デュプリケーターとはメーカーや業者が使うHDDコピー機です。
フォルダやファイル単位などでは無くハードディスクを丸ごと。イメージも作らずHDDからHDDへボタン一つで文字通りコピーする方法。装置単体で動作するためパソコン不要ですが、専用機らしく価格は安くて20万円台、複数のクローンを作るものでは数百万します。
今年の3月に裸族シリーズで味を占めているセンチュリーが裸族の双子という激安デュプリケータ(29,800円)を発売しましたが、今回の激安は本格的に文字通り。
5480円という業者も真っ青、おもちゃのような価格です。
【PC Watch】 MARSHAL、PCレスでHDDをコピーできるスタンド
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091126_331465.html
MARSHAL、私は聞いた事が有りませんが企業のページへ行くとHDD専門で事業をされているようで、プレスリリースもきっちり上がっていました。詳細も載っています。
HDD、ハードディスクケースのことならMARSHAL株式会社 | マーシャル
http://www.marshal-no1.jp/
どうしたら6千円を切れるのか不思議な程の仕様。デュプリケーターは単純にHDDをコピーするのみなので、原価は相当安いのかも知れず。しかし今までの相場から考えるに破格。
クローンHDDスタンドの特長
- OSどころかパソコン不要、ボタン操作1つでHDDコピーが可能
- 外付けHDDスタンドでUSB2.0でパソコンへ接続出来る
- プレイステーション3対応(規格が同じなので当然かと)
- SATA3.5インチと2.5インチの2種類に対応
- eSATA接続でポートマルチプライヤ対応なら2台同時にPC接続可能
どこにも「デュプリケーター」と書かれていませんが何か理由が有るのでしょうか。
外付けHDDとしての利用を主に紹介されており、ウリであるクローンとしては簡単な説明のみ。外付HDDの付加価値として見せたいのかも知れませんが、デュプリケータを知る人間ならクローンの機能を前面に出した方が というのは余計なお世話ですね。
この価格ならUSB接続のみで当たり前な仕様ですが、eSATAまで付いておりアダプタ無しで3.5インチ(主にデスクトップ用)と2.5インチ(ノートPC)が接続出来ます。なぜもっと高くしないのか意味が解らない。安過ぎて怪しいとは思ったものの、本気で外付HDD市場へ殴り込みしているのかも知れません。
私がこのデュプリケーターを高く評価する理由
動くのかよと思える程の激安感以外に、デュプリケータが一般的に普及する事は大変良い事。普段は外付HDDとして1本挿し、USB2.0でバックアップ出来れば良く、そのバックアップしたHDDを簡単にバックアップできるという、二重バックアップになるのです。
PC本体の内蔵HDDから外付HDDへバックアップし、内蔵HDDからデータを削除した後に外付が故障した(HDDの電源が入らなくなった)という運の悪い方を見た事が有りますが、更にもう1本バックアップが取れるわけです。
マニアはRAID1で良いだろうと言うかも知れませんが、普通の人にRAIDの構築は無理。出来るとすれば、購入時に設定して貰う事になりますが結構高額。更に、万一の際は自分でリビルドする事になるため、どう考えてもお勧め出来ない。
人力手動ではあるものの、この簡単さは今までに無かった良さです。
SATAではなくPATAで使えないのか?
