先日実施したアンケートの結果発表。
ノートパソコンに限定した10項目は、そのノートが実際どのような仕様か以外にどうあるべきかもお聞きしており、デスクトップPCとはやや違う感覚で使われるモノがノートなのかと実感できた私は。
投票数746件、ご協力ありがとうございました。
ノートPCに求める性能などに関する調査結果
私の感想文が不要なら結果のみはこちら。
ノートPCに求める性能について
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdyGJd5TVS6-OrP_X4fxCPGt8QAoOrtBjsDk1SNTDuf93W4lg/viewanalytics
記事の毎日更新が割と限界なので不本意ながらそれを理由にHSPMを発動し、全10項目を5+5として今回は前半5項目。
回答者の年代は40代が中心、自作PCユーザ多め、ゲーマー率高め。
1.ノートPC利用率は86.5%
使っていない+その他を全体から引くと86.5%がノートPC利用者。
その利用率を分母としてノートメイン率を出すと29.5%くらい、全体を分母ならば見ての通りで4人中1人がノートでOKなアニキ達で占められているという。
個人的に思うノートPCメインにするかどうかのデカい分かれ目は文字を多く打つか、もしくはゲームするかの2つで、私もこのブログ記事書いていなければもうノートでもいいかな感がございます。
昔のノートは何が3大マズかったか、難点の大きさ順。
- 性能の割に価格がバカ高い
- 液晶モニタがクソ性能
- 重すぎて携帯性皆無
私が初めてノートパソコンというモノに触れた機種は東芝のDynabookで当時40万円以上していたはずなところ、同等以上の性能や容量のデスクトップPC、9821というNECの安いやつなら20万円切れるくらい価格差があった。
液晶モニタの性能とは、昔当時でもTNならまだしもDSTNとかいうクソモニタが比較的安めなノートに採用されており、簡単に言えば動きに弱い、にじむのでアクションゲームとかムリゲー。ワープロや初代ゲームボーイがSTN系液晶だったはず。
重すぎは平気で4kgとかあった、そんなモノを常時携帯するわけがないし、ACアダプタ込にすると5kg超えるとか頭おかしい。
これら3つの難点が現在は解消され、価格はデスクトップPC並とかになり、クソ性能で良ければ更に安い、液晶はデスクトップも同じ表示方式が主流となり、別に常時携帯する必要はなく固定設置でも良いけれど移動時は楽。
当サイトは自作PCやゲーマー率高いのでノート率が低めに出ているはず。世間一般はどうなのか知りたいところ。と思い探すと安定の総務省。
全国消費実態調査 平成26年全国消費実態調査 | 政府統計の総合窓口
平成26年の段階で世帯所有率はノート55%、デスクトップ34%らしい。別の世帯別調査ではパソコン所有率89%もないので両刀使いも一部でアリなのでしょう。5年毎の調査なので次は今年。
2.コア数は2または4コア必要
コア数が割と多めに必要と感じる人が多いと思うのは時代の流れか。
半数近くの人が4コアあれば良いとされており、次いで2コアが4割くらいなのでPCメーカーはこの辺りを中心にノート作ってみたすれば良さそうですな。このアンケートを渋谷駅前とかでやると紫が8割以上行きそうと思ったけれど。
私も4コアあればOK、2コアでもよろしい派であり、実際自分が使用しているFMVノートはといえば2コア/HTなので最大4スレッド。性能面で困ったことは特にございません。
思い起こせば、Pentium 4で「ハイパースレッディングで2つ同時処理とか何それ凄い」時代から、本当にコア2つあるCore 2シリーズとなり、デスクトップならば今では10コア以上とか珍しくなくなった。
正直、私は2コアを超えるコア数と2コアとの違いがわからない。用途がそれなりの性能しか求めていないからなのでしょうな。
また、ノートならばAtomとかいう4コア自慢しかできないクソ性能なCPUが爆誕してしまった点でも興ざめ。性能の見方がわからず「何と4コア」に騙される人は多そう。
3.クロックは高くなくともOK
そのAtomや派生のCeleronとかでもOKな割合はオレンジの数値乗っていない最小、7.2%と出ております。逆に高性能な3GHz以上を求める率も低く1割程度。
最多は4人中3人くらいにあたる2GHzくらいでOKな人が最も多く私もそう。FMVは1.6-2.6GHzで困ったことはない、というか、SSHDの遅さが足を引っ張りまくるのでCPU性能活かせていない気さえする。
ここまででCPUは4>2コア、クロック2GHzくらい、と来たならば以前ネタにしたマウスの法人向けノートはCore i5が多いと言っていた話も納得可能。最近のCore i5はモバイル用でも4コア、TB最大4GHz近いCPUも普通にある。
但し、私がノートPC購入相談された際に勧めるCPUはモバイル向けCore i3なのは、普通4コアも使わないだろう的に考えるためで金があるならご自由に上を目指せばよろしいとも思う。
クロック的かつ私的なデッドラインおさらい。
- ノートPC:Atom、Celeron、Pentiumは避けろ
- デスクトップ:無し
ノートPCのCPUも一時期は高性能になったと感心していたものが、それから省電力にこだわりすぎたのかデスクトップ用と同じCeleronやPetiumという名前でも別モノになってしまった。
インテルや価格コムの仕様詳細を見ればわかる、デスクトップPC用は省電力重視しないCPUが多いため、CeleronだろうとG3950ならば3GHzへ到達しており、PentiumはG5600が3.9GHzなので4GHz目前。
