最近発売のBTOパソコン12月上旬分。
今回は年末に備えて抑え気味なのか6記事程度しかニュースリリースが見当たらず、逆に既存モデルの売出し時期なので新製品とか出していられないのだろうか?と思った2018年の終わり頃。
適当に見て参りましょう。
最近発売のBTOパソコン(2018年12月上旬)
4メーカー6記事分。画像は特徴的なモノや意味のある部分だけ。
パソコン工房
Celeron N4100搭載の11.6型モバイルノート ~10万円台の6コア/12スレッドCore i7ノートも - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1157329.html
なぜ分けない。
Celeron NとCore i7の6コアは性能が雲泥の差であり、どうしてプレスリリース分けなかったのか不思議過ぎるパソコン工房。社長交代から何か雰囲気おかしい気がするのは気のせいだろうか。
新代表の挨拶文より一部。
(中略)
体育会系風にて嫌な予感。
source:パソコン工房が半期決算セールを開催中(2017年3月)
なぜそこへ突っかかるかは、Celeron Nノートとi7な6コアノートでは全く用途も意味も違う、その割に混ぜてプレスリリースしたのは中の人によるやっつけ仕事にしか見えないため。PC Watchが2つのリリース記事を混ぜるとは思えない。
話を戻すと、クソ性能なCeleron NノートはSSD搭載で5~6万円。11.6型モニタでHD解像度(1366x768)は良いとしても、「持ち運びに好適」としながらバッテリ駆動5.4時間はどうなのか。
i7搭載の方も何か変。
6コア/12スレッドのCore i7-8750H(2.2GHz、ビデオ機能内蔵)を搭載しながら、10万円台からという低価格なノートPC。
グラボ非搭載でSSDと一部モデルのメモリだけ容量や性能が上がり万単位で高くなるスタイルは、売りたい側が売りたい仕様にしたとしか感じず、買われる仕様はこうだろう?感がございません。
スルーするべき2種類。
デスクトップ向けCPU搭載のノートPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1157873.html
これもよくわからない、なぜ作ってしまったのか不明な迷品。
Core i5モデルの場合、GPUはGeForce GTX 1050 4GB、ストレージは250 GB M.2 SSD、Core i7モデルの場合、GPUはGeForce GTX 1050 Ti 4GB、ストレージは500GB M.2 SSDを備える。
11~13万円クラスのノートPC、GTX 1050がどこで生かされるのか謎すぎ、ゲーム用として1050 Tiはギリな印象があるけれど、13万円も出すなら1060搭載ノートもあるわけで、なぜデスクトップ用Core i5-8400を採用したのか不明すぎる珍品。
デスクトップ用CPU搭載言いたいだけとしか。
最安のCore i3搭載だけはわかる。
Core i3-8100を搭載した「STYLE-15FH039-i3-UHEX」が発売。価格は75,578円から。
税別7万円と言いたいメモリ4GB、SSD 240GB、無線はac対応でBluetoothが5.0なので現状最新。
しかしデスクトップ用のTDP65WもあるCore i3なためかバッテリ駆動時間が烏約4.2時間と短めに。15.6型は半固定設置と思えばアリだろうか。
ゲーミングPCと普通のノートの隙間を埋めたつもりなのだろうか。いずれにせよ誰向けなのかが不明過ぎる3機種。
マウスコンピュータ
マウス、LTEを搭載可能な13.3型ノートPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1157853.html
安定のマウスは安定したビジネス向けノートを引き続き展開。
4GBメモリ/64GB SSDを搭載する「m-Book J321EN-S64」が47,800円から、8GBメモリ/240GB SSDを搭載する「m-Book J321XN-S2」が64,800円から。
買うなら後者。
メモリ4GBで足りる用途だとしてもSSD 64GBが仕事する上でで足りるかは不安になるしかなく、差額1.7万というか、価格よりもSSD容量の差がデカすぎて64GBの方は当て馬なのかと思った。
Windowsが20GBくらい使用する、と言えばわかりやすいかと。空き容量44GBと220GBな感じ。メモリ容量が違うので実際には220GBも空きはないとしても、それにしても仕事で二桁GBの空き容量は厳しい。
