猛暑が続く毎日、CPUファンはガンガン運転でしょうか。
私の爆熱Pentium4(550)は昨年だったか3千円の静音大きめファンに交換し、比較的静寂で快適な日々を送っております。それでもドスパラのCore i7の860用ファン(多分安物のバルク品)よりは遙かな騒音。とっとと直せない程にぶっ壊れて欲しいものです。
パソコン買替えと言えば、更に判らなくなるネタが今回1本仕込んで有ります。
役立つネタはおそらくラストのみ。時間が無ければ5番テーブルへどうぞ。
- マイクロソフトが弱ったMac君に仕返し「Windows VS Mac」
- フロンティアのキーボードが初期不良「但し支障は無い」
- デフラグの真の力をSSDも含めてASCIIが検証
- 鉄キチASCII編集員とzigsowが583系PCケースを商品化へ
- ファンレスCore i7とモバイルCore i5、Sandy Bridgeリーク情報
マイクロソフトが弱ったMac君に仕返し「Windows VS Mac」
先月公開終了したようですが、Mac君がPC君を馬鹿にしている下衆(げす)なCMとして書いた記事では、この手の他社を貶める宣伝は日本には合わないとしました。
今度はマイクロソフトが反撃に出たようです。
米Microsoft「PC vs Mac」キャンペーンサイト | マイコミジャーナル
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/08/11/046/
全部英語なので日本向きでは無く。読もうにも読めないので、何をやらかしているのかマイコミより一部引かせてもらいます。
英語行ける眼ならMS公式サイト内へ直接どうぞ。
例えば「Choice」という項目では、MacではBDドライブやTVチューナー、メモリースティックリーダー、3Gデータ通信機能を内蔵した機種はな く、ドングルなどのオプションとして導入する、あるいはドライバそのものが存在せずにハードウェアが利用できないことが指摘
「そういう使い方をしなければいい」というジョブズCEOの声が脳内で響きましたが酒の飲み過ぎです。
その他、粗探しに近い物が有りそうですが、マイクロソフトはハードウェアを作らず何様のつもりか。マイクロソフト様ですが。
ハードウェアと言えば、同時期に米DELLからも相乗りの話題が。
Dell、Apple製品と自社製品を比較し優位性をWebで公開 - スラッシュドット
http://slashdot.jp/apple/10/08/11/0120249.shtml
面白くなって参りました。喜び勇んでスクリーンショットの準備をしDELLの当該サイトへ言ってみると話が違う。
Page Not Found 既に消されておりました。誤って公開してしまったのか、まずいと思って消したのか。前者なら再公開される可能性は有りましょう。
スラッシュドットの兄貴から的を射たご意見。
lenovoとかHPとかと言った「真の競争相手」ではなく、Appleを競争相手にしている時点でDellは逃げているとしか言い様がないかと。
アップルが何故弱気かと言えば、Mac君vsPC君の終了以外に、iPhoneのアンテナ問題で他社も変わらないと強引に巻き添えにしようと目論むも全メーカーから反撃されアンテナ検証ページを削除(via:Engadget)する始末。
アップルがやると純和風思考の私には何故?と疑問ですが、マイクロソフトがやると必死だとしか思えない違いは偏見でしょうか。
マイクロソフトは他にもGoogleでやらかしております。
マイクロソフト、ヤフーとグーグルの提携にもの申す - Computerworld.jp
http://www.computerworld.jp/topics/google/187809.html
日本のYahooの検索エンジンにGoogle検索が利用されるという趣旨。海外(yahoo.com)ではマイクロソフトのBingが採用になるものの、日Yahooの主導権はソフトバンク。
これに対しASCIIの記事に日Yahooの社長コメントが載っております。
記者:米マイクロソフトは公正取引委員会に「競争阻害の申し立てをする」「証拠を出す」と主張しているが?
