステ3でBluRayが大ブレイク?
プレステ(ソニーのプレイステーション)が発売されて10年以上経ったかと思いますが、プレステ2が発売されて7~8年が経ちました。初代のプレステは、SEGAのサターンなどと競合したもののコンシューマゲーム市場では大勝利となりました。これはゲームの話。
次に出たプレステ2は、当時まだビデオテープや一部のマニアがLD(レーザーディスク)をメインにしていた時代に「DVDを再生できるゲーム機」が3万円前後で買える、ということで爆発的にヒットしました。
通常はプレステ2はゲームをするものでDVDも鑑賞できるという考え方ですが、DVDプレイヤーがプレステ2よりやや高価だったため、ゲームもできるということで購入したゲーマーではない一般人が多かったのです。(関係有りませんが、私が所有しているPS2は3000番)
今回は発売当初5万、しかもHDDが20GBのプレステ3が29,800円になりました。既に発売されており、一時はTSUTAYAで品切れもあったようです。
プレステ2の再来、Blu-Rayの時代が来るのでしょうか。
圧倒的に少ないブルーレイ用ソフトと用途
何本かは知りませんが、私が現物を見たことが無い程度なので相当出回っていない。または種類が少な過ぎるのかと思います。調べずとも、CMやレンタルショップなどで規模は知れています。
DVDの時は、私はプレステ2より先にパソコンの5インチにDVDスーパーマルチが刺さっていました。当時は内蔵の激安ドライブが2.3万円、今ならバルクで3千円。書き込みMAX4倍速という、今では考えられない高さと遅さを誇っていました。それでも4GBというバックアップメディアが安いことは魅力があったのです。
HDDも40GBで普通に2万円、120GBはセレブ用でした。保存しているデータもさほど大きくは無く、メディアもCDの容量(640MB)で比較するとDVDの方が安くなりつつある頃だったのです。
ブルーレイにそれは有るかと言えば有りません。
HDDは暴落し、今では1TBが1万円を切っています。バックアップするならHDDを複数買えば簡単かつ高速。しかも書き換えも自由に出来ます。更に言えば重さはあれど嵩張らない。ここに50GBだろうと何倍になろうとブルーレイは選択に無いのです。書き込み2倍なぞ、どうしろと。
メディアはまだしも高額ドライブ
未だ普通に内蔵でも2万円前後はしています。ドライブそのものの性能は低く、CPUまたはVGAが有る程度よろしく無ければコマ落ち祭り。ハードウェアに依存し過ぎなのです。
書込速度が発展途上、しかし2万は惜しくは無い、そう考えてもCore2でオンボードのギリギリを行くならば、目的は何か今一度考えましょう。バックアップではコストや速度の面で使い物にならない。
地デジを録画など考えられるかも知れませんが、それをやるならHDDの1TBを2本買えば2万円で釣りが来ます。焼き(書込)を失敗することも無く、消せばスペースを再利用でき、速度も速い。
プロで無ければ画質の差に価値が見えない
素人目に見ても綺麗な事は認めますが、何げ無く見る映画をDVDで観ることと、ブルーレイで観ることの差は何でしょうか。フルHDの液晶やセレブなテレビならば差は歴然、かも知れませんが、それは本当に必要かと言えば一部の何かをじっくり観たいマニアだけと勝手に思います。
地デジ終了までアナログマテレビで結構と思っている私が書いては説得力が有りませんが、近所で「ブルーレイすげー!」という声は聞けず、発売されて3年以上経っているにも関わらず、凄さが語られていません。
ようやくPS3が実売2万円台となり買っても良い価格、それに併せて普及が見えるならば他社の再生専用機も値下がりするかと。録画まで考えるとHDD付きとなり、やはり10万円に近付きますが、良いテレビを持っているなら手を出しても良いかも知れず。
しかしパソコンではまだ買ってはいけない。
プレステ3が売れまくり、メディアがDVDからブルーレイに移行するまで待つのです。
それは待ち過ぎですが。
今パソコンを買うなら、折角だからパパ地デジとブルーレイ付きを買っちゃうぞ、ならば止めません。しかし地デジはまだ良いとしてもBlu-Rayを何に使おうとしているのか、もう一度考えましょう。
