HSPM発動によるまさかのパート3。
その1は最安パーツでエア自作PC、その2ではライトユーザ向けへと仕様変更。そして今回は最安構成を私用にするならどうなるかという、誰得なテーマでエア見積もりしてみる次第。
今回も全部新品、有る物流用の2パターンにて。
最安構成をヒツジ先輩向けへパーツ変更し試算
最安構成の一覧。
- CPU:インテル Celeron Dual-Core G3900 BOX(4,082円)
- クーラー:※付属のインテル純正
- マザー:ASRockH110M-HDV(6,760円)
- メモリ:CFD D4U2133PS-4G [DDR4 PC4-17000 4GB](1,937円)
- SSD:Patriot Memory Blaze PB60GS25SSDR(3,980円)
- 光学ドライブ:※無し
- 電源:サイズ Ichi Power IP250B(2,777円)
- ケース:ENERMAX Fulmo.Q ECA3360 ドスパラ限定(3,490円)
さて、これを私用にするとはどういう事か。
トリプルディスプレイ対応とか言い始めたり、CPUはCore i5以上で無ければ不安などという言い訳は置いておき、普段やっている事、主な用途に合わせた仕様へ変えて行く事にしたい。
過去1ヶ月以内に使ったものは以下。
- ブラウザ:Chrome、Firefox、Brave
- 画像系・・・GIMP、PhotoShop、ACDSee、Excel
- 連絡系・・・Beckyメーラー、PC用LINE
- その他・・・RealTemp(CPU温度計)、FileZilla(FTP)
PhotoShopがPC性能必要なくらいでほぼライトユーザですな。というわけで、敢えてCPUはCeleron G3900固定としましょう。おそらくPhotoShopの起動やバッチ処理が遅くなる程度。
ヒツジ先輩向けへ仕様変更
やはり価格コムを参考に。毎回リンク貼るとか面倒過ぎるのでパソコンコーナーへ接続。
価格.com - パソコン
http://kakaku.com/pc/
ここから、手持ちのパーツは何も無いものとして。
CPU:インテル Celeron Dual-Core G3900 BOX(4,082円)
変更しないと上で書いた通りそのまんまで。
クーラー:虎徹 SCKTT-1000(3,363円)
CPUクーラーは価格コム人気1位の大きめなサイドフロー虎徹にしたい。
簡易水冷はさすがにやり過ぎなので自粛。
しかしこれでもCeleronにこれはもったいない、インテルの純正で充分に冷えると思われるものの、現在の環境がCPUクーラー擬似ファンレスな上、全てのケースファンの回転数は1千未満(300~800rpm)となっており静音慣れしてしまったので妥協出来ない。
一度静音化してみると解る、スピーカーでBGMを流している時にパソコンから風切音が聞こえない環境は凄くよろしい。
安い割に高性能。
サイズ
- 130(W)×160(H)×58(D)mm(ヒートシンクのみ)
- 120×120×厚さ25mm(搭載ファン)
ファン回転数
- 400±200rpm ~ 1400rpm±10%
ノイズ・風量
- 5.3 ~ 28.0dBA / 20.7 ~ 79.0CFM
source:株式会社サイズ | 商品詳細 |虎徹
高さ16cmなので安物なPCケースでは入らないかも知れない。回転数1,400以下は12cmファンのお陰。回転音が30デシベルを切る割に79CFMは素晴らしい送風力。
マザー:ASRockH110M-HDV(6,760円)
変更せず、最安パーツ構成と同じASRockのH110で結構。
DVDとか使わないのでSATAが4本を超えて必要になるとは思えず、ゲームしないのでPCIeもおそらく使わない。Celeronをオーバークロックするとか聞いた事が無く、そんな事をするくらいなら最初からPentium以上にするものでしょう。
メモリは最大32GBに制限されるもののそれ以前に16GBさえ不要。1枚あたり8GBが最近安いのでスロット2本でも16GBは余裕。
メモリ:CFD W4U2133PS-4G [DDR4 PC4-17000 4GB 2枚組](3,866円)
メモリは型番ほぼ同じながら2枚組の方、1枚あたり4GBで計8GB。
手元にパーツ何も無しという条件にしたので2枚無ければメモリが故障した際にパソコン使えなくなってしまう。
今時デュアルチャネルの効果なぞ体感出来ないだろうから、自力で修理しない人は故障率下げる為に2枚より1枚の方が良いかも知れないものの、自分でメモリ抜ける人は1枚抜けば4GB状態で使用可能。
