そんな日本語は無いと思うけれど気にせず。
マウスコンピューター、パソコン工房に続き、今月末はインテルより棒PCが発売予定。こちらはインテルの直販では無く、ドスパラやソフマップ、Amazonとか家電量販店などで販売される御様子。
先に従来品から適当に見て参りましょう。
ファンレスのスティックPC「m-Stick」と「Picoretta」
棒PCに興味が有るなら過去記事もどうぞ。
左がピコレッタ、右がm-Stick。
マウスコンピューターもパソコン工房と同じMCJグループで、Picorettaはマウスが出そうとしていたけれど、m-Stickとかぶるのでユニットコムへ回した感じと予想。
いずれも性能は同じで、見た目とヒートシンクの有無が違う程度。アスキーの記事でマウスが開いてくれているので参考に。
source:スティック型PCはBIOSの変更やWindows 10で超進化? - 週アスPLUS
左から5つまで、何かを書くと
- m-Stick(64GB版)
- m-Stick(32GB版)の中身
- m-Stick(32GB版)のフタ側
- Picorettaの中身
- Picorettaのフタ側
右の3つは後で。
左から4番目の中身が2番目とは違い、網状の物がヒートシンク。2番のm-Stickは放熱板のみなので、Picorettaは改良版とも言えましょう。
m-Stickのベンチマーク結果追加
庶民Aさんより、m-Stickで計測したベンチのおかわりが着弾したので紹介。Picorettaでも同じくらいになるはずなので省略。スティックPCがどのくらい性能が低いか、手元のPCと比較でもどうぞ。
FF14新生エオルゼアのキャラ編。標準品質、1280x720。
画質や解像度を上げていないにも関わらず、スコア701にて動作困難。ベンチが完走しただけでも凄いと思った。
無謀にも3DMark06も挑戦。
スコア1,679。高性能CPU+GPUなら4万を超えるくらい。
PCMark 7 Basic Edition。
試してみるならダウンロードはこちらの無料版。
ICE STORM。
高性能PCなら2万超えるくらい。結構健闘しており驚いた。
ラストはCDMでストレージ、eMMCをm-StickとPicorettaで比較。
上で性能は同じと書いたけれどストレージに違いが有り、m-Stickの64GB版はHynix製HCG8e、ピコレッタは32GBでSamsung製MBG4GCが載っております。
若干、Picorettaの方が速いかも知れない程度。体感では解らないくらいの差なので、特に気にする所でも無いでしょう。
ファン付棒PC「Compute Stick」とマウスの新製品
今月末に出る新製品を2種類。
Intel Compute Stick
インテル Compute Stickを使ってみました - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20150413-intel-compute-stick-review/
仕様はm-Stickなどと同じで、ストレージはピコレッタと同じ。違いは見出しに書いた通り、ファンが付いております。
source:Compute Stick特集 | IODATA アイ・オー・データ機器
GIGAZINEには温度を測って欲しかった。左m、右ピコ。
室温はm12度、ピコ20度くらいなので、ヒートシンクで差が出ているのでしょう。ファン付になると、更に低くなる、または温度上昇を抑えられるのだろうと推測可能。
マウスコンピューター、MS-PS01FD
というわけで、マウスもファンを付けるわけですな。ASCIIの分解写真の右に有ったやつがこれかと。
source:Amazon.co.jp: マウスコンピューター MS-PS01FD
発売日はインテルの棒PCと同じ。価格はインテル棒最安より1千円くらい安め。
しかし、こちらはマウスの言い値なので値下がりは期待出来ず、競合店の多いインテル棒の方が時間の経過で値下がりする可能性が有ると思う。
超小型スティックPCの選び方と選ばない方(まとめ)
ファンが有ろうと無かろうと所詮はAtom。性能に期待してはならない件は前回しつこく書いたので省略し、ハードウェアとしての選び方ならば、現在は後から出た方が良い状態。
インテルもマウスもファンを搭載した物を後出ししており、ファン無しのPicorettaユーザに言わせると「やはりファンレスでは無理が有ったのか」感。
いずれもCPUはインテルのBay Trail、超省電力のAtomを搭載しており、仕様の表記は最大TDPでは無くSDP(シナリオデザインパワー)。
