Wireless Touch Keyboard K400rを購入。
テレビへ挿す棒PC用のキーボードとして、安く無線で小型なタイピングし易い物が良いと判断し、神サポート&長期保証が有るロジクール製品に決定。スティックPCと一緒に販売していた為、そのまんまカートへ。
現物から参りましょう。
Wireless Touch Keyboard K400(黒)
物はこちら。
キーボード本体の他、マニュアルとレシーバーとUSB延長棒がセット。
ロジクールのレシーバーは、1個で最大6台の同社Unifying対応製品が接続出来てしまう為、棒PCのようにUSB端子が1つのみでもキーボードとマウスが接続可能。
しかし私はノートPCを修理現場で触りまくっており、修理品へ毎回マウスを繋ぐわけが無し。タッチパッド操作も慣れている為、タッチパッドの付いているこれが最適と思った次第。
公式の製品ページはこちら。
Logicool Wireless Touch Keyboard k400
http://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/wireless-touch-keyboard-k400r
ロジの無線キーボードK400の利点と難点
ロジの特徴ページとかぶる点も有るとして、各5つ。
1.マウス不要の超省スペース
幅はデスクトップ用の普通のキーボードからテンキーを取り払ったくらい。タッチパッド部分を除くと、キーの有る部分の幅はデスクトップPCキーボードと同じくらい。
テンキー無しの91キーボードと同じ幅でタッチパッドまで付いており、なぜ小さく出来たかは、カーソル(矢印)キーやInsertとかDeleteのキーが左へまとめられている為。
片手でキーボード&マウスを持ち運べる点が気に入っております。
ちなみに立てて保管も可能。
ロジクールの特徴の説明では、省スペースとだけ書かれているけれど、立てて保管するとホコリをかぶりにくいので、その点でも良いと思う。安定性は震度2くらいまでなら倒れ無さそう。3は怪しい。接地面の短辺は17mmくらい。
2.標準で3年保証が付いている
故障時のロジクールの対応は、
- ロジへ連絡すると交換品を手配
- 先に正常品、新品を送ってくれる
- 新品に同梱の着払い袋で故障品を返送
連絡はメール可、領収証はスマホで撮影やスクリーンショットでOK。返送用の袋までロジ側で用意してくれる上、それに貼られている伝票は着払いという神対応。これが3年間も付くのは凄いと思う。
但し、全て3年保証では無い為、他の製品の場合は確認しましょう。
3.キーピッチ18.5mmが良い
文字キーのピッチ(キー同士の幅)が普通のキーボードと同じくらいの18.5mmなので、普通のキーボードを使っているなら打ち易いはず。
ファンクションキーは縦が小さいけれど幅は17~18mmくらい。
4.BIOS設定から操作が可能
スティックPCをテレビへ取り付け「あ」と思った事は、Windows 8.1のセットアップはUSBキーボードを接続しなければならない件。無線キーボードは、例としてBluetoothならばWindows上でペアリングしなければならないので、繋がるまで無線キーボードは使えないはず。
しかし、このキーボードはUnifyingレシーバを棒PCのUSBへ挿し、キーボードの電源をオンにするとすぐに反応。もしやと思い、メインPCへ接続しBIOS(UEFI)設定へ行こうとすると入れてしまい、操作も可能。
良く考えると、同社のトラックボール(M570)もUEFI設定画面で動くのだからキーボードも動いて当然。それにしてもペアリング設定せず動作するとは思わず、少し感動。
5.キーを外して洗濯出来る
外れそうな気がしたのでキープラーで引っこ抜くと、あっさり取れた。
簡単に抜けるので掃除が楽。いや、楽では無いですな。外したキーを元に戻すのが結構大変。
しかし外せば、このように一気にキーの洗濯が可能。
source:Realforceキーボードをキートップ分解して掃除 - BTOパソコン.jp
やり過ぎると馬鹿になるかも知れないけれど、一応可能。
では難点も5つ。
1.ファンクションキーが「Fn」押下
アルティメット致命点がこれ。
ファンクションキーは左下のFnキーを押しながらになるので、日本語を英語やカタカナへ変換するのが毎回面倒。
ではFnキーを押しっぱなすよう設定すれば良いかと言えば、右の方でDeleteキーがFn無し、Fnを押すとプリントスクリーンになってしまうので駄目。
出来るかは判らないけれど、Change Keyのようなフリーソフトが存在するので、入れ替えたいなら色々試してみましょう。
キーボードに無いキーを付けたり入替えや無効にする方法
https://bto-pc.jp/repair/change-key-reg-scancode.html
そこまでするのは面倒なので私はやらない。
2.キーの縦横揺れが気持ち悪い
少し違和感が有るのがこれ。
無変換キーを大げさに左下を押した状態、わずかにキーが斜めになっているのが判るかと。
私が普段使いしているキーボードはデスクトップPCの普通の物なので、どこを押してもストローク(押下時)は垂直。K400rは、ほんのり斜めになる辺りが気持ち悪い。