高いだけで使い道が狭すぎるのです。
BTOや自作改造なら、良い雰囲気になった頃にパソコンの保証は切れ、ドライブは値下がりし交換するのが正解でしょう。その頃には1万円を余裕で切り高速になり、ソフトなども安くなっているはずです。
なっていなかったらBlu-Ray自体が失敗なので次に期待しましょう。しかし、これ以上大容量の映像に何の意味や価値が有るのか。興味の無い私が言っております。
<追記>
PATAですがノート用の激安ドライブが出ているようです。UJ-120はパナソニックなので質も問題無いでしょう。試しには最適ですが、再生できるかはスペックと要相談。
【ノートPC超改造】ノートをブルーレイ対応に改造する :教えて君.net
http://www.oshiete-kun.net/archives/2009/09/pc_25.html
リンク先はレバーでロックを解除していますが、ノートの光学ドライブの外し方は、前もってEjectしておき底面のビス1~3本を外してトレイをコンコンと引けばスコっと外れます。自己責任でどうぞ。
ヒツジ先輩様 今日は
ブルーレイの必要性については同感ですが、ハードに対する認識には異論があります。
昨今のハードを見るとatomですらIonプラットホームでは十分な再生能力を有します。
ましてデスクトップPCであれば古い機種でも現行品のローエンドクラスのグラボを搭載すれば十分再生可能となりますし、最新のオンボードグラフィックスを搭載していれば、グラフィックボード自体必要としません。
液晶モニターにしても21インチ以上のサイズの現行品ではフルHDがトレンドとなっており、1万円台で十分入手可能となっています。
上記のようにハードウエア自体のハードルはかなり低いようです。が、ブルーレイの普及を妨げているのはBカスに代表される意味のない著作権保護政策でしょう。
私のPCには地デジチューナーボードを差しており、地デジ録画マシンとなっています。
フルHDで録画したものはさすがに綺麗でアナログには戻れません。
しかし、録画したものは「見て消し」をくりかえしています。
これは保存するほどの番組が少ないという事もありますが、上記著作権がネックになっているためです。
これば無くなって自由に焼くことが出来るようになれば、DVD並みに普及すると思います。
数が出ればドライブ・メディアも安くなると思います。
(これもDVDと同じでしょう)
長々と失礼しました。
その考え方は大有りです。
私の考えを続けると、これはやはり個人差や価値観。
・BluRayの映像が生かせる程のモニタか?(アナログ(D-sub)接続では意味無し)
・BluRayメディアを購入してまで欲しい物が有るか
・結局、地デジが欲しくなったり派生して散財するには早く無いか
モニタを買い替えると最近のフルHDなどは解像度が高く、出力と合わず映らない。そこまでは行かないまでもボケるものが有ります。入力がDVI、出力がDsubのみならアウト。グラボの買い替え、買い足しをすれば良いですが、合計3万程度は必要かと思います。
BluRayドライブの価値として私が否定する理由は、今DVDを使っていない事が挙げられます。私はバックアップはHDDにしているため、DVDでのバックアップは更新せず滅多に取り出さないものしか無く焼く機会そのものが少ない。購入したDVDソフトや映画のバックアップという考えも有りますが、安物のDVDメディアは劣化がひどく、2~3年経つと結構な確率で読めなくなります。単価30円を選んでいることにも問題が有りますが、それ以上出す気になれない。
全く主観ですが、BlyRayが本当に必要になる時は、TSUTAYAのようなレンタル店でDVDの3割以上のタイトルが揃った頃、またはDVD並にドライブとメディアが安くなる。コピーガードを突破する馬鹿者が活躍する。この3点では無いかと。特に最後は地デジも関連するため、イタチゴッコが本格的に始まれば普及するかと。となればまだ早いという結論です。必要なら買えば良いし要らないなら待てば良く、しかし迷っているならまだ待とうということです。
異論ありがとうございます。
記事を書いていて良かったと思えるコメント。