最近とは3月中~下旬頃。
AMDの高性能CPUなRyzen 7発売、グラボはGeForce GTX 1080 Tiの登場、BTOメーカー各社からゲーム用と思われるPCが立て続けに発売。ゲーマーでは無い人も何となくでお読みあれ。
適当に見て参りましょう。
最近出たBTOパソコンは高性能重視志向
メーカー別にて4種類。
パソコン工房
ユニットコム~Ryzen 7 1800XとGTX 1080搭載ゲーミングPC-PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/nishikawa/1051216.html
プレスリリースでこの画像ならパソコン工房上手い、と思えたけれど、これはレビューなので、おそらくPC Watchが撮影したのでしょう。
毎回のように思っていた事は、側板を閉めた状態の画像に何の意味も無さそうな上、モニタ別売りなのに横に入れて撮影する意味が解らない。
上の画像のようにサイドパネル無しで左斜めから撮影すれば、立体感が判る上に、この画像なら電源が下でおそらく底面吸気の後方排気、ストレージ(HDD)は裏配線状態で向かって右サイド側に端子があるのだろう、とか情報量が多い。
「この状態で届くと思われても困る」と言うならばそんなわけは無い。販売ページはフタ閉めた画像だろうし、開いたプレスリリース用ならば「内部構造はイメージであり変更する可能性あり。サイドパネルは閉めてお届け」などと書けば良いだけ。
話を戻すと、CPUはAMDの新製品なRyzen 7シリーズ、今のところ最高性能な1800Xと、なぜか上から1ランク下げたGTX 1080無印が標準。価格差3万くらいとするなら、22万も25万もそう変わらないのでは。
カスタマイズに1080 Tiがあるのかと思えば無し。無印で良く、GPUがAMDでは無くCPUがAMDでも良い人ならば選択肢としてはアリかと。
SSD標準+HDD 1TB搭載なので、ここはぜひ1TBをもう1台追加して欲しいところ。もちろんバックアップ用。
ユニットコム、VIVEセットのGTX 1080搭載ゲーミングノート-PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1051028.html
最近はマウス以上に、というか国内BTOメーカーならパソコン工房がゲーミングPCに最も力を入れている印象のある、こちらもGTX 1080搭載仕様。
「でもノートだからグラボ性能が・・・」はGTX10シリーズには当てはまらず、デスクトップPC用1080と同じくらい高性能なので、ノートだからは当てはまらない。
17.3型かつ高性能グラボ搭載なので重量級、重さ約4.3kgは下手するとスリムPCに近いレベル。バッテリ2.6時間もアテにならないのでUPS(無停電電源装置)内蔵と思えばよろしいかと。
価格はもちろん、売る気あるのか不明になる税込約38万円。
冷静に考えてみましょう。デスクトップのRyzen 7 1800XとGTX1080搭載で約22万ならば差額は16万円くらい、という事は1080 Tiにすると25万として、SLI(1080 Tiの2枚挿し)にしても36万円くらいになると思われ、いかにノートがコスパ悪いか良く判る。
という考え方をする人はゲーミングノートとか要らないだろうから、おとなしくデスクトップPCをどうぞ、という事でしょうな。
マウス
G-Tuneの新ゲーミングPC「NEXTGEAR-SLIM」 - GAME Watch
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1049077.html
マウスにしてはラリった製品、が第一印象。
しかし記事を読みつつ画像を見て行くと、最後に貼ってあった上のイメージが分かり易いと思う。リビングの大型テレビに接続し、PCゲームをしろという。やはりマウスは提案が上手い。
なぜケースを細くしたかはリビング用に見た目重視。
リンク先記事内の画像は細さが分かり易いようにかケースが全て立っているけれど、これ、可能ならば寝かせてHDDレコーダの上とかに重ねると見た目も悪くない、圧倒的スマート。
CPUにはCore i7-6700HQ、グラフィックスチップにはGeForce GTX 1070が採用
なぜケースが薄いかは部品がノートだから、ですな。
しかし、ゲーム用ならばCPUよりグラボ重視。こちらもモバイル用GTX 1070と思われるものの、1080同士に近いレベルでデスクトップPC用1070と同じくらいの性能であり、リビングでゲームしたいなら最適。
1箇所、間抜けに感じた仕様はバッテリ内蔵。停電するとモニタ消えるのだから、本体のみ動いていても意味無いと思うのだけれども。
マウス、GTX 1080 Ti搭載モデル追加 | マイナビ
http://news.mynavi.jp/news/2017/03/15/170/
水冷来たか?と思えば来ず。
記事読む前、構成を確認せず貼ってしまったので、「やはり来たかGTX 1080 Ti水冷版」と書こうとしておりました。
良く考えると、まだファウンダーズエディション(リファレンス、NVIDIA純正設計)しか出ていないのだから水冷化は先の話と気付いたので終わり。
DELL
デル、Skylake搭載のALIENWARE Alphaを国内投入 - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1051682.html
画像は小型デスクトップAlphaの方では無く17型ゲーミングノート。
