本日より新Core iシリーズ、Sandy Bridgeが解禁され発売。
1月9日の午前0時1分から販売して良いらしく、既に一部のマニアは自室で籠城がスタートした辺りでしょうか。空気を読まない私は年末に購入したi7-950パソコンで2スレッドしかまともに使ってくれないグラフを見て笑っております。
日曜恒例のまとめ5選、実は5つ以上有る最近のニュースより。
画像少なめな為、文字嫌いならブラウザ閉じる準備をどうぞ。
- ドスパラとマウスがSandyBridge搭載PCを新発売
- 連続読込400MB/秒以上のRealSSD C400が発表
- 転送速度がDDR3の2倍、DDR4メモリが開発完了
- AMDもGPU内蔵APU、NVIDIAとMSはARMが頼り
- SSD6本で余裕の1000超えやクマがやり過ぎな件
ドスパラとマウスがSandyBridge搭載PCを新発売
新製品と言えば、マウス>ドスパラ>パソコン工房の順に放流されますが、これを書いている現在では未だ2社のみ。
それぞれ敢えて特徴的な機種を引かせてもらいます。
マウスコンピューター、Core i7-2600搭載9製品を投入 - ITmedia
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1101/06/news024.html
今回発売されたSandy Bridgeは上位から中くらいまでの性能なCore i7~i5ですが、余裕でスリムケースが出ております。
旧Core i7の870でスリムをどこかで見た気がしますが、Sandy Bridgeでは高性能でも発熱や電力を抑えているという事でしょう。DELLやNECは昔、LGA775のPen4-500番台でスリムをやっていましたが昔話はさておき性能。
LUV MACHINES Slim ~ Lm-iS620X(標準構成:79800円)
- インテル Core i7-2600
- 4GB DDR3 PC3-10600
- 500GB シリアルATAII
- インテル H67 Expressチップセット
- NVIDIA GeForce GT430(ビデオメモリ 1GB)
- DVDスーパーマルチドライブ
- Windows7 Home Premium 64bit
CPUは現在出ているSandy BridgeのK付(倍率ロックフリー、自作のオーバークロック用)を除くと最上位が搭載。
他のパーツは価格を抑えた性能や容量低めなものの、約8万円とは旧Core i5かi7の下辺りが良い所でしょう。
私の脳内価格コム+BTOメーカー計算を適当にすると、上記の構成でCPU以外は約5万円くらい。
CPUが約3万円となり、以前書いた記事(Sandy Bridgeの価格一覧)では約28千円と予想されていた為、マウスコンピュータ頑張っているようです。
とりあえず言える事はスリムは電源の限界も有りお勧めしません。
ドスパラも出しておりノートでもSandy Brodge発売のようです。
ドスパラ、第2世代Core i7/i5を搭載したPCを4モデル | マイコミ
http://journal.mycom.co.jp/news/2011/01/06/033/
価格で言うとノートPCは東芝のdynabook型落ちに勝てる見込みが無いため、BTOパソコンとしてノートは触れていませんが、新CPU搭載となれば話は別。
Prime Note Galleria MR6(標準構成:価格未定)
- CPU:インテルCore i7 2720QM
- マザーボード:インテル HM65 Express チップセット
- メモリー:4GB PC3-10600(DDR3/2GB x2/最大8GB)
- ハードディスク:500GB
- グラフィック:NVIDIA GeForce GT 540M
- LAN:無線LAN 搭載
- OS:Windows7 Home Premium 64bit
全然判りません。
連続読込速度400MB/秒のRealSSD C400が発表
強引に日本語にしておりますが、シーケンシャルリードが400MB/sを超える機種が発表になったようです。
上田新聞:MICRONがC300の後継RealSSD C400シリーズ発表
http://nueda.main.jp/blog/archives/005468.html
現時点で(シーケンシャルが)最速クラスのSSDとしてcrucialのRealSSD C300が大人気ですが更に上を行く速度。発売予定は2011年Q1(1~3月頃)。
一部、省略して引かせてもらいます。
RealSSD C400 (256MBキャシュ*)
- C400V: 64GB、R 415MB/s、W 95MB/s、100米ドル強
- C400 : 128GB、R 415MB/s、W 175MB/s、210米ドル
- C400 : 256GB、R 415MB/s、W 260MB/s、425米ドル
- C400 : 512GB、R 415MB/s、W 260MB/s、825米ドル
* 64GBのみ128MBキャシュ
現在、C300が価格コム最安で64GBが12千円を切れるくらい。高性能が新発売で1万円切れるように見えますが、日本では若干高くなり13~15千円スタートという所でしょうか。