また、動画再生しつつChromeでブログ書きながらフォトショップでバッチ処理とか4GBでは厳しいかも知れないので8GB。これ以上は要らない。
価格は最安のショップが送料別なので3,866円のツクモまたはドスパラ。
SSD:crucialCT500MX200SSD1(16,800円)
SSDは500GB、crucialのMX200。
BESTDOとやらが最安だけれどもカード決済で手数料が盛られたり、カンガルー便は佐川以上に嫌なのでドスパラで結構。あきばおーも確かカード決済は高くなる。
というわけでドスパラですな。
人気14位に14,700円の480GBなBX200も有るけれど、2千円差ならば人気2位の方が安心という日本人感を醸し出しつつ、BX200はTLCなのでMXの方が安心。
240GBクラスで良いと思っていたけれど、試しに入れまくり消さないアプリケーションが結構溜まるので、現在256GB中空き容量が100GBを切ってしまった。
HDDならば良いけれどSSDで残2桁GBは何か怖いので500にしたという。
HDD:東芝 DT01ACA050 [500GB SATA600 7200](4,300円)
バックアップ用にHDDが必要。
もう1千円出せば1TBが買えるけれどSSDが500GBなので500GBで良く、数年後にSSDを1TB以上へ買い換えるならば同時に同容量のHDDを買うと思う。
ツクモとドスパラが同じく最安4,300円。
SATAになり端子が同じなので2.5インチHDDも一応見たけれど、数百円高額だったのでこれで結構。
光学ドライブ:※無し
要らない。
電源:玄人志向 KRPW-L5-400W/80+(3,584円)
前回のライトユーザ構成と同じ物で。
最安の3千円切れるやつはうるさいらしいので、せっかくCPUクーラーを静音にしているのだから電源ファンが激しいのは困る。
グラボ搭載予定は無いのでCPU用の4pinが1個有ればよろしい。安さ重視にて今時電源ユニット重要とか言うつもりはございません。
ケース:クラマス MasterCase Pro 5 MCY-005P-KWN00(17,264円)
ラストのケースはこれで。
「え?ケースに1万7千とか馬鹿じゃないの?」と思ったならそれは違う。
私は今後も自作PCで行くのでケースは半永久的に使う物であり、1.7万円は高くはございません。パソコンの使用にこだわる人が同じキーボードを使い続けるように、自作ユーザは別の超気に入ったケースが無ければ買い換えない・・・人も居るという例。
ケースは迷った。以下2つ含む全3種類が候補。
- クーラーマスター CM 690 III(約1.6万円)
- Fractal Design Define R5 Window(約1.5万円)
何を基準にしているかは主に3つ。
- 裏配線可能・・・メンテナンス性高まる
- 側板が透明・・・ホコリの積り具合が分かる
- 幅20cm以上・・・高さ17cm級の空冷クーラー用
クラマスのCM690 IIIが良かったのだけれども、白と緑は有れども黒が無い。FDの方は廃盤なのか輸入が遅れているのか8割方のショップで問い合わせになっており、3千円プラスすれば在庫があるようだけれども1.5万の物が1.8万は嫌。
というわけでここまでの総額は何と60,019円。CPUが4千円のCeleronで総額6万とかアホかと思われた事でしょう。私も思った。
Windowsを入れるとこうなる。
- PC本体総額・・・60,019円
- 10 Home仕様・・・76,019円
- 10 Pro仕様・・・81,019円
10でHomeは嫌なので約8万円。Celeron搭載で8万円は嫌過ぎ、だいたい自作する人は自分用のメインPCにCeleronとか使わないと思う。
所有しているPCのパーツを流用した場合
このページの一覧を流用し編集。太字のパーツのみ変更。
- OS:Windows 7 Professional 64bit
- CPU:Celeron Dual-Core G3900 BOX(4,082円)
- クーラー:CoolerMaster(Hyper TX3 EVO RR-TX3E-28PK-J1)
- マザー:ASRockH110M-HDV(6,760円)
- メモリ:8GB(4GBx2、PC4-17000、D4U2133PS-4G)(3,866円)
- SSD:256GB(SATA3、crucial CT256MX100SSD1)
- HDD1:250GB(SATA3、ST3250410AS)
- HDD2:4TB(SATA3、MD04ACA400)