わかる人なら安い方、無難に行くなら高い方。
BTOでのカスタマイズに対応し、SIMロックフリーのLTE通信モジュールが選択できるなど、
LTEをぶち込むと+7,800円な割安カスタマイズなため、+8千円してでもキャリア回線で接続したいならアリ。LTE付けないなら他のノートも探すべき。
この機種は私が勝手に仕事用だろうとしているだけでMouse Proシリーズではないためマウス的には個人向けであり、個人向けとしても需要はあるのだろうか?と試している気がする。
フロンティア
Windows 10 Pro搭載で税別29,800円の10.1型2in1 - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1157186.html
またこの手のタブレット2in1推しかと思いきや、キーボードに特徴。
そのようなことは一切書かれていないけれど、PC変態の兄貴達はキーの形を見て「お?」と思ったかも知れない。アイソレーションではなくパンタグラフを思い出させるデザイン。
CPUにAtom x5-Z8350(1.44GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、ストレージに64GB eMMC、1,280×800ドット表示/タッチ対応10.1型IPS液晶ディスプレイ、OSにWindows 10 Proなど
「3万円ならこんなものか」「Windows 10がProならOK」「10.1型をパソコンとして使える」などと言われる営業員用としてはコスパ良好。但し上記性能の意味がわからないなら大人買いすると後悔する、社員に恨まれそうなクソ性能。
本体の重量は約595g、キーボードの重量は480g
本体は10型としては頑張った軽量、に対してキーボードは重め。
実際にアイソレーションではなくパンタグラフ並にキーストロークが深くて打ちやすいのか、とか、触れてみなければわからないハードルはあるものの、モバイル2in1が3万はコスパよろしい。
但し、CPU性能の見当が付く人以外は手を出すべきではないでしょう。
10コア/20スレッド動作のCore X搭載高性能PC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1158438.html
「ヒツジ先輩、機嫌悪いのか?」と言われそうな品々の数々。
税別直販価格はCore i9-9820X搭載機が239,800円、Core i9-9900X搭載機が289,800円。
CPUの型番最後にXが付くと簡単に言えばハイスペック変態向けの意味であり、この両機種もご多分もれなく変態仕様。
ながらグラボは24万の方がGTX 1060、30万円近い方がRTX 2070という、「なぜそのCPUでそのグラボ?」とインタビューしてみたくなるアンバランスさ。
i9-9820Xの単品価格は11万円に対し3万のGTX 1060標準とか、同じく現在13万円級のi9-9900Xで7万円クラスのRTX 2070標準はどうなのか。
インテルは自作PC向けな単品でのCPU放流数を絞っているらしいため、ここぞとばかりにベンダー(BTOパソコンメーカー)としての優位性を主張していると見えてしまう。
という個人的な感覚は置いておくとしても、バランス悪すぎ、CPUがオーバースペックすぎる、またはグラボが貧弱すぎる標準構成。量産系BTOメーカーがこんなアンバランスで標準にするべきではないかと。
24~30万近く出してゲーミングPC欲しいならば、CPUはXの付かないCore i7、グラボはGTX 1070以上、24万も出せば1080 Tiか2080を目指せる。
ツクモ
ASCII.jp:Core i9-9820X搭載VRや4K対応ワークステーション
http://ascii.jp/elem/000/001/785/1785615/
ラストはツクモ、安定の作ってみました状態。
インテル Core i9-9820XプロセッサーとNVIDIA GeForce GTX 1050 Tiを搭載したワークステーション。
価格は32万円少々。フロンティアのリリース記事とかぶる感ございます。
フロンティア。
4K解像度でのクリエイティブな作業や、ゲームをプレイしながらのストリーミングなどに好適とする。
ツクモ。
高い処理性能が求められるコンテンツ制作やVRや4Kビジュアルなどに対応できるという。
