レノボのIdeaPad Yoga 13、実機レビューその1。
IdeaPad Yoga 13(以下、Yoga13)は半年くらい前に発売のWindows 8用パソコンで、ノート兼タブレットなので当然タッチパネルも搭載した全部入りPC。レノボが本物を貸してくれたので勝手に評価。
いつも通り連載にて「その1」。3回で終了。
以前、同じくレノボからゲームPCを借りてレビューしたけれど、本命はこちら。
私がレノボ製品好きとかYoga13を評価したいと思ったわけでは無く、単にWindows 8のタッチ操作を試してみたかったという、レノボ側の趣旨としては違うと思うけれど、結果として宣伝になる(かも知れない)のでよろしいかと。
OSがWindows 8という時点で叩くに決まっているけれど、Yoga13がどこまで失敗OSをフォローできているかが見もの。
ハードウェアのレビューという事で、価格コムのような考え方なら普通はWindows 8には触れないものかも知れないけれど、Yoga13は8有りきなのでセットとして。
なお、私は広告宣伝するつもりは無く、良いと書けば悪いとも書き、ダメと思ったならこき下ろして終わる、平常運転のヒツジ先輩で参ります。
評価その1は開梱、見た目編。
レノボ「IdeaPad Yoga 13」を開梱、分解は断念
写真は私が9千円のデジカメで撮影している為、何かとご容赦有れ。あまりにも元画像の色がおかしくなっていた写真は色調補正しております。
納品されたダンボール箱を開けると更に箱。緩衝材に挟まれており、これなら佐川急便が少々ぶん投げても大丈夫、かも知れない。
ここからの目薬は大きさ比較用で付属品ではございません。
箱を開け本体を逃した所。省スペースかつ付属品を取り出し易い上手い工夫。
付属品一式。電源ケーブル、ACアダプタ。紙類は保証書と注意書きが各1冊、問合せ先と簡易マニュアルが各1枚。
マニュアルはYoga13の基本的な使い方が図解されております。
表は端子やボタンなどの説明。
本体上空から。以後掲載する写真の中で、これが最も実物に近い色。
大きさの比較用に私が所有している15.6インチのノートと並べてみたところ。左のYoga13は13.3型なので若干小さめですな。左端は30cm定規。
タブレットにもなるのでタブレットやiPod Touchとも比較。タブレットは7インチ。
デスクトップPCしか持っていない人用にフルサイズのキーボードとも比較。
Windows 8を起動し上空から。やたらと色が鮮やかなのは故意ではございません。元の色がおかしく自動補正したらこうなったというだけ。
キーボードはアイソレーションでもストローク(深さ)が浅め。キーストロークというよりボタンを押しているような感覚になるほど浅い。
キーピッチ(間隔)は「せ」と「@」を見ると1.8cmくらいなので、一般的な大きいキーボードと同じくらいですな。
特徴的な箇所はモニタ真下に付いているWindowsロゴのボタン。Yoga13をタブレット状態に変形させた際、キーボードは使えないけれどWindowsキーのみ独立させ使えるという。
これが発売された時に気になっていた部分はヒンジ(モニタを開く際の可動部分)。約360度回転がどのようになっているか、第一段階目は一般的なノートと同じように開いております。
180度を超えた辺りで一度手応えが固くなり、更に折り曲げるとヒンジの更に内側に可動部が有るようで2段階で折り畳める設計となっておりました。初めて見たのでやや驚いた。
タブレット状態にするとヒンジは完全に逆向きに。
ノートからタブレットPCへ変形完了。
Yogaシリーズは4つのモードが有ると謳われており、私が現物を撮影するより分り易いと思うのでイメージを海外サイトから引かせてもらいます。
source:Lenovo Ideapad Yoga 13 convertible Ultrabook | TechnoGiantz
普通にノートか完全に折りたたみタブレットか。または曲げた途中で裏返すとか立てると色々出来ますよという提案。
タブレットモード以外は、キーボードが後ろか下か前かの違いだけで何が便利なのか私には理解不能。狭い場所で動画を見るならテント、くらいしか思い付かない。
大手メディアが発売前に拡散していたレビューには無かったと思う、機能が画面が回転する仕組。加速度センサーが内蔵されているのでしょう。
デスクトップ側も縦になるけれど、縦にして何が良いのか分からないのでスルー。
底面の奥(モニタ)側には排熱口。ファイル操作など低負荷なら熱くなる事は無く、無音に近いほど静音。
では分解、と思いきや全部トルクス(ヘクスローブ)ネジ。
外してみようと思ったけれど、ゴム足の中にネジが有るとか、ケースの爪が割れる設計になっているならアウトなので分解は断念。
レノボ「IdeaPad Yoga 13」見た目編(まとめ)
Lenovoと言えば中国。中国と言えば安物なイメージが有りつつも、元は数年前までIBMの事業という老舗ブランド。
Yoga13に安物感は無く、強いていうなら(私の主観なものの)キーボードをタイピングした感触がやや安っぽい程度。他はHP(ヒューレット・パッカード)製品のような重厚感がございます。
これはどうかと思った点は重量とサイズで、13.3インチとは言え15インチクラスの幅と重量はタブレットPCのようなモバイル端末では無し。
1.5kgをタブレットモードにして片手で持つには無理が有り、タブレット状態の時はテーブルなどに置いて使う前提かと。それなら角度を付けたテントやスタンドモードが良いのでは、という意味でしょうな。
また、デスクトップ画面でタッチ操作する人はまず居ないとし、スタート画面で操作する前提なら、モニタ下部のWindowsボタンは便利。スタート画面へ行き忘れて折りたたみ、キーボードが底になった状態でも瞬時に移動可。
個人的には見た目に文句は無く、重い事を利点とするなら安定感が有るとも言い換えられましょう。移動しまくったり屋外で使う前提のタブレット兼ノートではございません。タブレットにもなるノートPC。
見た目編の現段階では本当にほとんど触っていない為、性能や機能、使い勝手などは次回以降の評価記事にて。
手元に有る IdeaPad Yoga 13 は、2013年6月現在販売している物では無く、1つ前の型番(21912BJ)のようなので現物の仕様を一覧。
- OS:Windows 8 (64bit)
- CPU:インテル Core i7-3517U(1.9-3.0GHz、2コア/HT、4MB)
- マザー:インテル QS77 Express チップセット搭載
- グラフィック:インテルHDグラフィックス4000 ※CPUに内蔵
- メモリ:8GBx1(PC3-12800)
- SSD:128GB
- モニタ:13.3型IPS光沢液晶(解像度:1,600x900)※マルチタッチ
- 有線:USB2.0x1、USB3.0x1、HDMI出力 など
- 無線:802.11 b/g/n、Bluetooth v4.0
- 質量:約1.5kg
- サイズ:幅333 x 奥225 x 高16.9mm
- バッテリ駆動:約7.4時間 ※JEITA測定
貸してもらう条件としてリンクを貼る約束なので、Yoga13が気になるならこちらをどうぞ。11型も出ているのでYogaシリーズへ。買えとか(現段階ではまだ)お勧めと言っているわけではございません。
IdeaPad Yoga シリーズ - ディスプレイが360度回転するノート | Lenovo
http://shopap.lenovo.com/jp/notebooks/ideapad/yoga/
次回はいつも通りベンチマーク編、と行きたいけれど、価格の安さや高性能が特徴のPCでは無い為、ベンチはほどほどにして使い勝手を紹介しつつ感想文を書く予定。
「その2」公開後は、下へリンクが出現するよう設定しております。
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