- HDD3:3TB(SATA3、ST3000DM001)
- 光学:※無し
- 電源:450W (CoolerMaster GXII PRO 450W RS450-ACAAB1-J1)
- ケース:ミドルタワー(CoolerMaster HAF 912 Advanced)・改
14,708円で終わってしまうという、パソコンでは無くファミコン感。
問題はWindows 7で、これは確かDDR3メモリとセットのDSP版と記憶している為、載らないメモリはケースへガムテープで貼るとか、以下の引出し内へと搭載するしか無し。
- 5インチオープン:引き出し(鎌キャビネットPRO KC02-MBK-5)
という屁理屈が通るならばマジで1.5万円で組み換えが出来てしまう。メモリがDDR3から4へ変わっていなければ1.1万円。
最安構成、ライトユーザ向け、そして今回の費用は以下。上2つはWindows 10 Pro入りとしております。
- 最安構成・・・44,243円
- ライトユーザ・・・56,809円
- 自作パソコン・・・14,708円
Celeron搭載も面白いけれど、私ならCPUとマザーはこれを選ぶかも知れない。
- Xeon E3-1220 v5(3.0-3.5GHz、4コア、8MB、TDP80W)(約2.4万円)
- ASRock Z170 Extreme6(約2.0万円)
しかしXeon言いたいだけちゃわないネタは購入2週間くらいで飽きており、原点回帰的にPentium辺りで良い気がしており、「いつか使うかも知れない」という絶対使わないフラグを立てつつクソ高いマザー買わなくても良いとも思っております。
初のPC自作を試みた際ありそうな失敗(おまけ)
全く判らない状態からなら考えられる失敗例。
- パーツの組み合せが違う
- 物理的に搭載出来ない
- 物理的にぶっ壊してしまう
- 電気的にぶっ壊してしまう
1は、LGA2011マザーに1151のCPUは載らないし、DDR3と4は違うような誤りによる買い物。
2はグラボ購入したは良いけれど長すぎるとかケースの幅が足りず補助電源挿すと側板閉まらない、CPUクーラーのヒートパイプがマザーの部品に干渉、簡易水冷のラジエータがどこにも取り付け出来ないとかありそう。
3は私が昔の手持ちPCでやった事があり、グラボを着脱する際にPCIeスロットのロックが折れたとか取れたとか。修理現場ではユーザがCPUクーラーの足を折られていたり、フロントパネルの内側の爪を折っていたり。
4も私がやらかした事があり、CPUの向きを間違えてフタしてクーラー載せて電源オンにて処刑台状態。修理現場では電源などのスイッチをショートさせたアホ作業員が居たとか、ユーザならばUSBとIEEE1394を逆に挿してマザー壊したなど。
以上のように爪が折れるくらいなら何とかなるとしても、他の失敗は散財コース一直線。
もし自作するなら最初はDELLとHP以外のBTO PC完成品を購入して何がどうなっているのか中を見て、行けそうなら規格とかを学び、失敗覚悟で購入して作業すると良さそう。※DELL、HPはPCケースがオリジナルな物がある
しかし自作PCは車いじりと同じで、安く済ませる為に自分でタイヤ交換したいとかいうものではないと思う。ハードウェアに興味があり、安さではなく逆に金を注ぎ込める人の趣味の一つでしょうな。
>PhotoShopがPC性能必要なくらいでほぼライトユーザ
マジモンのPhotoshopだと、Photoshop CCとLightroom CCが使えるフォトグラフィプランだとか言う、年間契約で月1,000円くらいのプランが安かったですね。こちらソフトをフル活用するなら、CPUがCeleronでは無理があるはず。買い切りタイプで簡易用途のElementsなら、Celeronでも十分。
Creative Cloud の価格とメンバーシッププラン | Adobe Creative Cloud
https://creative.adobe.com/ja/plans?store_code=jp
価格.com:Adobe Adobe Photoshop Elements 14
http://kakaku.com/item/K0000816549/
>CPUクーラー
CPUがCeleronなら、私は「バックプレート固定、9センチのファン、高さ3.2cm、1400回転時のノイズは17デシベル」という、アイネックス製トップフローの「CC-01」という1,800円のファンをお勧め。
価格.com - AINEX CC-01
http://kakaku.com/item/K0000889066/