Windowsバージョン解析更新。
10リリースから先月で丸3年。本当に3年も前に出たのかと思う私は歳食ったとも思うし、3年でWindows内シェア55%しか行かない10はどうなのかとも思いつつ、7の3割超えな強さもどうなのかとも。
1ヶ月間の集計よりWindowsシェア。
アクセス総数をGoogle Analytics(以下、GA)より。
- 283,487・・・セッション
- 206,180・・・ユニーク
データは当サイト(BTOパソコン.jp)のブログ部分のみ。
Windowsバージョン別の普及率
GAより、Windowsのバージョン別シェア。
10が55%台で停滞、7は4割切るがまだ3人中1人以上が居残り中。
さすがにサポート切れているXPから下は1%未満となっており、8.0状態で放置している人はとっとと8.1へアップデート(アップグレード?)しましょう。但し8.1にしてソフト動かなくなった系の話も見るので慎重に。
それぞれの推移。
なぜか10停滞、7の減少傾向は当たり前ながらやや停滞。
先月はブレだとしても2ヶ月間でここまで動きの少ない時期は過去あまり無く、来月も停滞するようならマズいでしょうな、マイクロソフト的には。
前月差も最近は上下が小さめ。
私がマイクロソフトならここで、「夏休みだよWindows」とか称して8月限定で無償アップグレードの再襲来を実施してしまいそう。
マイクロソフト的にはWindowsを売って利益出すよりもAppleやGoogleにこれ以上シェア取られたく無い損害のカバーを優先するべきだろうから、10をタダでバラ撒いても問題ないはず。しても私はもちろん乗らないけれど。
発売後の期間別対決、最終回にあたる36ヶ月目入りがこちら。
10がギリで7を上回りましたな。
上のグラフに代わる予測がこれ。
灰色の点線昨年10月と比較し、現行の赤い点線は右肩上がり。
確実に勢いは増している、と言いたいけれど先月と今月がなぜか冴えておらず、2ヶ月連続でブレたのか、それとも・・・と思った。
Windowsバージョン別クロス集計とFlash無効率
昨年の7月分と似た感じでWindowsユーザのバージョン別ブラウザ利用、年代、そしてFlashの利用率を3種類。
Winバージョンxブラウザ
トップはWindows 10で標準ブラウザEdgeではなくChromeが優勝。
次いで7もChromeとなっており、Edge利用率はWindowsユーザ全体の12%ほどでしかないけれど、10ユーザに限ると2割くらい。
半数がChrome。EdgeとIE合計すると4割くらいなマイクロソフト率。アドオンを盛大に切り捨てたFirefoxはもうダメかも知れませんな。
しかし先日コメント欄で庶民Aさんが書かれていたと思う、Chromeも拡張をこっそり無効にしまくっており、私も影響を受けたのはView Selection Sourceで何が気に入らないのかわからないけれど勝手に無効にされ、新たに入れようとしてもエラーが出る。代替えになりそうなYet Another View Selection SourceもNG中。
なので選択した部分だけのソースが欲しい時はFirefoxで開いて右クリックしているという、これだけのためにFirefoxへ戻ろうか検討中。
Chromeでも範囲選択して右クリックから検証を押せば囲まれた部分だけのソースはコピーできるけれど面倒すぎる。
Winバージョンx年代
年代は1年前とそう変わっておらず、25~34歳が中心のようで。
当サイトのアンケートで時々年代を聞いた際は30代以上がやたらと多く出るため、アンケート答えてくれる常連の皆さんの年代が全体より高めなのだと思う。
18-24の7と10利用率を比較すると10が多く7は少なめなのは老害なのではなく、18-24の人がパソコン買うと自動的に10になるため。
Googleがどうやって年齢を集計しているかは不明。
FLASH無効率(全体)
Flash3連発その1は全体。
これはスマホやタブレット、要するにAndroidなどFlash最初から使えない端末も含まれているため75%がnot set、この場合は無効の意味のはず。
3/4の端末でFlashは見えない状態であり、会社のオフィシャルサイトなどでFlash使っているなら今すぐどうにかしましょう。
FLASH無効率(Windows)
Windows PCのみとした場合。
有効にしている人は4割以上存在しており、脆弱性とかよりも利便性の方を優先しているのでしょうな。
私はサイトにより有効にしており、例として当サイトの管理画面のグラフはFlashが無ければ表示できないのでもちろん有効にしているけれど、通販サイトなどはFlash無くても困らないので有効にはしないし、Flashなければ表示や操作できないようなサイトはタブ即閉じ。
FLASH無効率(Mac)
MacはWindowsよりFlash無効率やや高めで7割オーバー。
WindowsユーザはFlashでゲームしている印象があるけれど、MacはデザイナがFlash作っている勝手な印象がある。しかし今時、今からFlash制作はもうしていないでしょう。
Windows 7から10移行の頭打ちは来るのか?