昔の、ノートでもPentiumならギリOK、デスクトップのCeleronはギリでアウトが逆になってしまった印象。ノートのPentiumはギリでアウト、デスクトップのCeleronはギリOKな感じ。
4.メモリはノートも8GB必要
8GB派多いですな。6割が8GBで4GBは3割満たない。
考えたことない派とまぎらわしい色の赤は16GBで1割も存在するとか、私に言わせるとノートで何と戦うつもりなのか意味不明な大容量。SSD非搭載でRAMディスクとかやるのだろうかと思った。
しかしこれも時代の流れというやつで、Windows 7が出る前まではメモリは4GBで充分、4GB超えは持て余すしコスパも悪くなりすぎる。だいたいOSが32bitなのだから4GBさえ認識できないと言っていた感覚が変化したのでしょう。
現在は64bit OS主流なのでWindows 7のHome~でさえ16GB、Pro~ならば192GBまで行けるので壁が遠くなり、メモリ1枚8GBまではコスパ変わらないのでハードルも低くなった。
今では1GBのメモリなぞ探す方が大変、1枚2GBでさえ種類が少なくなり、最低でも1枚あたり4GBならばデュアルチャネルで8GBも当たり前になるが自然。
私のおすすめノートはメモリ4GBにしておきしばらく使い続け、慣れた頃に8GBにして体感で違いがわかるか。メモリ増設できる前提だけれども、周囲の友人などにはそう申しております。
8GBへ増設して違いがわかるならば買えば良いし、わからないなら貸したメモリ返してくれるとコスパ良好な意味。
デスクトップPCでもそう、4GBと8GBの違いがわかる人は滅多にいない。実績として7人中1人くらい。割と多くのライトユーザはそのような使い方しかしないということなのでしょうな。
5.起動ドライブはSATAなSSD
前編ラストは1stストレージについて、SATA接続のSSDが約7割。
見どころはNVMeで約1割。今後NVMe仕様のSSDが値崩れしたならば、この数値は上がる、のだろうか?という疑問がわく。
仮に上がるとするならば容量500GBクラスが1万円を切る機種も出始めたこれからだろうと思うものの、個人的には2割行かず推移しそうな予感もございます。
理由はこれら3つ。
- SATAよりも割高
- 体感で差を感じにくい
- ノートであるが故に発熱怖い
SATAと同価格にまでなり発熱問題を解決したならば大は小というか高性能は低性能を兼ねる的にアリだとしても、個人的にはSATAとの違いは気分的なモノだと感じております。
以前レビュー用に貸してもらったマウスのゲーミングノート、現物評価に始まりベンチマークした段階でようやく、「このノートそういえばSSDがNVMeだったか」と思い出したほど意識できなかった。
ランダムはもちろん速め、シーケンシャルは見た目500が2,000や高性能なやつは4,000近いので数倍に見える、しかし長時間連続して何らかの処理する用途でなければ体感差がない。
簡単な話で、処理に1時間かかることが15分で終われば確かに早い。しかしソフトウェアの起動が0.1秒から0.025秒になれども、だから何?で終わる感じ。
ゲームでロードの時間が数秒とか数十秒かかるならばアリだと思うものの、少なくとも私が今メインPCでやっていることはどれも差がわからないはず。
また、今回のアンケートはノートPC限定なため、ノートでやることは知れているとしてSSDは譲れないとしてもコスパ良いSATAで良いと判断する人が多いのかも知れませんな。
CPUは4コアで2GHzくらい、メモリ8GB、起動ドライブのSSDはSATA接続、というノートが当サイト常連アンケートでは最多なバランス。
この手の調査結果は発表日をスルーしてしまえども独自調査結果のページからリンクするので見逃した際はこちらからどうぞ。
後半の5問分は明日、公開と同時に下へリンクが出る仕様。
CPUだけでなくMEMも使用目的によるかと。
atom系CPUならどうせ大したことが出来ないので4G有れば十分。
i3以上なら8Gぐらいは欲しいかなと。
ストレージは持ち運びを考えればSSDの方が安心感が有りますね。
薄さを追求すればSATAなM2も有りなんじゃ無いでしょうか。
ノートの選択肢としては
・PCに詳しくないなら高くてもi3以上は逝っとけ。
・N付きとかは逆にベテラン仕様。初心者は手を出すべからず。
でしょうか。
>86.5%がノートPC利用者
これけっこうな高さですね。メイン回答者の40代はそこそこ収入もあるため、メインとしてではなくとも1台くらいは持っている率が高い印象。
>このブログ記事書いていなければもうノートでもいいかな感
私はCPUと同じくらいキーボードを重要視しているため、どんな用途にPCを使う予定であってもメイン機はデスクトップを希望。言いつつ職場ではノートPCメインですけれど。
>半数近くの人が4コアあれば良い
メインにノートPCを使っている方は26%。ノートPCに4コア欲しい方は49%。さすがBTOパソコン.jpの回答者。サブノート以下でも4コアが欲しいとはブルジョア。
>本当にコア2つあるCore 2シリーズとなり
いちおうその前に「Pentium D」と「Core Duo」という2コアCPUもありました。Pentium Dはいろいろな意味で激アツでしたが。
>Atomとかいう4コア自慢しかできないクソ性能なCPU
しかも温度が上がるとクロックを下げるという、低発熱が故に薄くて小型のPCやタブレットに搭載できる意味を削り取る仕様。
>メモリ
メインにノートPCを使っている方は26%。メモリは8GB欲しい方は60%。さすがBTOパソコン.jpの回答者。サブノート以下でも8GBが欲しいとは盤石の布陣。
>メモリは4GBで充分
初期は128~256MB、中期で1.0GB、後期で2GBくらいが完成品XP機のメモリ搭載量だったような。