昔のパンタグラフなノートPCを使い慣れているなら気にならないだろうけれども、最近のノートに良く有るアイソレーションに慣れた人も気持ち悪いかも知れない。
3.キーストローク2.5mmは浅過ぎる
今度は逆に、アイソレーション慣れしている人なら深過ぎると感じそうなポイント。昔のノートPCユーザなら丁度良さそう。普通のデスクトップ用キーボードはストローク4mmくらいなので2.5は浅い。
しかも私の場合、軽いキーは2mm未満で止めてしまうという変な癖が付いているので余計に打ちづらいという、難点としては強引過ぎる、単なるわがままですな。
4.耐久性に難が有りそう
価格コムを見て来ると、Enterキーがめり込んで時々戻らないなど、キーが物理的に壊れそうな予感。
利用頻度が高い為と思われ、私のようにほぼ遠隔操作でメインPCから使ってしまう人間には関係無いけれども、おもちゃに近い感触なので、メインとして使うなら故障は覚悟した方が良さそう。
そのための3年保証、3千円のキーボードが3年も使えるのなら充分と言える為、これも難癖ですな。
5.見た目は白の方が良いかも知れない
比較画像。
黒の方が小さく見える、テレビの色と合うなどの利点は有るけれど、白の方が汚れは目立てどもホコリが目立たず、タッチパッドに変な線が入っていない辺りがシンプルでよろしいかと。
変な線はデザインでは無く、黒にするとタッチパッドの傷が目立ってしまうので、誤魔化す用に模様を入れたのでは?と憶測。
私が白を選べば良かったわけで、難点と言えるかは微妙だけれども、傷の問題では無いのなら、黒も変な線は入れない方が良かったと思う。
キーボードやマウス選びはパソコン選びより難しい(まとめ)
K400をPCキーボードとして評すると100点中65点。普段から1.6万円のキーボードを使っている私には、とてもでは無いけれどメインとして使うには無理過ぎる。
しかし、テレビPC用の簡易操作パネルとしては95点。BIOS設定も動く、無線、軽い、小さい、立つ、ラグ無し、タッチパッド付、文字打ちは検索程度、なので難点を打ち消す程に利点が多い。
パソコンの場合は、似た仕様ならメーカーが違えども似た使い勝手や価格になるところ、キーボードやマウスはいずれもバラバラ、使ってみなければ判らない。
今回の3千円くらいの物なら衝動買いして後悔しても痛みは少ないけれど、1万円を超えるような物の場合はそうは行かない。
私が利用しているテンキー付Realforceの最安モデル、106でさえ当時1.6万円。メカニカルもFILCOブランドなら1万円以上が相場。高価なら良いという物では無く、個人的に120点と思っているRealforceはストロークが軽すぎるとして合わない人も存在。
ブラウンというメーカーが数万円の電動歯ブラシを期間限定の返品OKキャンペーンしているように、高価なキーボードやマウスも試用可能にして欲しい。
例として、メカニカルの赤軸が1.5万円ならば、納品14日以内に領収証を添えて返品すると送料のみ負担で試せるとかやると、軽い高級キーボードはもっと売れると思うし、高級マウスのMX Master(現在最安1.4万)もロジクールは故障時交換しまくるのだから試用くらい可能だと思う。
但し、そんな事をしたならヨドバシで買いまくり、レビュー書いた後に返品しまくる人間がここに居るのでやめた方が良いかも知れない。※送料はポイントで相殺
>キーの縦横揺れ
ふにゃふにゃ、ぐにゃぐにゃは好かんです。やはりまっすぐ押し下げ、打鍵感のあるものが一番。
>キーストローク2.5mm
例え安物でも運指し易く段のついたデスクトップ用が一番。
>見た目は白の方が良い
白は日焼けしてべっこう色になるのがちょっと。やはり黒が一番。
>キーボードやマウス選びはパソコン選びより難しい
加えてモニターも。身体にあったものを使いたいですね。
>日本語を英語やカタカナへ変換するのが毎回面倒
対策としては、Ctrlキーを組み合わせたショートカットでしのぐ手もないことは無いです。
文字確定前に「Ctrl+T」でhankakueisuu、「Ctrl+U」でひらがな、「Ctrl+I」でカタカナ、「Ctrl+O」でハンカクカナ、「Ctrl+P」でzennkakueisuu、という具合。Fnキーを組み合わせるより指の移動距離が減ることは利点。どちらにせよ2つのキーを同時押しする必要があることは難点。
>軽いキーは2mm未満で止めてしまう
パンタグラフキー、また厚さの薄いキーボードは底打ちが一般的な使い方ですね。キーストローク2.5mmのキーボードで底打ちしないように打鍵するのは至難の業です。
ちなみにSurfaceと合わせて使うタイプカバー&タッチカバーもF1~F12キーを使用する際はFnキーとの同時押しが必要ですが、こちらはFnとCapsキーを同時押しする事により、Fnキーを押した状態でロックできる模様。
Microsoft Surface
タイプ カバー、タイプ カバー 2、および Surface Pro 3 用タイプ カバー
http://www.microsoft.com/surface/ja-jp/support/hardware-and-drivers/type-cover#LockKeys
この点は良い機能。