今回の集計に違和感がある原因は2ヶ月連続で10の伸びが弱い点で、6月がブレだとして6月の数値を削除し5月と7月の平均で置き換えたグラフが以下。※6月=(5月+7月)/2
なぜか横ばいに近い状態。
無償アップグレードが終了した後の数ヶ月にあたる2016年8月頃からの横ばい状態はわかる、アップグレードしたければタダ期間内にやるだろうし、したくなければしないわけで、タダ終了後の数ヶ月が伸び悩むのはわかる。
その後の横ばいは2017年の7~9月で、ここ以外は今回の5~7月が伸び悩んでいるように見えましょう。
いつか来ると思う、かたくなに7から10へ移行しない人の割合による頭打ちに近いタイミングが今なのだろうか。まだ少々早すぎる気がするので偶然なのかブレなのか。
故障して買い替えられるパソコンは必ずあるはずなので完全な停滞はしないとしても、Windows 8系の減少が2016年8月から停滞しているように7の減少も停滞する時が来るはず。
しかし8.1と7の違いはサポート終了までの期間。
7の寿命は残り1年半を切ったに対し8.1は3年も長い4年半くらいであり、7->10に抵抗がないならとっとと移行してしまいましょう。
ギリまで7で行く予定の私がそう言えども説得力皆無ですな。
>8.1にしてソフト動かなくなった系の話も見る
8→8.1で動作不良とは、けっこうピンポイントな不具合ですね。Win8のまま放置で起こる不具合より、Win8.1に更新したことで起こる不具合の方が程度はマシだと思いますから、私なら更新をお勧めします。
>なぜか10停滞、7の減少傾向は当たり前ながらやや停滞。
夏のボーナスって6月末から7月頭くらいに出すところが多いでしょうから、7月に売上が伸びていないのは少し不思議。今年は例年になく暑かったですから、エアコン修理や新調に予算が回ったのでしょうか。
この辺りの数字を2020年まで維持する可能性は無きにしも非ず。
>「夏休みだよWindows」とか称して8月限定で無償アップグレードの再襲来
さすがにタダでばら撒くのも文句が出そうですから
1.Win10ユーザには「ライセンスキーをMSへメールすると1,000円キャッシュバック」
2.Win7~8.1ユーザには「ライセンスキーをMSへメールすると『Win10への更新ファイルが500円で買える』権利が貰える(個人法人問わず)」
この手のキャンペーンでも打ち出すと面白い。
>EdgeとIE合計すると4割くらいなマイクロソフト率
詳しい理由は不明ですが、5~6くらいのサイトではIEないしEdgeでしかコメントなりレビューなりの投稿ができない場合がありますね。私の場合ですとクックパッドが筆頭。ChromeやFirefoxではつくれぽ(レシピを公開しているユーザに「こんな感じに作りました」と写真付きの感想を投稿できる機能)を送るとき、写真が添付できない現象の再現率が100%。
>Chromeも拡張をこっそり無効にしまくっており
私の環境ですと無効化ではなく削除でした。なぜかあの機能が動かない→再起動しても変わらない→拡張機能の一覧を見たら消えていた、という状態。ちなみに拡張機能の名前をメモしていませんでしたから、消された拡張機能を再び探すのが面倒で放置中。
>Flashなければ表示や操作できないようなサイトはタブ即閉じ
いまでもFlash特盛りで構成された企業サイトはそこそこありますね。弊社のサイトもその1つ。
>なぜか10停滞、7の減少傾向は当たり前ながらやや停滞。
これ、インテル様のせいもあるでしょう。(笑)
インテル様の場合、CPUの世代が変わっても今時は体感するほども変わらないかと。
なら、わざわざ10必須の新世代へは逝かず、今のハード+7で十分という判断と違いますか。
PCに詳しい人ならそうなるかと思います。
私はAMDなんで、ハードの著しい進歩があったため泣く泣く10にしました。
たとえばインテル・AMDそれぞれのハードを使っている人で,CPU世代毎のOSの分布などをアンケートしても面白い結果が出るかも知れません。