Windows8のアップグレード問題とでも申しましょうか。
昨年、パソコン工房でWindows7入りノートPCを購入し、8 Proへの1200円アップグレード権も購入。これに関して疑問がいくつか出た為、直接マイクロソフトへ問い合わせ。久々の電突。
クリーンヒットな記事と思うので是非お読み有れ。
先に疑問を箇条書き。
- 優待(1200円)アップグレードは別のPCへ入れて良いか?
- Windows8のテスト版(CP、RP、RMT)はアップグレード可?
- 7 Home~を8 Proへアップすると8 Proダウンは7 Pro~?
詳細は以下。
1.私が昨年12月に購入したWindows7入りノートPC(3万円レサンセ)は、8 Proへの1200円アップグレード対象で購入。このアップグレード版を3万円レサンセ以外、例としてメインPC(XP Pro~ SP3)へインストールして良いのか。
2.Windows8製品版が発売される前のテスト版Windows8は1月末までに製品版にするよう注意が表示されるが、これに3万円レサンセで購入した1200円アップグレードを適用しても良いか。
3.Windows8のProは一部メーカーや機種によりダウングレード可能と聞いているが、3万円レサンセ(7 Home~)を8 Proへアップグレードし、そこからダウングレードすると7 Pro~になってしまうのでは?
情報収集の基本、電話で問い合わせる前にまずググる。というわけで、先にマイクロソフトの優待販売FAQから見て行きましょう。
優待アップグレード情報をマイクロソフト公式FAQで確認
該当ページはこちら。古いウェブブラウザでは開けないので注意。
Windows 8 優待購入プログラム - FAQ
http://www.windowsupgradeoffer.com/ja-JP/Home/Faq
私の疑問に関係しそうな項目を5つ引用。
Q.プロモーション期間中に Windows 7 Professional が搭載された対象 PC を購入し、Windows XP SP3 にダウングレードした場合でも、その PC で Windows 8 優待購入プログラムを利用することはできますか?
A.はい。Certificate of Authenticity および関連するプロダクト キーの Windows バージョンは、プログラムの対象であるかどうかに関連したものであり、使用されている Windows のバージョンに関連するものではありません。アップグレード後の動作は、PC にインストールされている Windows のバージョンにより異なる可能性があります。
これを読むと、Windows7 ProfessionalをダウングレードしたXP(SP3)は、OSがXP(SP3)以降なので、Windowsのバージョンは問わない、要するに同じパソコンなら問題無いと解釈できましょう。
そして、もう一つ似たものも。
Q.既存の Windows OS から Windows 8 へアップグレードするために、Windows 8 Pro アップグレード 版を使用できますか?
A.はい。Windows 8 アップグレード製品 は、既に Windows の以前のバージョン (Windows XP SP3 以上) がライセンスされているコンピューターで使用するように設計されています。アップグレード元の Windows のバージョンによっては、Windows 8 の「クリーン インストール」が必要となる場合があります。
ここではクリーンインストールになるかも、という言葉が付け足されております。実際に、XP(SP3)からアップグレードするにはクリーンインストールが必要。
ちなみに7が入っているPCでも、パーティションを分けて別領域へクリーンインストールも可能。ライセンス的に問題が有るとは思うけれど。
そしてここが今までの私の見落とし。
Q.Windows 8 アップグレードは対象となっている PC にインストールする必要がありますか?それとも別の PC にインストールできますか?
A.今回のアップグレードは、2012 年 6 月 2 日から 2013 年 1 月 31 日までの間に購入された Windows 7 PC に対して提供されますが、システム要件を満たすいずれの PC に対してもインストールできます。
例として、私の3万円レサンセ繋がりで購入したアップグレード版8 Proは、メインPCでやっても良いという事に。
てっきり、Windows8発売前や直後に新規購入した7パソコンを8へ安く上げてくれるという救済(と言えるかは微妙)と思っておりましたが、単なるオマケ的な安売り。
関係無いけれど、もう一つ謎が解明。
Q.購入の証明を提供する必要はありますか?
A.オンライン上で対象であるかどうかを確認できなかった場合は、購入の証明を提示する必要がある場合があります。
私がアップグレード権を購入した際は、購入証明の提出は求められておらず、これではいつ購入した7PCやDSP版でも良いのでは?とか言っておりましたが、必要な場合も有る、との事。
しかしDSP版はショップやメーカーが在庫可能。プリインストールされるOEM版もメーカーはコアラベル(プロダクトキーが書かれたシール)を在庫可能。
どのようにして新旧を振り分けているのか分からず、単に全部購入証明を提出されるとえらい事になるから「場合があります」で濁している、または不正を防止しているだけに見えてしまう。
ラストはこちら。
Q.アップグレード時にサポートを受けることができますか?