しかし現在のC300最安近くから始まるという事は数ヶ月後には更に値下がり、年内には128GBが15千円を切ると思われ、1GB当たり100円切りに近付くやも知れず。
リーク情報より、昨年末を予定していたらしいインテルの25nmな2.5インチSSDは、現在の80GBが新160GBへ、同じく160GBが新300GBへリプレース(置き換え)される予定と有り、Q1にずれたなら価格的に面白い事になりそうです。
ハードディスクが1GB当たり4円を切っている事を考えると100円切ろうと高額には変わりないものの、当面はシステム用のドライブとしてパソコンの利用効率改善が期待され一般ユーザでも大有り。
BTOパソコンではストレージ(HDDやSSD)の型番が書かれない事が有る為、SSDを載せるなら前もって質問掲示板で構成を相談しましょう。
それとは別でインテルから新しく小型のSSDも発表しておりますが、どう見てもネットブックやタブレット用なので消費者としては直接は関係無さそうです。性能はインテルのオフィシャル(英語)にて。
転送速度がDDR3の2倍、DDR4メモリが開発完了
個人的にはCPUやマザーのソケットより、メモリやグラボの規格の方が買い時の待ち要素として重要。いつまで待つべきかは知りません。
「DDR4」が世界初登場、転送速度は現行のおよそ2倍 - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20110105_ddr4/
自作マニアならHynixで有名なSAMSUNGがやらかしたようです。
Samsung電子のプレスリリースによると、30nmの製造プロセスを用いることで、世界初となるDDR4メモリモジュールの開発を完了したそうです。
デスクトップユーザとしてはメモリの省電力性なぞ知った事ではございませんが、現時点でDDR3の約1.3倍の速度となっており、新アーキテクチャとやらで2倍まで伸びるそうな。
まだ数年先の話では有りますが、DDR4が主流になるとDDR3の価格変動は乏しくなり、現在でいうとDDR3よりDDR2の方が高額という現象が起こります。
Windowsの64bitが普及し、メモリの価格が上がらずメモリをもりもり積む行為が当然となればDDR4全盛期には現在のPCは全部時代遅れになっているかも知れません。が、そこまでメモリが必要と思えないので大丈夫でしょう。
ライトユーザの割に6GBもメモリを積んでいる私に言わせると、32bit版XPが認識している3.28GBでも多過ぎで、RAMDISKの割り当てを4GBまで上げようかと思っているくらいです。
DDR4メモリ128GBでRAMDISKを利用し、データの出し入れとバックアップをSSDとして同期が簡単に出来る時が来そうな気もしますが、そうなるとパソコンより人間の性能の方が問われそうですな。
AMDもGPU内蔵APU、NVIDIAとMSはARMが頼り
珍しくAMDが結構話題になっていると思われるニュースより。
AMD"Fusion"APU発表、DX11対応で10+時間駆動ミニノートも実現
http://japanese.engadget.com/2011/01/04/amd-fusion-apu-dx11-10/
何の事が一行くらいで説明すると、超低電圧でグラフィック機能を統合したタブレットやネットブック用CPUがAPUと称してAMDから出ます。
AMDだから、という良く解らない理由で避ける情弱な私は放置して戴くとして、日本の有名メーカーも採用予定。
Acer, Asus, デル, 富士通、MSI、サムスン、ソニー、東芝など各社から新製品の公表が見込まれています。
東芝までは良いとしても富士通までやるとは、やはりタブレットPC需要用でしょうか。ネットブックのおもちゃさ加減は各社相当に懲りていそうです。
インテル様には御Atomプロセッサーが有る上に、マイクロソフトという独裁社が付いているでは無いかと言いたい所ですがマイクロソフトも寝返った。
先は斜めにARM。
マイクロソフト、次期WindowsでARMプロセッサをサポート-Computerworld
http://www.computerworld.jp/topics/bg/190298.html?RSS
今後のタブレットPCには インテル、入ってない。になりそうな予感がしますが私の勘は凄い勢いで外れます。
次期Windowsという事はWindows8と言われる次の事とすると、インテルやAMDも並行するとなれば、高性能PC用のWindows8と携帯端末でも動けるWin8の2種類。
かと思いきや。
今回発表した新たな展開により、MicrosoftのOSは、ARMプロセッサのような“SoC(システムオンチップ)”プロセッサの時代に入る
キリッという擬音が聞こえそうです。
x86プロセッサは消費電力が多く、バッテリの持ちが悪いのが一因だが、アナリストはOSそのものにも問題があると指摘
ごもっとも。
企業からの注文が殺到しているらしかったONKYOのWindows7スレートはどうなのかというまでも無く、早くもGoogleのAndroidでタブレットPC(via:SlashGear)をやっています。