日YahooCFO:独自に検索エンジンシステムを開発して所有していた米ヤフーと、Yahoo! JAPANのようにシステムを持ってない会社とでは事情が違う(中略)
日Yahoo社長:まだ始まっていないものに対して「証拠を出す」と言われても困る。
マイクロソフトは脊髄反射というやつでしょうか。整理すると。
- マイクロソフト・・Windowsシリーズ、クラウドとかモバイルもやる
- アップル・・MacとかApple製品全部、同上
- ソフトバンク・・Yahooを持っている、iPadやiPhoneでアップルと繋がり
- Google・・AndroidやChrome予定、クラウド含めソフトウェア開発中心
パソコンで言うとマイクロソフトの真の競争相手はGoogleでしょう。検索では相手になっていないけれど。
脱線した為まとめると、ソニーがWiiに対し地デジ録画出来ない、任天堂がプレステ3に対しモーションセンサーついていない、と言っているようなもので、消費者は必要なハードウェアを見ているわけでは無くソフトウェアや用途の提案を待っているわけで、VSにしても仕方無く不毛という事です。
フロンティアのキーボードが初期不良「但し支障は無い」
どうしてこうなったのか意味不明なニュース。
KOUZIRO、付属キーボードで刻印通りに入力できない現象 | RBB TODAY
http://www.rbbtoday.com/article/2010/08/09/69744.html
他のニュースや専門サイトには上がっていない為、プレスリリースでは無くRBBが発見したと推測。
KOUZIROは、2010年7月以降に出荷した製品で、製品に付属しているキーボードの一部のキーがキートップの刻印通りに入力できない現象を発表。(中略)対象となっている文字は、「ほ」キーに刻印されている「£」、「へ」キーに刻印されている「々」、「@」キーに刻印されている「¢」、「わ」キーに刻印されている「˜」など全9種類。
ちょっと意味が判らない。写真を見て納得。
Realforceには書かれていないのかと、手元に有る他のキーボード3種類を見た所、いずれも「々」や「ヶ」など無く。「『」や「』」は「カッコ」や「記号」で変換するものと思っていましたが、台湾品質が丸出しになってしまったのでしょうか。
フロンティアの書き方が格好悪いかも知れない。
入力の出来ない文字は通常の日本語環境では使用することが希な特殊文字であり、普段のご使用には支障がございません
RBBが翻訳すると格好良くなります。
同社では、「通常の日本語環境では使用することが希な特殊文字であり、普段の使用には支障がない」としている。
iPhoneで左下部分を手で隠すとアンテナが弱る支障について「そういう持ち方をしなければいい」と言い放ち、私のハートを鷲づかみにしたアップルCEOジョブズ氏の名言。
(我が社(フロンティア)のパソコンを使いたいのなら)「そういう打ち方をしなければいい」という事でしょう。
有るべき物は使えるべきで有る、これは私が今2秒で考えたフレーズですが、今回のフロンティアの中の人の作文は普通では無い気がします。
普段使わないので支障は有りませんが、該当機種はRBBまたはフロンティアに上がっているので、今年7月以降に購入したPCはご注意有れ。
デフラグの真の力をSSDも含めてASCIIが検証
デフラグ派または反対派を遙か昔に書いた記憶有り、そこで私の結論としてはどちらでも良いのでやりたい人間はやれば良いとしましたが、ASCIIがHDDとSSDで検証。
PowerX PerfectDisk 11 Proの宣伝かと思いますが、有名なフリーソフトであるCrystalDiskMark (以下、CDM)を使ってベンチを採られております。素晴らしい。
ASCII.jp:デフラグソフトでパソコンを軽くする5つの奥義!
http://ascii.jp/elem/000/000/541/541321/
5つの奥義とやらの中からベンチ結果を引かせてもらいます。
まずはHDDを普通にデフラグ。CDMは各5回、最良の数値を表示します。
速度差10~20%程度まで誤差や許容範囲としてしまう適当な私の脳味噌では違いが良く判りません。これを体感でどちらが速いか判る人間は居るのでしょうか。
続いてSSD。同じく5回のようです。
Seqの右(シーケンシャルライト、連続書込)が10MB/秒改善。
私にはこの価値観が判らないのでノーコメント。
続いてスマートプレイスメントとやらを実行した結果を比較。
ランダム4k以外が全体的に1MB/秒改善。これは凄い。のか?
