ユニットコム、パソコン工房でレサンセに新機種。
過去のレサンセでネタにした機種は、約3万円のデスクトップやノート、約6万円のウルトラブックが有り、今回はデスクトップでもミニタワーで私が個人的に求めていたBTOパソコンの標準構成。普通に安めなので広めて差し上げましょう。
最近のパソコン工房はユーザ視点で構成が上手いと思う。
PC工房から依頼されたり金を貰い書いてはおらず勝手な評価。
前置きとして、以前まとめ記事でアークがHDDをSSDに置き換えキャンペーンをしていると書いた際、私は
- マウスかパソコン工房が最初にやると予想
- HDD 1TBをSSD 120GBへ置き換え標準構成へ
- そうなるとSSDがBTOパソコンで標準化し普及へ
このような感じで申しておりましたが、パソコン工房では更に上を行くSSDとHDDの2ストレージが標準構成。
どのような物か適当に見て参りましょう。PC初心者向け。
真打レサンセ「S3543-SSD/GT630」は約7万円
性能が中程度とするならデスクトップにしてはやや高額に見えるけれど、実はそうでも無い事は後で仕様を書くのでそちらで。
パソコン工房の販売ページより画像を拝借。
インテルSSD 330シリーズ 120GBを起動ドライブとし、データ保存用にセカンドが1TBのHDDになっている仕様。
ここでCPUをCeleronに落とせば安くなるものの、全体のバランスを考えたのかCore i5で、i5-3450からの置き換えと思われるi5-3470を搭載。
盛り過ぎと思う点はグラボ(ビデオカード)が増設されており、性能は低めなものの1GBのVRAMが追加になるGeForce GT630が載っております。
そしてマザーボードはH61の処分来るかと思いきや、普通にB75となっており、メモリの転送速度が落ちないと書こうとしたけれどこれはPC3-10600ですな。
個人的にはエアフロー(ケース内の風の流れ)重視なのでスリムやノートが嫌い。というわけで、ミニタワーでは有りますが真打と感じております。
主な仕様と市販パーツの最安(2012.07現在)を追記。
- OS:Windows7 Home Premium SP1 ※セレクタブル・・12千円
- CPU:Core i5 3470(3.2-3.6GHz、4コア/HT無、6MB)・・16千円
- マザー:インテル B75 Express チップセット搭載・・6千円
- メモリ:4GBx1(PC3-10600) ※空きx1、最大16GB・・1千円
- グラボ:GeForce GT 630 1GB・・6千円
- SSD:Intel 330 120GB・・9千円
- HDD:1TB・・5千円
- DVD:スーパーマルチドライブ・・2千円
- ケース:ミニタワー・・3千円
- 電源:450W・・3千円
- 付属品:キーボード、光学式マウス など・・計2千円
- その他:USB3.0x2、USB2.0x6、LAN 1000BASE-T など・・0
合計は約65千円、レサンセが約5千円高い計算。
原因はケースと電源の価格を私が適当な同等品の最安にしており、本当はこれらはもう少し高いでしょう。型番が無いので判らないけれど、InWin製なら電源付きケースで7~12千円くらいのはず。
3万円レサンセ(スリムPCとノート)と比較すると激安とは言えず普通の量産系BTOパソコン価格。
特徴は当然ながらSSDで120GBと容量はギリギリ大きめ、しかもインテル様の御製品。インテルのSSDの中では転送速度が高いとは言えないものの、過去のSSDより高性能で私のような一般ユーザには充分な速度。
HDDの1TBは3TBが出ている現在では少なく感じるけれど、普通の使い方で1TB以上保存するには数年掛かると思われる大容量。
一般向け(インターネットやメール)、または事務(更にMSオフィスなど)用としてならCPUは安心のオーバースペック。更にグラボは無くて良いのではと思える、やはりオーバースペック。
こちらの機種の仕様を初めて見た際、「これメモリ8GBにしてグラボ無くしても良いのでは」と感じ、もう一機種(Lesance DT S4542-SSD)を開くと、ユニットコムがテラエスパーだった件。
S3543-SSD/GT630と違う箇所のみ抜き出すと。
- メモリ:4GBx2(PC3-10600) ※空きx0、最大16GB
- グラボ:無し・・インテルHDグラフィックス2500 ※CPUに内蔵
メモリ1枚追加で約1千円、グラボを取り払いマイナス6千円くらい。価格は据置なので損をしている気分になる為、余計な世話ながらこの機種は64,980円が妥当では。「今なら5千円値引き」の前触れでしょうか。
いずれの機種も価格が自作PCより安いとは言えず、SSDも120GB有ればメモリを8GBにしても空き容量に問題は無いでしょう。※Windows7はメモリ容量が増えると一部のシステムファイルのサイズが増加する
ライトユーザ向けとしては4GBでも充分、転送速度を気にする人は居ないと思うものの、価格や構成全体のバランスを考えるとここだけがケチの付け所。
SSDとHDD搭載なレサンセのミニタワー発売(まとめ)
個人的な意見としては2つ。
- 価格を5千円くらい落として欲しい
- メモリPC3-10600処分はケチ臭い
メモリは微妙なものの価格はもっと下げられるはず。
私が何故これに目を付けているかは、今(2012年7月末)知人などから「デスクトップはどれを買えば良いか」と聞かれた際、予算7万円出せるならこれを選択肢に入れろと言える為。
但し私が勧める際は必ず3年保証(標準1+延長2年)をゴリ押しするのでプラス5250円。69,980では75千円超えてしまうし、64,980円でも7万円を超えてしまう。
パソコンは安くなったとは言え高額商品。金銭感覚がおかしくなる為、たかが数千円高くなるだけと思いがちなものの、その数千円は普通の人にはでかい差でしょう。3千円差なら焼酎が6リットルくらい買える程。
パソコン工房(ユニットコム)のどこが上手いか
量産系BTOメーカーはカスタマイズも出来るけれど、標準構成が最も割安でカスタマイズするとやたら高くなる仕組。
SSD+HDD標準では無い機種や他社のBTOパソコンで、HDDからSSDへ変更し、HDDを追加すると数千円は乗るでしょう。
過去の3万円レサンセやウルトラブックも同様、今回のミニタワーなレサンセも完成品(BTO、受注後生産では無い)なのでハードウェア部分は標準構成のみ。
せっかくバランスの良い構成、安心のオーバースペックで出せているのだから、もう少し価格が何とかならないか交渉しようと思ったけれど、なぜ私がそこまでするのか意味不明なのでスルーしておきましょうか。
予約販売になっているけれど、完成品は在庫が怖いはずなので、あまりにも売れ行きが鈍いようならキャンペーン(値下げ)するはず。
パソコン工房が出来るという事はマウスやドスパラにも出来るはずなので、買う側としては急がないなら標準構成でSSDをもう少し待ってみましょう。
Windows8に1200円でアップグレード出来るとは言え、上書きインストールのような仕組なので8に乗り換える前提なら面倒。
今買い替えが必要無いなら、8がこけたのを確認してからでも遅くはございません。
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