CPUにはインテル、入っておらず、Tegraプラットフォーム(NVIDIA)を採用。そのNVIDIAは新年早々どうしたか。
NVIDIA、高性能ARMコア Project Denver を発表。ARMと戦略提携
http://japanese.engadget.com/2011/01/05/nvidia-pc-hpc-arm-project-denver-arm/
インテルのGPU内蔵CPUに嫌気が差したかARMと提携。
ARMとの戦略提携により次世代ARMアーキテクチャに基づいた高性能なCPUコアを開発し、GPUと完全に統合されたチップとして製品化する計画
色々書きましたが高性能系、特にデスクトップPCユーザにはマイクロソフト以外は関係無いでしょう。問題はWindowsが7で終わるか否か。
SSD6本で余裕の1000超えやクマがやり過ぎな件
何の事やら判らない見出しですが、ラストはハードウェアなマニア系ニュースとブログ記事より3つ。
北森瓦版 - ASUSのH67搭載“P8H67-M EVO”とMSIのマザー一覧
http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-4501.html
この記事が上がっている事には全公開されていると思いますが、北森瓦版殿の訳で最後に書かれている一行が気になります。
なお、BIOSは全モデルがClick BIOS(=UEFI)となるようです。
Windowsパソコンの起動を10秒以内にするという、パソコン買い時は常時というネタ記事の中に有るやつです。
真面目に一覧を拝見すると、USB3.0は当たり前、SATA3も当然な高性能仕様。デバイス側が付いて行っていない感が有りますが、自作ユーザはようやく新PCの組み立てに取り掛かれそうですな。
何をどうしたらWindowsの起動が高速化出来るかはインテル様達にお任せするとして、次は最近元気過ぎて心配なクレバリーのブログより。
HD6950をHD6970化してみた!【クレバリー】
http://blog.livedoor.jp/clevery_bto/archives/51595185.html
してみたじゃないだろうと突っ込みたい所ですが、折角ベンチマークが3種類上がっているので1つ引かせてもらいます。FF14と消費電力はクレバリーブログにて。
クレバリーからAMD製品が消えないよう祈っております。
ラストの最後は久々に水冷PCの先生が更新。私は生徒ではございません。
ネグロックの補助脳 MegaRAID SAS 9260-8i SGL+Intel SSD X25-M 6台 RAID0
http://neglock.blog66.fc2.com/blog-entry-137.html
人柱のお手本と言いたい所ですが、人柱以前に誰も真似をしないというか個人的にやりたくないより先に出来ません。インテルSSD4本のRAID0より、控えめな方(1000MBx5回)のベンチ画像を1つ借ります。
6本の数値はリンク先にてご確認有れ。
かなり重要と思う体感での速度として感想も書かれており参考になったような、ならなかったような微妙な気分です。
Sandy Bridge解禁にて、ここぞとばかりに買い替える人用としてBTOメーカーやショップを分けると。
- DELL、HP、マウス、フロンティア・・発注が比較的簡単、初心者向き
- ドスパラ、PC工房系、クレバリー、ツクモ・・一応パーツのこだわり可
- サイコム、ショップブランド・・自作に近いカスタマイズ可、上級者向き
最近はPC初心者でもサイコムで購入するパターンが多いようですが、3番はCPUにGPU無しのグラボ無し構成やメモリ無しでも買えてしまうため御注意有れ。
自作ユーザを勝手に仕分けると。
- 短期間で新品パーツを買い足し(自作変態)
- 故障や性能追求でパーツ交換(自作マニア)
- 数年が経過してパーツを流用(自作貧乏)
- 間違えて購入や壊したパーツが自宅にごろごろ(初心者)
私の例では現在3で、MMOをやっていた頃は2、修理現場に入る前は4。質問掲示板で答えてくれる人間は2と4が多い気がします。
1は質問板で答える暇が有るなら自家製ブログやconeco.netでレビューを書いたり。3は自作PCへの情熱が失せている為、要するにこのブログで質問されても私は答える気力がございませんという事にて失礼。
グラボに1万円は惜しいけれど、キーボードは15千円です。
>今回発売されたSandy Bridgeは上位から中くらいまでの性能なCore i7~i5
4GamerだのAnandTechのレビューでi7-2600Kが空冷5GHz、i5-2500Kが空冷4.6GHz
リテールクーラーでも4.4GHz安定のOC耐性
それでスコアが980X越えw、i5-2500Kは定格でi7-975のスコア超えw
この性能で消費電力は大幅減、そして3万円以下の普及価格帯とかもうね。
なんだこのCPUは…あまりにも隙がなさ過ぎてむしろ腹立つレベルw
>全然判りません
をぃw
>昨年末を予定していたらしいインテルの25nmな2.5インチSSD
34nmですけれど、intelの新しい6Gbps対応SSDは出るみたい。