主な仕様は、17.3型WQHD(2,560×1,440ドット)120Hz TN液晶ディスプレイ、Core i7-7820HK(2.9GHz)、GPUにGeForce GTX 1080(8GB GDDR5X)、DDR4-2667メモリ8GB×2、256GB PCIe SSD+1TB HDD、OSにWindows 10 Homeを搭載。
パソコン工房の17.3型より性能やや上、その割に価格は32万円くらい。但し、掲載がまだなのか構成変えたのか、1080標準のモデルは見当たらず、カスタマイズして約32万円。それでもPC工房より安い。
なぜ価格差が出るかは、DELLはノートを(ほぼ)自社製造しているに対し、パソコン工房はベアボーンという本体部分を中国などから仕入れて部品を載せるので割高になってしまうのかと。
Alienwareはアリエンワーと言われるほどバカ高く変なデザインのゲーミングPCが多いところ、これならあり得るわーなのか。
ゲーム用に30万も出せる人は希少種だとは思う。
Dell、世界初32型8K液晶ディスプレイ発売~4,999.99ドル-PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1051191.html
パソコンでは無いけれどDELL製品なので紹介。
4Kとか5Kとか言っている現在で8Kは凄すぎる。価格も5千ドルなら55万円くらいと凄すぎる。
解像度は4Kモニタ4枚分、フルHDならば16枚分という超絶高画質にて、物理的なサイズで当てはめると4Kならば16型ノートサイズ、フルHDは8型タブレット状態。
4Kの時もそうだったと記憶している、DELLは高性能モニタのリリースが早いですな。この後にLGとかが続いて値下がりして行くのでしょう。
いくら値下がりしても要らない物は要らないけれど、必要ならまだ待ちかと。
サイコム
サイコム、ハイエンド機でGTX 1080Ti選択可能に - 週刊アスキー
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/393/393771/
水冷の文字があるものの、それはCPUの話。
やはりこちらもまだファウンダーズ~なGTX 1080 Tiなので水冷化待ちでしょうな。なぜ水冷にこだわるかは、以前書いた1080 Ti記事をどうぞ。
一言でいうと、「空冷では冷やしきれずサーマルスロットリングが発生しそう」な為。※冷やし切れず性能ダウン
国内BTOと大手は上手く棲み分けできている
と改めて思った。一般向けPCの場合。
- ノートPC・・・高機能なら大手、高性能や低価格はBTO
- モバイルノート・・・軽量高級品は大手、低価格はBTO
- 一体型・・・大手
- デスクトップ単体・・・BTO
かぶっていないわけですな。
法人向けは分けるまでも無くほぼ全てが大手で、見出しで「国内」と付けたようにDELL、HP、Lenovo辺りはBTOであり大手を兼任。DELLとHP基準ならば法人向けが8割前後と聞いているので、国内BTOと大手どちらとも競合しているとも言えるけれど。
また、売れ方の違いも分かれているはず。
- 大手メーカー・・・他人から勧められて買う事が多い(と思う)
- 国内BTO・・・自分で探して買う事が多い(かも知れない)
大手の他人とは主に店頭の店員を指しており、自力で価格コムなど調べてNEC製品を買う人が居るとしても少数派かと。
また、私のようなPC変態な知り合いが居ない人は、BTOの場合は存在を知り自力で調べて選ぶパターンが多数派になると予想。
何が言いたいかはここ数年、ドスパラが以前と比較するとプレスリリースを撒かなくなっており、やる気無いのか?と思っていたけれど、必要性に疑問を感じているのでは無かろうかと思った。
例としてプレスリリースをオンライン経由で頻繁に送信するならば、最低2人の人員が必要になるはず。プレスリリースを作り、相互で校正しなければならない為。
デザイナーなどが兼任すれば良いとしても、販促要因2人雇えば正社員だろうから毎月50万円以上の人件費を要するとしたなら、月50万円以上の利益を出す為に何台のPCを、総額いくら売り上げるかと思えばコスパ悪そう。
しかしプレスリリースというものは、ブランドの存在を広く認知させる役割もあるわけで、せめてマウスくらいの頻度は必要な気がする。
最近、私の目に付いたブランドの数の多い順おおよそ。
- パソコン工房>マウス>DELL>サイコム=ドスパラ
とりあえずパソコン工房は、ユニットコムなのかiiyamaなのかレベル何とかなのか、私でさえ良く判らなくなっているレベルなので、どうにかした方が良いと思ったけれど余計な世話ですな。
>側板を閉めた状態の画像に何の意味も無さそう
閉めた状態で分かる事といえば、側板が透明か否か、エアダクトの有無くらいですかね。
>モニタ別売りなのに横に入れて撮影する意味が解らない
あれを見るたびに「※モニタは別売りです」の文字を探さなくてはならず手間ですから、止めて欲しい限り。
>重さ約4.3kg
重めのノート2台分くらいですか。10万くらいのノートと比べれば、重さは2倍、性能は1.5~2.5倍、価格は3.8倍と、コストパフォーマンスが良いのか悪いのか分かりません。
私は15万円のノートを2つ買う方が理に適っています。
>G-Tuneの新ゲーミングPC「NEXTGEAR-SLIM」
本体が薄くて小さめだからこそ、太いケーブルの存在感が酷いですね。リビングで使うなら、PC本体はテレビの裏側に隠して置いた方が、特にゲームプレイ時は邪魔者が目に入らず集中しやすいやも。
>Dell、世界初32型8K液晶ディスプレイ発売
デジカメだと8Kくらいの撮影サイズで撮れるモデルもありますから、映すモノが無い訳でもありませんが、いま買っても無駄遣いになること請け合い。