Windowsバージョン解析更新。
10月分となると9月の消費税アップグレードによる駆け込み需要の影響が見えると思われ、実際に10シェア上がったのだけれども、これ本当に増税が関係しているのか?と疑うデータも添えて参ります。
1ヶ月間の集計よりWindowsシェア。
アクセス総数をGoogle Analytics(以下、GA)より。
検索需要そっちのけなGoogle様の気分次第になっており、ここまで汚いグラフになるとは露にも思わず。心形久しく労して、一生ここに窮まれり的な。
Windowsバージョン別の利用率
GAより、Windowsのバージョン別シェア。
10シェアが4分の3近くまで上昇。
言い方を変えると4台中1代ものパソコンがWindowsなのに10ではないという、まだまだ10とかMicrosoft頑張れとしか映らず。10へ移る気がしない私にはかなりどうでもOK。
推移。
JEITA統計の記事でも書いたとおりなラストスパート待ったなし。
消費税+2%ブーストの影響がないとは言えない、しかしその影響がデカいとも言い切れないデータを少し後で出すので消費税ガーだけで語るのは早すぎでございます。
前月との差もほんのり大きめ。
ほんのりでしょう。とはいえ無償アップばら撒き終了後としては過去2番めに大きい10上げ7落ち。
8%が10%はたったの+2%でも、中小企業でさえ300万円分なPC30台のパソコン買い替えになるとしても消費税6万円おかわりな違いがあり、私も職場PCのWindows 10移行は9月でほぼ終わるべきと考え9割以上完了した。
ところが消費税関係ないのでは?と思える世界シェアがこちら。
前月はやや大きめな上がり方。
最新ではWindows 10が62.98%、もうすぐ3台中2台のWidows PCが10になるほどの勢いで、来月は2/3ごとき余裕でクリアしてしまうはず。
10月の変動の大きさは過去4年少々分のグラフで視覚化できた。
1つ上(前)のStatCounter画像は13ヶ月分なのでわかりにくい。
赤い線は国内、の中でも当サイトのアクセス解析な小さい範囲ながら、青い線の方はStatCounterがどうにかして計測している世界シェア。その世界と当サイトの推移が突然急上昇したタイミングが2019年10月なナウ。
グラフの急激な右上がりに何かミスっているのか5回確認したものの間違えてはいないようで。
国内だけで見ると消費税ガーになるかも知れないけれどStatCounterも並行して見ると、日本という小さなシェアが世界シェアに影響しているわけがなく、7終了祭りは地球レベルで起こっていると実感できてしまえる。
来たるセカンドインパクトに向けて
Microsoftの立場としても、良識ある一般市民としてもWindows 10移行祭り、言い換えると7終了祭りは喜ばしいイベントなのかと。
パソコン工房がここぞとばかりにセールをしていたりもわかるけれど、またここから3年くらいパソコンが売れない時期になるところまで読めているのだろうか。
べっ、別にアンタ達がどうなろうと知らないんだからねッ!と言いたいけれど、これ以上BTOメーカーが減るのはどうなのか。選択肢が減るのはいただけない。
BTOとは言えない大手がこうなることを見越してNECと富士通はLenovoへ、東芝はシャープへ身売りし、ソニーはVAIOを切り捨てたのかと憶測すると単なる大手なだけではなくMicrosoftの暴走まで読んでいたのかと想像して感慨深い。
少なくとも2022年までパソコンは再び売れなくなり、第2のクレバリーが1~2個出て来てしまうはず。そこまで考えてBTOメーカー続けている企業ばかりなのだろうか。
>増税が関係しているのか?
10万円のPCでは2,000円、20万円のPCでも4,000円の差ですから、買い替え需要を大きく刺激するには足りないと思います。どうせなら「9月でWin7からWin10へのアップグレードは完全終了」として、相乗効果を狙ったほうが可能性はありそうでした。
9月は日本だと上期の終了時期ですから、その決算を見てWin10導入を決定した企業が無いことは無い程度