インテルSSD搭載のデスクトップPCで新製品。
パソコン工房よりCore i3またはi5の中性能、フロンティアはi7搭載などノート含め4種類。同時にSSDでは無いけれどエプソンダイレクトからも新製品が出ており、先週発売マウスコンピューターのSRT構成も入れ、4社で比較して参ります。
先に結論、工房とマウスは安い、フロンティアとエプダイは高い。
パソコン工房より同価格のCore i+SSD構成を2種類
コメントでタレコミ戴いた、200台かつ期間も限定の2機種。
64,980円は昨日14時までと書かれている為、以降は価格が戻るとして約68千円(67,980円)として見ましょうか。
パソコン工房は期間内3千円値引きと書いているけれど、私から見ると通常価格により3千円値上がり。
脳内価格コムより、共通する主要パーツを単品買いすると小計41千円。送料は含まず、2011年7月頃のおおよそ。
- OS:Windows7 HomePremium・・13千円
- マザー:H67MA-S01・・10千円
- メモリ:4GB・・4千円
- DVD:スーパーマルチ・・2千円
- 電源:450W・・3千円
- ケース:IW-C653・・10千円
マザーは市販のH67MA-ED55(最安13千円)より載っているパーツや設計が安っぽく、HDMI端子が無い事から勝手に1万円に値下げ。電源は激安品と同様に3千円くらい。しかし、ケースのIW-C653は価格コム最安で何と1万円(10,679円)と高め。これは見て来た。
Core i3+SSD120GBは、小計28千円。合計69千円。
- CPU:Core i3 2100・・10千円
- SSD:インテル320シリーズ120GB・・18千円
Core i5+SSD80GBは、小計30千円。合計71千円。
- CPU:Core i5 2400・・15千円
- SSD:インテル320シリーズ80GB・・14千円
価格を比較すると。
- MD6010iCi3 TYPE-LMT4・・工房:68千円(単品合計:69千円)
- MD6010iCi5 TYPE-LMT5・・工房:68千円(単品合計:71千円)
パソコン工房側が安くなった原因はケースとマザーの型番を表記している為。これが無ければ私はてきとうにケース5千円、マザー8千円くらいとして、単品合計は7千円安くなっていたでしょう。
いずれもOEM(製造メーカーがそのPCメーカー専用で製造)と思われ、パソコン工房では更に安く入れていると思われますが、それを言い出すとOS(DSP版Windows)など全てになり営利にならず。
CPUとSSDの性能を入れ替え、同価格にしている珍しい売り方。個人的にはCPUの性能差よりSSDの性能と容量を考え、i3構成がよろしいかと。
OSや入れるアプリケーションで使用量は底上げされる為、単純に120GBは80GBの1.5倍とは言えず。例としてOSや一時ファイルやページファイルが計30GB、プログラムファイル10GBとすると、空き容量は約40GBと80GBになり2倍の差。
工房のi5機とエプダイの新製品「Endeavor TY5000S」を比較
エプソンダイレクトいわく、お手頃価格らしいCore i5 2400搭載PC。
ポイントが約1400付くらしいものの、送料が2500円掛かるので約71千円。
パソコン工房は数ヶ月前から送料無料キャンペーンを延長中、しかし面倒なので通常の送料630円を追加し切り上げて69千円としましょうか。差額はエプダイが2千円高額、エプダイ贔屓にしております。
Endeavor TY5000Sを標準構成で見積もりまで行った所。
パソコン工房との性能の違い。左が工房、右がエプダイ。
- SSD 80GB・・HDD 500GB
- USB3.0有り・・無し
- 無し・・IEEE1394有り
低速でも大容量ストレージとIEEE1394が必要ならエプダイ。SSDとUSB3.0が良いなら工房。ストレージのみで単品の価格差が1万円近くなる為、エプダイはやはり高いという事。
エプソンダイレクトは延長保証が安く、サポートが良い(らしい)為、差額はサポートと考え充てるべきでしょうな。必要無いなら延長保証は工房も他社と比較し安い為、無理にエプダイを選ぶ理由は無くなりましょう。
ちなみにエプダイでインテルSSD 80GBにすると総額は約86千円。
フロンティアよりSSD搭載モデルが仰天プライス
値下げ後でさえ普通の値段より高め。
先日マウスが出した新製品が、上のGAシリーズと似ているので性能を比較。先にフロンティアの約105千円構成。