A.はい。Windows 8 には、マイクロソフトによる 90 日間の無料サポートが含まれています。サポート期間は、Windows 8 のインストールおよびライセンス認証を完了した時点から起算して 90 日間とします。
というわけで、私は8をインストール(アップグレード)して90日も経過しておらず、偉大なるマイクロソフト様の慈悲深い無料サポートを受ける義務が有りそうなので問い合わせへ。
電話番号の発掘まで結構苦労したので、電突に挑戦してみたいならこちらのページをブックマークとかどうぞ。
カスタマー サービス電話番号
http://support.microsoft.com/gp/customer-service-phone-numbers
引用。
電話番号: 0120-41-6755
営業時間:
- 個人のお客様 平日 9:30-12:00、13:00-19:00
- 法人のお客様 平日 9:00-17:30
2013年1月現在なので、未来から来た人はリンク先で内容をご確認有れ。変更になっているかも知れない為。
曖昧な点を問合せる為にマイクロソフトのサポートへ電突
平日の日中、私は普通に仕事をしており、かと言えど19時前は混雑しすぎると予想。昼休みを潰す覚悟で14時に発信。
自動音声のアナウンスにより、Windows8のライセンスに関してという番号が有ったのでボタンを押し待つこと20分くらい。
- 3分経過・・アナウンス「10人以上のお客様がお待ちになっています」
- 11分・・7人待ち
- 13分・・5人
- 16分・・3人
- 19分・・1人
- 21分・・着弾
オペレータの名前はもちろん出さないけれど、東京の地名とだけ。
Windows8のサポートなので、プロダクトキーとかアップグレードのIDなど聞かれると思い準備していたものの、最後まで何も聞かれず終話しております。
では本題。回答は意味を変えず省略などしております。
優待(1200円)アップグレードは別のPCへ入れて良いか?
公式のFAQで解決しているけれど、あのページの日本語翻訳が間違っていないとも限らないと思い、せっかくなのでジャブを一発。
マイクロソフト回答:問題ありません。但し、Windows XPでしたらSP3(エスピースリー)へ更新されてからになります。
公式FAQの回答通りの回答。
私が勝手に思い込んでいただけで、購入したWindows7パソコンに限らずアップグレード可能なバージョンのWindowsなら、どのパソコンでも1200円アップグレード版Windows8 Proを入れても良いという結論。
Windows8のテスト版(CP、RP、RMT)はアップグレード可?
以前、やっている人が居たけれど、マイクロソフトのコミュニティ(電子掲示板)では、ライセンス違反だろうとか予想される人が居られました。
マイクロソフト回答:プレビュー版からのアップグレードも可能です。お試し頂けたらと思います。
やってよしとお墨付きを頂戴。
テスト版のWindows8のインストーラを所有しているなら、アップグレード価格でWindows8 Proが入ってしまう。
ダウンロード版は今なら3300円。
source:Windows を購入する - Microsoft Windows
テストに協力してくれて有り難う価格とでも解釈すればよろしいか。
既にダウンロードリンクは消えているけれどファイルは残っており、直接URLを書いているサイトも有るので、必要なら調べてみましょう。推奨はしないけれど。
7 Home~を8 Proへアップすると8 Proダウンは7 Pro~?
通話中に笑いそうになった、どう考えても屁理屈。
しかしテスト版をアップグレードで製品に出来るくらいデタラメなのだから、もしかしてと思い最後の質問。
マイクロソフト回答:元のWindows7がHome Premiumでしたら、Windows8 Proからのダウングレードは、Windows7 Home Premiumになります。
当然と言えばそれまで。
しかしアップグレード版プログラムでもクリーンインストール(上書きでは無い)出来てしまうくらいなので、もしかすると出来てしまうかも知れない。
しかしマイクロソフトは「Home~になる」と答えており、やると認証が仮に通ったとしてもライセンス違反でしょうな。
結論:Windows8 Pro DSP版の購入は損(まとめ)
8からパッケージは廃止になりDSP版へ。そのDSP版も7までのようなパーツとセットという制限は無くなり単品販売へ。
Windows8 ProのDSP版は1.5万円くらい。アップグレード版パッケージは発売記念プロモーションで約5千円、期間限定の優待価格なダウングレード版は3300円または1200円。
2月以降、アップグレード版がいくらになるかは公表されていないけれど、8を導入するなら今でしょう。要らないと思うけれど。
まとめると。
- Windows7パソコンを購入・・別PCへ1200円で8 Proが入る
- XP SP3以降のPCを所有・・3300円で8 Proが入る
- 開発版の8を持っている・・アップグレード価格で8 Pro製品版化
全ての条件に合わないならDSP版を購入するしか無いけれど。ちなみに私は全ての条件にあてはまっているけれど、8を実用する気は無く、テスト用に1台有れば良いので要らない。
しかし先日、7のDSP版を2つ購入したのでおかわりするべきでしょうな。テスト版8を持っているので、やろうと思えばOS無しPC2台へ1200円の8 Proが入ってしまう。
8を入れるくらいならLinux(Ubuntuなど)の方が良いけれど、ふと考えるとこのライセンスは私が所有と紐付いていないとすると、8にしたいという奇特な知人などへ進呈しても良いかも知れない。
Windows8 ProやOffice2013を安く購入する方法(期間限定)
https://bto-pc.jp/select/windows8-pro-office-2013.html
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