Googleが2017年を目処に統合するとの情報。
Chrome OSはGoogleのパソコン用OS、Androidは同社のモバイル用OS。合体すると魔改造の如くWindows 10になるわけは無く、互換性有るChrodroidまたはAndrome状態になるのでしょう。
後者の方が響きが良い。
Chrome OSとAndroidを統合するという噂
元ネタはこちら。
米Googleが、ノートPC向けOS「Chrome OS」をモバイルOS「Android OS」に統合する。米Wall Street Journalが10月29日(現地時間)、この件に詳しい筋の話として報じた。
source:Chrome OSをAndroidに統合か─Wall Street Journal報道 - ITmedia
噂の段階では有るものの、過去WSJがこのような報道をすると高確率で現実となる実績が有り、アンケートでも信じる人が多め。
私も信じるへ投票した記憶有りというのはどうでも良いとして、2chでの肯定的な意見をいくつか引用。
- そりゃ統一した方がいい
- 分ける理由も無いし。技術的に問題も無い。
- いつまでもAndroidを外様扱いにして、せっかくの資産を無駄にする手は無い
- そもそも分けたのが意味不明の失策だったと思う
外様扱いになっていたのはChrome OSの方と思うけれど、2つのOSを保守して行くという手間を考えると統合は自然。
Chrome OSとAndroid統合はなぜ有りか?
WindowsをタブレットとPCで使うのは中途半端と言いつつ、なぜAndrome状態に賛成なのかは、私が個人的にマイクロソフトが嫌いでゲンパツハンタイ何でも反対モードなのでは無く、合理的と感じる理由が有る為。
その前に、以前書いた日曜まとめより、Androidノート(Pixel C)に対する私の感想文をもう一度。
Appleはジョブズ氏が亡くなりクックCEOとなり、冴えなくなったApple製品、混沌のApple Watch、iOSの要らない機能の数々、追い打ちでiPadに純正キーボードとペンを用意するセンスの無さ。
マイクロソフトはバルマー氏がVistaに始まり8まで好き放題荒らして隠居して豪遊しつつ、堂々と8亜種な10を放ったナデラCEOもバルマー氏の亜種感。
Googleも今後はおかしくなってしまうのか?と、心配して欲しいような製品がAndroidノートなのかと思ってしまった。
今年のホリデーシーズンに発売予定。
source:Google expands Pixel range with Pixel C | Ars Technica
Androidノートに対しては私は今でも否定的。
iPadのようなモバイル端末だからこそタッチ操作が適しており、キーボードを付ける必要性が無く、言い換えるとキーボードが無くともタッチで賄えるからこそ価値が有るわけでAndroidも同じ。
パソコンでキーボードが必要な理由は文字を打つだけではございません。多彩なショートカットやMMOやFPSならキーで移動したりファンクションで魔法を打つとか、MacならCtrlを押しながらクリックしたりなどを要する為。
タブレットは元からそのような事をしなくとも操作出来るよう作られており、単にキーボードで文字を打ちたいからという理由だけで、携帯性を殺すのは意味が解らない。それなら最初からノートPCでやれと。
Chrome OSとAndroid統合は事情が違う
OSを3種類に分けると判り易いと思う。ここでのWindowsは8以降の事。
- Windows、Mac OS・・・専用ソフトをインストールして使う
- Windows、iOS、Android・・・アプリや携帯端末用の機能を利用
- Chrome OS・・・アプリもデータ保存も基本的にクラウド利用が前提
Windowsはどう見ても馬鹿、Mac OSとiOSをWindowsのように統合したならAppleも阿呆過ぎるので、さすがに現CEOでもそこまで間抜けな事はしないと思う。
Chrome OSの場合は上記のようにWindowsやMac OSとは違う位置にございます。以前、当サイトでネタにした、Chrome OSとほぼ同等のChromium OSの画像がこちら。
source:日本未販売のChromebookを無料OS代用でレビュー(後編)
Flash無いので艦これ動かないという意味不明な事をしている画像なので艦これは無視するとして。
Chrome OSはデスクトップ上にショートカットをばら撒いたり、スタートメニューから何かするOSでは無く、基本的にChromeブラウザを開き、その中で設定変更やクラウドサービスを利用したりブラウザとして使うOS。
左下には使えるサービスの一覧。
source:擬似Chromebook(Chromium OS)の入れ方と使い方(前編)
これだけ。マジでこの2通り。ブラウザから何かするか、ショートカットのようなアイコンからやはりブラウザ上で何かするだけ。
ブラウザ上で全部やると言えばシンプルで分かり易いけれど、それ以外に出来る事が少ない、それがChrome OSというものの設計。
あまりにも出来る事が少ないからこそ、Androidと統合しても問題も無いわけで、例としてChrome OSのデスクトップ画面へAndroidのアプリをばら撒けば良く、AndroidでブラウザをフルスクリーンにしなければChrome OSなわけで。
Googleは内部の仕組を融合させて完全互換とし、インターフェイス(画面の見た目)をモバイルとPCで切り替えるか、上で書いたようにアプリをばら撒きブラウザ起動をPCの場合はウィンドウ状態にするだけでOK。
おそらくAndroidは現状維持に見えるよう提供され、Chrome OSの方のインターフェイスが変わるのだと思う。
これに何の問題も感じないどころか、ChromebookでAndroidアプリが使えるようになる利点しか無いはず。
2年前からこの方針へ変更し更に2年かかるならば、互換性を持たせるだけで4年くらいかかる事になり、結構大変そう(小並感)
Chrome OS仕様のPCを今は買わない方が良い?