記事の締めに有るライター殿のコメント。
というわけで、何も知らなかったデフラグ初心者も、重箱の隅まで気になってしまうデフラグマニアのあなたも、最近どうもHDDの動きが重いと感じはじめたら、デフラグソフトの購入を検討してみてはいかがだろう。
この結果でこのデフラグソフトを検討してしまう初心者やマニアは居るのでしょうか。検証用として購入するマニアは居そうでは有ります。
数年前に友人に騙され、頭痛薬と偽った普通のラムネを飲んで頭痛が治った事が有りますが、デフラグをすると(HDDのガリガリ音も減り)速度が上がるというパソコンに詳しい人間の口上による気のせいの可能性は無かろうかと。
まさかASCIIとも有ろう専門サイトで断片化していないデータディスクで試したなどは無いかと思われますが、ガリガリ音が気になる人には良いのでしょうな。
鉄キチASCII編集員とzigsowが583系PCケースを商品化へ
ASCIIは時々、本格的に笑える記事が上がります。
ASCII.jp:583系電車PCケースがまさかの商品化!? その発端とは?
http://ascii.jp/elem/000/000/545/545451/
以前、日曜のまとめ記事で取り上げて笑わせてもらいました
完成品を見ると素晴らしい出来では有りますが普通の人間には要らないPCケース。しかし目を付けて量産計画するとんでも無い企業が有るようで。
センスが良すぎて全文引っ張りたい所ですが一部のみ。ASCIIの担当と企業の電話内容より。
「もしもしASCII.jpですが、電車PCを商品化したいというお話をうかがいました。おたく正気ですか?」
「ええ、記事を読んでビビッときました。ぜひ電車PCを作って販売したいのですが!」
「まずは病院で頭を診てもらうことをお勧めします。それじゃ」
(続きは本文で)
ジグソーという企業からアスキーへオファー。ケースはGIGABYTE製のため、日本の正規代理店リンクスインターナショナルの担当まで巻き込み量産へ。最低1000本のようです。
詳細はジグソーの特設ページにて。
電車PCプロジェクト - zigsow
http://zigsow.jp/special/trainpc/
その前にASCIIが書いた経過をどうぞ。
ASCII.jp:583系電車PCケースがまさかの商品化!? その発端とは?
http://ascii.jp/elem/000/000/545/545451/
常にこのテンションで作文出来るなら個人ブログを持った方が良いと思います。
ファンレスCore i7とモバイルCore i5、Sandy Bridgeリーク情報
先に見たニュースはCore i5のファンレスが発売というネタ。
良く見るとモバイルだったという。
モバイルCore i5搭載の完全ファンレスPCが発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100807/etc_olio.html
マザーボードはミニITX、メモリやCPUはノート用と考えるとノート仕様。
銀色の箱の中身が気になりますが、購入するには高過ぎる約14万円はオリオスペックより。どこに有るのか捜すも見当たらず、リンクが無かったりして時間が勿体ないので戻って参りました。
オリオスペックと言えば静音やオーバークロックで有名かと思いますが、これはtwitterで読んだ情報。店に行った事は無いもののAKIBA PC Hotlineに外観が載っており高級倶楽部かと見誤る所。
疑うわけではございませんが、一応Googleマップでも確認。
昼だと美容院のようです。
それは良いとしてマニア御用達の如き入りにくさ。私ならスルーします。実機を見せてもらえるなら入りますが怖いので誰か一緒について来て下さい。
話を戻し、Core i5 520Mでファンレスはどうなのか。発熱具合は不明ですが、インテルの仕様ページから見るにTDP35W(最大の意味や熱設計電力)と有り中々の省電力。
高額な事から考えると、静音に良い部品を使っているのでしょう。またはコンセプトモデルの宣伝用かも知れませんな。
もう一つはモバイルでは無いCore i7 920をファンレスに。
[エルミタージュ秋葉原] -「エアコンはかけてね」(8/6) -某ショップ店員談
http://www.gdm.or.jp/voices_html/201008/20100806b.html
どう見てもやりすぎですが、ケース背面ファンと上に有る電源ファンが効いているのでしょうか。どちらも排気では無く吸気にすると粋というか変態かも知れない。
別段、エアフローに優れたケースでもなさそうだが、55度前後で安定動作していた。なお、室内温度は約24度ほど。
冬場またはエアコン必須のようです。
安定動作がどこを指しているか不明ですが、まさか高負荷時に55度前後という事は無くアイドルでしょう。
各店ファンレスなどで持て余しているように見えるCore iシリーズですが、次期CPUサンディーブリッジの情報が漏れて来たようです。
