以前、窓の杜大賞になった「ハードディスクのSMART情報などを見るツール」を
ネタにしましたが、SMART情報が見やすいインターフェイスとしてであって
やはりHDDというものは、状況無関係に壊れる物です。
「消耗品」と他のサイトや私も書いていますが、もしかしたら消耗品という
例えは合っていないのかも知れない、と思いました。
ボールペンはインクが切れるけれど、突然壊れたりはまずありません。
しかし、HDDはいつまでも使えることもあれば、買った翌日にクラッシュ
ということも有り得ます。これは消耗品というより、おみくじです。
そして、Googleがスゴイ実験をしています。
HDD10万台を使って、動作時間や温度は故障と関係あるのかを調べています。
Googleによるとハードディスクは温度や使用頻度に関係なく故障する - GIGAZINE
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070219_disk_failures/
引用した上にトラバ送信しておいて何ですが、GIGAZINEさんの記事ではやや読みづらいのでまとめると、
■Googleが用意したHDD
・ ATA(パラレル)またはSATA(シリアル)混在
・ 容量は80GB~400GB
・ 回転数は5400~7200rpm
■結果
・ HDDの温度が50度を超える環境では故障率が上昇
・ SMART値から得られる故障予測日数は参考にならない
・ ScanErrorは関連が高く、60日以内に故障する確率は正常時の約39倍
・ 故障したHDDの大半はSMART値によるエラーは出ていなかった
ということのようです。
10万台という豪快な数量なので信憑性ありますね。
どこかのサポートランキングとは桁も質(属性)も違います。
結果につっこむと、50度を超えるのは確かにヤバイ。
(と、言いつつ私の3rdHDDは夏場70度超えますが)
これはHDDのメーカーによって上下はありますが、自作の場合はフロントファンを
手抜き工事していたり、付けていてもホコリが詰まって吸気不足が原因。
そして、SMART情報が関係無いことはごもっとも。よくぞ調べてくれました。
体温と心拍数から人間の寿命が解らないことと一緒です。
壊れてもSMARTエラーが出ないHDDは、(体感ですが)10本中9本以上くらい
有り、SMARTエラーを吐いてくれたら確信できる程度のものです。
※冷たいですが、故障確定なので検査時間が省けて説明し易い
ScanErrorはややビビりました。
この"ScanError"が何を挿しているのか20分くらい検索したのですが、
「ディスクの表面に問題がある」とのことでした。
そりゃ故障し易いのは当たり前です・・・
以下はGoogleのレポートです。英語が読めるならどうぞ。
私にはサッパリ解りませんでした。
Failure Trends in a Large Disk Drive Population
<追記:2009/09/27>
こちらでコメントが伸びています。返信などは、この記事でもリンク先どちらでも。
https://bto-pc.jp/select/bto-pc-407.html#comment524
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