というからには、VRとか4K用にはCPUだけバカ高い性能(主にコア数)が必要ながらグラボは貧弱なモノでも良い、という提案なか本当にそうなのか。それが正解ならマウスがDAIVブランドで出していると思うのだけれども。
フロンティアとツクモはどちらもヤマダ電機の子会社ながら偶然の一致と思われ、CPUとグラボによるアンバランス以外のパーツは全然別モノ。
もう一度。
「ヒツジ先輩、機嫌悪いのか?」と言われそうな品々の数々。
私は過去10年以上、当サイトの記事を感情で書いたことはございません。
かつての威光ない迷走感あるここ数年のドスパラ
独断と偏見で勝手に評価。
- 用途次第で大アリ・・・フロンティアの2in1 ※キーボード次第
- 納得の構成・・・※なし
- ワケガワカラナイヨ・・・※その他ほぼ全部
大荒れすぎる2018年12月上旬。
まともな発想や思考回路な製品はマウスコンピュータの「カスタマイズで」LTEに対応するノートくらいで、フロンティアの2in1は激安ながら肝心のキーボードがどうなのかわからないので全体的に何とも言えず。
ところでドスパラ、と言えば大昔の名前はDOS/Vパラダイスで、それが省略されドスパラになったであろう話を知っているなら私と年代近いかも知れない。
大昔のドスパラと言えば秋葉原と言えばドスパラかツクモ(当時の九十九電機)な印象があるものの、今のドスパラは当時の面影さえ感じない。
ドスパラで買った16万の最新GPUが初期不良 店側は「問題なし」で修理を拒否 同店に買い取り依頼をすると「不具合あり」で210円査定 | ゴゴ通信
http://gogotsu.com/archives/46118
3行にするまでもなくタイトルだけで中身がわかってしまうレベルな不祥事。SNS(Twitter)で炎上したのでお詫び、燃えなければ詫びるつもりはなかったのでは?と疑える別の話はこれら。
加えて12月上旬のニュース。
ドスパラ、最大5%ポイント還元などさまざまな特典が受けられる「ステージアップ制度」導入 - エルミタージュ秋葉原
http://www.gdm.or.jp/pressrelease/2018/1205/286249
もはや何屋なのかわからない。パソコンを売るついでにサブスクリプション事業による月額集金ビジネスで生き延びるつもりなのだろうか。
私はドスパラ製品が悪いと書いたことは多分ないと言えるほど「お前らが情弱なだけ」と一蹴も二蹴もした。
しかし送料無料が数年前に終わり、長期保証が値上げされ、挙げ句の今年はSSD問題を放置し続けながらも炎上したなら詫びるグラボ不具合とか、製品とそれ以外の部分でも何しているのか何されるのかわからないような企業はどうなのか。
この件はまた改めて書く。私が勝手に信用信頼していただけとも言えるけれど裏切られた感がひどい。
その他、ドスパラ以外のBTOメーカーで今年最大と思う燃料メールを受信中なのでご期待せずお待ちしてどうぞ。※元BTOメーカー社員?(確認中)からのタレコミ情報がひどすぎて笑えないレベル。
>なぜ分けない。
社長「たくさん種類があると幅広い需要を満たせて良いだろう?」
社員「そうですね」
社長「たくさん種類があるとニュースのボリュームも出るだろう?」
社員「そうですね」
社長「だからプレリリースには大量のモデルを投下するぞ」
社員「そうですか」
こうですか分かりません。
>Celeron NとCore i7の6コアは性能が雲泥の差
最下位が5.4万円、最上位が14万円と価格も差が大きいですね。
>なぜデスクトップ用Core i5-8400を採用したのか
パソコン工房ってそういうカテゴリありますし、得意分野なのでは。電力も性能も我慢しないデスクトップ用のCPUが欲しいけれど、本体は小さいノート型が欲しい方の需要を満たすためとか。
パソコン工房【公式通販】|デスクトップCPU搭載ノートパソコン
https://www.pc-koubou.jp/pc/desk_cpu_notepc.php
>Windows 10 Pro搭載で税別29,800円の10.1型2in1
キーボードの仕様を見ると「パンタグラフ」「キーピッチは15mm」「キーストロークは2.5mm」だそうで。小型ノートのパンタグラフとしては一般的。デリートキー周辺がやや特殊配置ですが、それ以外はオーソドックスな配置ですから打ちやすいと思います。
AtomPCですから私は買いませんが。
>ステージアップ制度
現金プレゼントまで行くと経営に不安を抱くレベルですが、現状は「どのくらい会員を特別扱いすれば新規会員が増えるのか」を試している程度としか感じませんので、今のところ私はまだ十分に面白がって見ていられるレベルです。