2~3年以内に購入したパソコンなら、HDDはSATA(シリアルエーティーエー)かと思われますが、PATA(パラレル)の場合は使えない。私が時々プライベートや手伝いで修理するPCの多くはPATAです。
変換用パーツが揃うのか、クレバリー内を探索。
SATA<->PATA相互変換
旧規格のPATA(IDE)からSATAへの変換は良く有りますが、逆は用途がマニア過ぎ需要が少ないためか見当たらず。相互変換出来るパーツはありました。
電源ケーブルがSATA用では無いかも知れない
基板左下にFDD用の電源端子が見えますが、普通の4pinコネクタかと思われる為、念を入れてSATAと4pinの変換も有った方が良いかも知れず。
結構お高いですね。私がサイコムで買ったPCはマザーボードが当時ボックスだったようで付属品として2本付いていました。
ノート(2.5インチ)にも対応してみる
3.5インチから2.5インチへの変換。修理するなら1本は持っておいて良い品です。
デュプリケータの元はSATAですが、これらを接続する事でPATAの3.5インチと2.5インチにも対応。HDD故障などでPATA同士のパラパラ状態にするなら2セット行けばよろしいかと。
しかし実際に接続し動作を確認したわけでは無いので、物理的には繋がるものの本当に動くかは知りません。GIGABYTEのマザーボードにオマケで付いているSATAからIDE変換するケーブルは、HDDにより相性が出て認識しません。
一応書きましたが動かなくとも私は責任を持ちません。
クローンHDDスタンドの発売は12月中旬予定
ハードディスクをセットし元から退避先へコピーするわけですが、下手な作りでは元のHDDが領域を飛ばされたりも考えてしまう。飛ぶだけなら復旧出来ますが、逆流するとデータ復元が必要。考え過ぎです。
私は業務用を普通に使っていたため裸族の双子が3万でも疑っていますが、今回の価格はおかしいと思える程に安い。どういう裏が有るのかと余計な心配をします。
これを書いている今はまだ12月上旬のため発売前ですが、動作状況など御存知ならぜひコメントにてお知らせ下さい。正直、5千円程度で本当にクローン化出来るのか信じられません。
待ちきれず自分で買ってしまうかも知れませんが、その時はネタにします。
速度や耐久性にもよりますが、本気で使えるなら類似のぼったくり価格はできなくなるかも知れませんね。需要が少ないため高額なものですが、自作マニアやHDDを10本以上持っている人間は欲しい物です。
初めましてです(o*_ _)o
12月中旬の発売だったんですね^^
知らないで先日購入しました~
ミラーリングではなく、全くのクローンが作成出来ました^^
デスクトップのアイコンの位置まで一緒です
MAL-2235SBK のPCを使わない場合の転送速度の仕様が知りたくて検索してたら見掛けたのでカキコです^^
USB接続をして、HDD間をコピーするとUSBの速度に^^
eSATA接続をして、HDD間のコピーをするとeSATAの速度になるようです^^
PCを使わずに転送した所、eSATAと同じ程度の時間で転送が完了しましたのですが、正確には判りません(ソレを調べてた)
沢山やりましたが、良い例は
WD300G(パーテーション2個)
↓
SG500G(Format済み)
でしょうか(^_^;A
結果300Gの丸々「クローン」ミラーでは無い^^
200Gの未領域が出来たので
パーテーションマジック使って調整しました^^
問題はクローン中のHDDの熱ですね^^
ファン当ててやりましたけどw
価格.comさんのレビューも無かったので書いてこようかしら^^
待ってました。詳細情報有難うございます。
転送速度はeSATAなら問題無いというか個人用途としては充分ですな。領域丸ごとコピーという意味では業務用のデュプリケータと同様です。逆にすると止めてくれるか怖い所。(500GBを250GBへコピーすると、容量不足でエラーになってくれるか否か)
安いので私も1個購入します。参考になりました。有難うございます。
価格コムの口コミ書き込みは是非。
管理人さん どもども~ですよ(*ノノ)ポッ
>逆にすると止めてくれるか怖い所。
(500GBを250GBへコピーすると、容量不足でエラーになってくれるか否か)
基本的にDisk1→Disk2へのクローンなのですが
Disk1>Disk2 だと「クローン機能は働きません」です^^
PCに手動でコピー等は可能ですが
これは、外付けHDDケースと同じ仕様です^^
あと、取り説は不親切なのでで補足ですw
インジケーターに 25% 50% 75% 100% があり
クローン作成中は25%点滅→点灯→50%点滅→点灯→→と進み
100%点滅→点灯で作成終了です^^
尚、クローンDiskが出来上がり
何分かすると自動で電源が落ちるようです^^
詳しく書いておいて欲しい所ですヽ(´ー`)ノ
訂正です^^
×→PCに手動でコピー等は可能ですが
○→PCにて手動でコピー等は可能ですが
度々の詳細有難うございます。
販売前にそういう情報を載せないってのは勿体無いですね。
結構良さそうというか、本気で5万程度の業務用デュプリケータはどうなるのか心配な程です。ツクモで買うか最安にするかで悩んでおります。やるならPATA変換も試して人柱(ブログの記事ネタ)になりたいという。
メーカー(MARSHAL)口コミ狙いで詳細を出さなかったのかと疑ってしまう。コピー機として文句無しですな。耐久性が心配では有りますが。
有難うございました。