PINUPS-上田新聞blog版:11年Q1にリリースのSandy Bridgeラインアップ
http://nueda.main.jp/blog/archives/005121.html
LGA1155として現状のLGA1156とは互換性無しという話。問題はそこでは無く、Core i7やi5、i3という名を残したまんま何と4桁しかも2千番台となっております。
Sandy Bridge世代 Core i7シリーズラインアップ
- i7 2600K :3.40G(TB 3.80G)、4C/8T、L3 8MB、TDP 95W
- i7 2600 :3.40G(TB 3.80G)、4C/8T、L3 8MB、TDP 95W
- i7 2600S :2.80G(TB 3.80G)、4C/8T、L3 8MB、TDP 65W
Sandy Bridge世代 Core i5シリーズラインアップ
- i5 2500K :3.30G(TB 3.70G)、4C/4T、L3 6MB、TDP 95W
- i5 2500 :3.30G(TB 3.70G)、4C/4T、L3 6MB、TDP 95W
- i5 2500S :2.70G(TB 3.70G)、4C/4T、L3 6MB、TDP 65W
- i5 2500T :2.30G(TB 3.30G)、4C/4T、L3 6MB、TDP 45W
- i5 2400 :3.10G(TB 3.40G)、4C/4T、L3 6MB、TDP 95W
- i5 2400S :2.50G(TB 3.30G)、4C/4T、L3 6MB、TDP 65W
- i5 2390T :2.70G(TB 3.50G)、2C/4T、L3 3MB、TDP 35W
Sandy Bridge世代 Core i3シリーズラインアップ
- i3 2120 :3.30G(TB 無)、2C/4T、L3 3MB、TDP 65W
- i3 2100 :3.10G(TB 無)、2C/4T、L3 3MB、TDP 65W
- i3 2100T :2.50G(TB 無)、2C/4T、L3 3MB、TDP 35W
スレッド数についてはINTELの次期メインストリーム用のCPUとなるSandy Bridgeのモデルナンバーを参考にして追記しています。
プロセッサーナンバー4桁の意味も解りませんが、旧Core iシリーズとどう比較して良いかも判りません。
LGA違うのだから別物と言われても同じインテル同士、何がどうかと聞かれても分からないので素直にPC WatchやASCIIの解説を待ちましょうか。
しかしクロック高いですな。
かつて3.40GHzしかもハイパースレッディングテクノロジーに惹かれて爆熱CPUのパソコンを買ってしまった人を思い出します。私ですが。
CPUの性能が先に行き過ぎ、その他ハードウェアのみならず、ソフトウェアや人間が置いて行かれているように思えます。
CPUは高性能が良いという価値観は、本格的なマニア向け。そこに金を掛けるなら、今はストレージ。SSDの容量と価格がこれだというラインを切れば、そちらへ投資される事をお勧め致します。
フロンティアのキーボードは旧型のOADG 109型ですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/JIS%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89
私が使っている13年越しのキーボードはと見てみたら、フロンティアと同じ配列でした。
> 入力の出来ない文字は通常の日本語環境では使用することが
> 希な特殊文字であり、
“『”とか“』”って普通日本語で(書籍名とかに)よく使いませんか?
そのままキーボードから入力できたら便利なのに。
ちなみに僕は“「”を変換して“『”にしますけどね。
ただ、専用ソフトかなにか、配布すればキーボードアサインなんて
変更できるはずなので、KOUZIROの技術力不足を憂います…。
オリオスペックのファンレスCore i5パソコンの購入ページはこちらのようです
http://www.oliospec.com/dt654.html
> ゆーご さん
知ったかぶりというか知らなかったぶり失礼致しました。確かに仰る通り。
という事は台湾クオリティでは無く、普通使わないから勘弁しろという問題でも有りませんな。リコールまで行かなくとも購入されたユーザ(消費者)には当然連絡が行っているものと妄想致しましょう。
> アロハ さん
そういう観点なら単語登録。
GoogleのIMEが数ヶ月に一回程度おかしくなるもののお勧めです。
KOUIZRO(神代)と言えば、古くは良く知りませんがBTO屋歴は長いものの時の流れでしょうか。ブログを始めて客観的に全体を見ておりますが技術力を感じない。品揃えもリンク外そうかと思う程に正直駄目かと。
> 庶民A さん
有り難う御座います。
完全無音のコンセプトモデルですな。売り物とは思えないものの、この程度なら価格を下げて本気でやれば静音でレインを抜き名を上げる良材。オリオスペックの方針が解らない・・