http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-4482.html
いや、1GB百円までは買いませんがw
>ライトユーザの割に6GBもメモリを積んでいる私に言わせると
この前、全力でRAMディスクやろうと思って16GBに換装したんですよ。
そしたら、おそらくマザーの問題だと思うのですけど、OS管理外に拡張しようとすると電源落ちやがるのw
4GB×4枚も買ったのに無駄になるとかもうね。いっそSandy買おうかなw
>珍しくAMDが結構話題になっていると思われる
Sandyが普通にネイティブ6コア凌駕してるとかw
どう考えてもAMD息してないです。本当にありがとうございました。
って話題かと思ったw
>早くもGoogleのAndroidでタブレットPC(via:SlashGear)をやっています
ONKYOはわりとどうでもいいのですが、なんでも地味にAndroid端末が伸びてきてるようで、iPhoneもうかうかしてられない空気が出てきたみたいですね。
>NVIDIA
いいから、オマイらはネタやってればいいんだw
NVIDIA大好きです♪
>USB3.0は当たり前、SATA3も当然な高性能仕様。デバイス側が付いて行って
このせいかどうかは微妙ですが、なんでもSandyの67系マザーはメモリの相性とかが出やすいとかいう話を聞きます。
>クレバリーからAMD製品が消えないよう祈っております
てか、クレ自体が無くなりそうな件w
>人柱のお手本と言いたい所ですが、人柱以前に誰も真似をしないというか
ある意味、ネグロックさんのノリの良さは異常! FF14ベンチとかw
サイコムも Sandy来たね!!
>SSD
データ保存向きなシーケンシャルリード・ライトが速いタイプのSSDについては、私は250GB以上の製品に狙いを絞っています。128GBでも何とか運用できないこともありませんが、やはり心もとないですから
しかしまだ250GB以上は高価ですね。2万円を切る製品が出たら購入を検討予定です
NVIDIAについては、2月号のDOS/V POWER REPORTで面白い記事がありました
何でもNVIDIAはGF100(GTX480)以降からGPU内に書き込み可能の共有キャッシュメモリを備えて、GPU←→ビデオメモリ間の帯域不足を補っているのだそうです。GPU内の共有キャッシュメモリにあるデータを他のプログラムが再利用できるため、GPUコアの性能をより多くの場面に活用できる、と
ちなみに同技術をSandyBridgeでも採用していんだとか
正直4割くらいしか中身が理解できませんでしたが、とりあえずこのマルチスレッドに頼らない帯域不足対策が有用なため、特にスパコンではNVIDIAのGPUが多く採用されているらしいです
>Prime Note Galleria MR6
>CPU:インテルCore i7 2720QM
>グラフィック:NVIDIA GeForce GT 540M
モバイル用のすべてのSandyにはHD3000が搭載されるそうですが、見事に外部GPU積んでますね。HD3000はゲーム向けというわけではないので、これはゲーム用なのでしょうが、540Mはミドルクラスで性能はそれほどでもないとか。お得意のNRTだと言う話も。
CPU単体としても高性能低消費電力ではありますが、Sandyの目玉は内蔵GPUの性能だと思うので、外部GPU非搭載のノートを最初に出してほしかったなと個人的には思います。買いませんけどねw
CPUはよくてもチップセットがちぐはぐな感じがするSandy。
Ivyがこなれたら本気出す!
> TakaQ さん
落ち着け(笑)
Prescottに悩まされた私らが向かう先はクロック周波数至上主義では無く、あとはわかるな。ヒント:アンダークロック(キリッ
SSDはインテル様のX25M 80GBが何故か手元に有ります。
個人用に購入しそうなほど高速。Windowsの起動どころか、体感では全部RAMDiskで動いているとは大袈裟ですが、価格が下がるまで体感しない方が良い事は間違い無し。
また本文でやりますが、MARSHALのデュプリケータでこれは不可でした。
コピー元:60GB/250GBくらい HDD
コピー先:0/80GB SSD
コピー元の全体容量がコピー先より多い場合はクローンボタンが効かず開始しません、とマニュアルに書いてあった件。
> 庶民A さん
SSDは容量と価格次第ですな。
私はプライベートでは「生活必需品か」、仕事では「効率がどの程度上がるか」という感覚なので、要ると思えば迷いませんが高いと思えばスルー。やはり最低120GB、出来れば256くらいは欲しい所。
PC用の提供メーカー減ると面白くないのでNVIDIAには活躍して欲しい所。
> ナヴォステ さん
SandyでインテルHDグラフィック上がったようですが、まだまだ試用やおまけのような性能ですな。ノートにはHD3000が標準とどこかで見た気がして性能が気になります。
今回発売で更に値が下がった為、今後インテルがどう価格を付けるのか益々気になります。私はもちろん要りませんが、i7-2600(K)は安過ぎでしょう。良い事ですが。