これが何を意味しているかは、モバイル版Bay Trailを搭載するタブレットなどは高い性能を要する使い方をしないので、最大消費電力では無く、普通に使うとこのくらいのワット数になるという目安。
あまりにも負荷が高まると当然発熱も上がる為、TDPで表記されるCPUが遠慮なく高温になるところ、Atomの場合は性能を落とすというコントロールをされてしまう為、ファンを搭載し性能が落ちないよう制御しているのでしょう。
ファン付棒PCの動作を見ていないので予想になるけれど、ファンの有無(冷却効率の高低)により、Picorettaではラグる動画がCompute Stickではスムーズに再生出来る、のかも知れない。
m-StickやPicorettaを購入した人の多くは、
- Windows仕様にも関わらず2万円は激安
- リビングのテレビに付けてみたくなった
- 予備のWindows PCとして、手軽に利用
この辺りが理由では無いかと予想。庶民Aさんや私が立て続けに購入したのは、上記以外に理由が有り、
- こんな物がまともに動くのか見たかった
という、好奇心で購入しており、私の場合は税込の送料込で2万円を切れる、5年保証が有ったからこそ背中を押されたわけで、2万円を超えてしまうなら思いとどまっていたやも知れず。
テレビに棒PCを直挿しする環境や機器は限られており、結局はHDMIケーブルで延長してぶら下げる事になるなら、こういう物でもよろしいかと。
価格は4万円の税別から。性能は最低でもCleron、ストレージは普通に3桁GBのHDDが搭載。しかも、今ならまだWindows 7が選択可能。
実用的なスペックを求めると6万円を超えてしまうけれど、Core i3、メモリ4GB、SSD 128GB搭載。テレビの裏に隠したり、モニタの背面へ貼り付けるなら棒PCと似たような物でしょう。
スティック型PCは用途が限られる、性能の見当が付けられるようなマニアな人向けのおもちゃなので、普通の人はスティック型など選ばず、普通のパソコンをお勧め。
>普通の人はスティック型など選ばず、普通のパソコンをお勧め。
見た瞬間の解に行き着いた感じ?
今の流れというか、新たな一発屋販売手法というか
SNSのせいだと思われる全国人柱化が顕著であり
100周年記念カードやら時計型やら話題とみるや要不要に関係なく情報発信の素としての購買欲というものが存在すると思われ。
そして毎日違う記事で時計型と対峙しているうちに
「意外といけてんじゃね?」
みたいな気分になってきて
「いかんいかんっ」
と煩悩退散武者修行。
>アスキーの記事でマウスが開いてくれているので参考に
全て開いた図は壮観ですね。やはり中身はどれも同じ。ファンが吸気なのか排気なのか少し気になります。ファン付きだと最終手段として、外からファン部へコールドスプレーを噴射して冷やす、という力技ができるため有用ですね。ファンが壊れる気もしますが。
>ICE STORM
>高性能PCなら2万超えるくらい
高性能ではなくても2万は余裕で超えますよ。ただデフォルトのIceStormはHD解像度&DirectX9仕様でかなり軽いため、現在ではベンチマークとして利用する事がほぼありません。現に私のCore i3-2100T&GTX750Ti環境でさえ、スコアは「60,674」と余裕の5万超えです。
http://www.3dmark.com/3dm/6627508
ちなみにCPUが上位だと、余裕で10万を超える模様。6万は低い方。
i5-4460&GTX750Ti
http://www.3dmark.com/is/2874730
スコア:132,025
i7-4790&GTX970
http://www.3dmark.com/is/2874733
スコア:159,889
Core2Quad Q9650&GTX660
http://www.3dmark.com/is/2874735
スコア:65,772
高性能で2万を超えるくらいなのは、恐らくCloudGate辺り。最上位のFireStrikeで2万を超えるのは至難の業。
>温度
ベンチマークを掛けると温度が急上昇して怖いですよ。ヒツジ先輩も総合ベンチマークを動かすと実感できるかと。私の環境だと色々あって、最大で88度まで温度が上昇しました。ちなみにただ3DMark06を動かしていただけです。
>こんな物がまともに動くのか見たかった
意外に使える、というのが感想ですね。特にMSOfficeとリモート操作系のソフトを入れておけば、ネットに繋がる環境である限りどこでも仕事ができる、という嫌な状況になります。
>2万円を超えてしまうなら思いとどまっていたやも知れず
さすがに2万超えは高いですよね。買いましたが。
用途が限られるため、私もスティック型PCはお勧めできませんね。