- OS:Windows7 Home Premium 64bit
- CPU:Core i7-2600(3.40GHz / 8MB)
- マザー:P67 Express チップセット
- メモリ:4GB(2GB x2)DDR3-SDRAM
- グラボ:GeForce GTX550Ti 1024MB
- SSD:
- HDD:1.5TB S-ATA2
- DVD:スーパーマルチ
- 電源:600W
- ケース:ATXケース
送料は両社3150円と高め、同額なので相殺しスルー。
フロンティアは標準価格が約13万円、仰天プライスは105千円。マウスは初めから10万円となっており、フロンティアの仰天プライスより5千円安め。
ケースなどオリジナル部分を除いた違い。左フロンティア、右マウス。
- メモリ:2GBx2・・4GBx1
- HDD :1.5TB(SATA2)・・1TB(SATA3)
- チップセット:P67・・Z68※初期設定でSRT仕様
フロンティアはメモリがデュアルチャネル。古い人間は2枚構成マンセーかも知れませんが、以前調べた比較ではデュアルチャネルの恩恵はほぼ無いのでは、という事になっており、現在マウスに限らず他社も1枚構成が結構出ております。改造前提なら空きスロットが多い方が良いという価値観も有りでしょう。どちらが正解とは言えず。
HDDは一見フロンティアの方が容量が大きく良いように見えますが、1TBで足りない自信が有るなら、おそらく2TBでも足りないでしょう。帯やタスキに何とかというやつです。
チップセットの違いは本来BTOパソコンでは意味が薄れる所ですが、HDDはマウス側はSATA3接続となっており転送速度が速いと思われ、更にSRTというSSDをキャッシュ扱いにしてHDDを超高速化する仕組みがマウス側には標準で設定されております。
簡単にバラすとマウスのSSDはキャッシュ用。「*」にOS入り
- フロンティア・・SSD 80GB* + HDD 1.5TB
- マウス・・HDD 1TB(SSDキャッシュ20GB)* + SSD残り60GB
フロンティアの仰天プライスは、フロンティアの中の人がそう思っているのみ。通常価格が高過ぎるという意味なら確かに仰天プライス。
ちなみにGZシリーズと書かれている135千円(通常:17万円)。
- Windows7 Home Premium 64bit
- Core i7-960(3.20GHz / 8MB)・・0
- X58 Express・・+5千円
- 6GB(2GB x3)・・+2千円
- 80GB SSD S-ATA2
- 1.5TB HDD S-ATA2
- DVDスーパーマルチドライブ
- ATI Radeon(TM) HD 5870 1024MB搭載・・+7千円
- 1000W・・+5千円
右に入れた赤い価格は、同社GAシリーズとの単品の価格差。価格コムより不自然な価格を除く最安にて。
i7-960は価格改定でi7-2600と同じくらいの価格まで下がっており、X58はP67よりやや高いとして甘めに。メモリ2GB追加を約2千円くらい、HD5870はASUSが2万円で出ておりGTX550Tiとの差額を7千円。電源は600Wと比較すると5千円くらいは高いだろうとして。
差額の総額は19千円、約2万円とすると。
- GZ・・標準:17万円、仰天:13.5万円
- GA・・標準:13万円、仰天:10.5万円
差額は標準で4万円、自称仰天プライスで3万円。1万円ずれており、更に私の計算より1万円GZの方が高額。
しかしこれは皮算用。グラボの差額はまだ有るとし、不明なマザーと電源の差額も有るとして、3~4万円差とするならGZとGAの差は普通。
強引ですがGZもマウスより高額という事になりました。
BTOメーカーは安いと高いがはっきりしている
デスクトップが安いメーカーは、ドスパラ、マウス、パソコン工房系。これら3社(ブランド)は自作用の単品価格を合計すると、BTOパソコンの方が自作より安い事が多く有り。
高いメーカーは今回の比較の通り、エプソンダイレクト、フロンティア。エプダイは延長保証やサポートという別の価値が有るものの、フロンティアは特に無し。
いずれも狙って槍玉にしているわけでは無く、偶然同じタイミングで最近リリースされた新製品を比較しており、エプダイやフロンティアを叩こうとしたものでは無く。
パソコン工房を例にすると、電源、メモリ、HDDのメーカーが不明では有りますが、私のようにいずれもこだわらない自作PCを考えるなら手間が省けるとして、BTOパソコンのSSD搭載PCは有りでしょう。