というコメントをITmediaで見たけれど、Chrome OSから新たな統合OSへとアップデートしなければならないから時間を要していると予想。
もし、現Chrome OSから新OSへアップデート出来ないならば、それは同時に現Androidからも新OSへ移行出来ないという意味の解らない状態になってしまうと思う。
マイクロソフトのWindows RTは超売れなかったのでOSごとユーザを切り捨てたようなものだけれども、Googleがそれをやるとは思えない。
日本では円安過ぎて目立たないけれど、海外ではこの状態。1ドル100円時代なら、ファミコン並の価格でノートPCが購入可能。
source:Amazon.com: chromebook - Laptops / Computers & Accessories
海外はデスクトップPC主流でノートは不人気。デスクトップPCがWindows、そこへクソ安いブラウザ専用のようなノートPCが出たのだから売れまくっているのでしょう。レビュー数が多く、満足度も高め。ちなみに左端のAcerノートがラップトップPCのベストセラー1位。
Googleがこれらユーザを切り捨てるとは思えない。
端末の価格帯でも中途半端になるWindows PC(まとめ)
こうなるとマイクロソフトは、
- OSで中途半端・・・PCモバイルどちらでも使い難いWindows 10
- ハードウェアも中途半端・・・無意味にクソ高い2in1ノートPC
- 価格帯も半端・・・Macの高級さは無くChromeほど安くも無い<New
一方、今後のGoogle。
- OSが統一・・・新Androme(仮)
- ハードは選べる・・・モバイルかパソコンか
- 低価格も特長・・・ ARMプロセッサ+何かと低容量で動く為
ついでにApple。
- OSは2種類・・・使い分け、iTunesやクラウドでシームレス
- ハードは厳選・・・パソコン、タブレット、スマホの元祖
- クオリティ重視・・・安売りをしないので上客が付く
Googleの新OSで、高性能グラボ搭載のSteamなどが動くゲームPC、ChrometopとかChromedeskが出たり、クラウド版3D CADとか出たなら、マイクロソフト終わりそうな気がすると思いきや既にクラウド版が有る件。
製品設計のための 3D CAD/CAM ソフトウェア | Fusion 360
http://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360/overview
フォトショは以前から存在。
Chrome上で動作するPhotoshop提供開始 | TechCrunch Japan
http://jp.techcrunch.com/2014/09/30/20140929adobe-brings-photoshop-for-chromebooks-to-its-education-customers/
Steam自体はLinuxに対応しております。
おすすめ Linux 用ゲーム
http://store.steampowered.com/browse/linux/?l=japanese
もうダメかもわからんね。
googleには期待してますよ。うん。
4年後が楽しみなところはここだけ。(あとはわかるな
Chrome OS仕様とWindows仕様で、ほぼ同じスペックのノーパが出るようになるんでしょうね。
価格差からWindowsのプリイン用のライセンス料が如実にわかりますね。昔、Linux仕様のPCが出始めた頃に、DellとかHPで、露骨に分かってた時期がありました。XPHomeで4000円、proで8000円くらいだったかな。
これもあって、ULPC Editionやら、Starter Edition、最近はBeing Editionを出す理由なんだろうなと思ってます。
統合するのはご勝手に、ですが、Androidのメモリ馬鹿食い推進化は食い止めて欲しいところ。起動直後でメモリ消費量が800MB超えは、モバイル端末としてどうよ、と。
>ChrodroidまたはAndrome状態になるのでしょう
では私は Chroid か Chrome And Roid 辺りで。
>Androidノートに対しては私は今でも否定的
タブレットにキーボードを付けたければ、ユーザが自分でBluetoothキーボードでも買えば良い訳で。Google自らが用意しなくとも、その辺はサードパーティのメーカが趣向を凝らしたキーボード付きカバーを用意するでしょうしね。
>Googleがこれらユーザを切り捨てるとは思えない
Googleは採算が取れないと判断したら、そこそこ人気のあるサービスでもバッサリ切り捨てますから、もしかすると「アップデートはするけれど、それが原因で動作しなくなってもサポートはしない」アップデートパッチ提供で終わるかもしれませんね。