また、マウスのように初期設定でSRTという冒険をしてくれるなら、相性や設定などもマウス任せになり、自信が無いなら自作PCのセルフサービスより安全。
ドスパラはOS無しに御注意有れ。安く見えてもOS無しなら、他社より13千円くらい表記が安くて当然。時々、さり気無くOS無しが標準として混ざっており紛らわしい一覧になっております。
SSD搭載デスクトップ比較まとめ
インテルSSDの320シリーズは、現在8MB病の不具合が発生しており、データが全て吹き飛ぶ可能性が有る仕様。
フロンティアやパソコン工房が突然SSDを標準、期間や台数限定で出している理由は、インテルのパッケージ品に新ファームを当て、バルクになってしまった物の処分かも知れません。
いずれにしても、SSD標準、CPUの性能を控えめ、グラボなど搭載せず、事務やメール程度のユーザ用として考えてくれると、私も稀に相談される際に勧めやすくなります。
しかしSSD、まだまだ高いですな。
>個人的にはCPUの性能差よりSSDの性能と容量を考え、i3構成がよろしいかと
>空き容量は約40GBと80GBになり2倍の差
同意です。HDDとは違ってSSDだととても大事な要素ですな。
単純に寿命と速度低下し始めるまでの差が2倍あると考えられますので。
それと80GBと120GBでライトの速度性能がかなり違うのも大きいですね。
>値下げ後でさえ普通の値段より高め
仰天プライスのタイトル直後の冒頭でワロタ
>HDDはマウス側はSATA3接続となっており転送速度が速いと思われ
HDDならSATA3で接続したところで速度の向上は誤差の範囲でしょうが、後々SSDに換装するといったことまで考慮すればSATA3のほうが将来的にいいでしょうな。
>ATI Radeon(TM) HD 5870
ほぽ終息なHD5870を保守用含め相当数用意しておくってのは逆にすごいと思うわw
>いずれも狙って槍玉にしているわけでは無く
>エプダイやフロンティアを叩こうとしたものでは無く
いえ、そんな何度も強調されなくても大丈夫ですよ。
わかってます。わかってますってw
>初期設定でSRTという冒険をしてくれるなら、相性や設定などもマウス任せ
これはあるでしょうな。
動く状態で買うわけですし、動かなくなったら保証で直しが効くという。
>突然SSDを標準、期間や台数限定で出している理由は
>インテルのパッケージ品に新ファームを当て
>バルクになってしまった物の処分かも知れません。
今日の核心キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
ちょw、そんなホントのこt うわなにをするやめr
Intel 320シリーズは8MB病持ちの上にSATA3未対応。
X25シリーズのNAND載せ替えただけのようなスペックでもインテル価格。
本当に需要が読めないSSDだと思います。
在庫処分で廉価マシンに載る悲運のSSDなんですね。
検証する前に結論を出すとは斬新な切口ですね
>パソコン工房のMD6000シリーズ2種
気になるのは、搭載するWindows7に「SP1適用」の文字が無い点ですね。と思って他のデスクトップシリーズ(MD7やMN5等)を確認すると、全て記載がありませんでした。というかノートもゲーム向けも全て記載が無いのですが、その辺はどうなっているのでしょうかね
どうせSSDにするなら大容量・高速度が良いでしょうから、Intel 510シリーズの250GBが30,000円を切るくらいになると嬉しいのですが、いま5万円弱ですから先は長そうです。高止まりしているせいで、最近は120GB辺りで2万円を切っていると、意外と安いのではなかろうか、と勘違いするようになってきました
>先に結論、工房とマウスは安い、フロンティアとエプダイは高い。
いきなり結論、早いよw
まあ納得出来る結論でしたが。
エプダイのは何か中途半端な感じですね。
せめて標準でUSB3.0は付けてよって思った。
>ドスパラはOS無しに御注意有れ。
最近OS無しが標準のメーカー増えてませんか?
ユニットコム系でも工房はOS有りですがTWO TOPとFaithは結構OS無しの物も有り……気のせいなのかな。
>庶民Aさん
>気になるのは、搭載するWindows7に「SP1適用」の文字が無い点ですね。
確かに気になりますね、同じユニットコム系でもTWO TOPとFaithのカスタマイズにはSP1適応済みの文字が有るに。他のBTOメーカーも殆どSP1適応済みだし。