約10万円でゲームPCの自作見積り。
いつものエア見積りでは無く、AKIBA PC Hotlineで実際に組み立て検証したという良記事が上がっており、CPUにCore i3という無謀な設定が面白いと思ったので横槍を入れてみようかと。
内容は自作だけれども、PC初心者向けとも思う。
コスパ優先でパーツ代約9万円の自作パソコン
元ネタはこちら。
高コスパなゲーミングPCを組んでみた - AKIBA PC Hotline!
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/sp/20151214_733401.html
ヒツジ先輩「配線クソすぎワロタ」
的な馬鹿記事がこちら。
source:自作PCでこだわりの裏配線をする方法とコツと心構え - BTOパソコン.jp
いや、今回はそういう問題では無し。
10万円でゲームPCとかモンハン用?と思ったけれど、ベンチマークはそれなりに行けているので10万でも何とかなるのでしょう。
この人(私では無くAKIBA~の記事書いた人)のパーツ選定が上手い。
コスパ重視ながら外してはいけない辺りは押さえている感。
自作とか改造しない人には何が何やら判らないかも知れないので、ここから自作ユーザ視点とBTOパソコン選び用として解説。
単位の「K」=千円。下のCPUならば16K=1万6千円くらいの意味。
CPU(Core i3-6100)16K
いくらコスパ重視としてもゲームPCでCore i3とか聞いた事無いわと思ったならば私もそう感じたものの、この考え方には個人的に同感。
そこで今回はあえてCore i3の一番下のモデル「Core i3-6100」を選択してみた。物理2コアだが、Hyper-Threadingがあるため疑似的に4コア動作となる。さらにCore i3-6100はSWBFの必須スペック(Core i3-6100T)ギリギリクリアできるというのもポイント。
対象のゲームのターゲットがスターウォーズ基準なので、そのゲームの推奨スペック。私に言わせると推奨=最低で有り、必要=とりあえず何とか動く、なのでギリで推奨を超える物を選びつつ敢えてCore I3とした点に納得。
円安とは言え最低クラスのCore i3でも16K円する上、i3ならばPentiumに毛が生えたようなものとしても、クロック3.7GHzの割にTDP51Wはバランスとしても性能としても不足無いと思った。
BTOパソコンならどうなる?
量産系BTOのゲーミングPCとかで買う場合は、予算を決める->CPUとグラボがほぼ決まる->他のパーツもだいたい決まる->嫌ならカスタマイズしろ、という様式美となっている為、特に迷う所でも無いかと。
逆に言うと、グラボを決めた->ならばCPUはこれで他のパーツはバランス的にこれらで予算はこれが下限、な感じとなり迷う時間は少ないと思う。
メモリ(DDR4)8K
CPUがCore i3の6千番台ならば、メモリは当然DDR4。
最近DDR3-1600も結構安くなってきたが、4GB×2だとDDR3-1600とDDR4-2133で2,000円も差がないこと、さらに今後はDDR4が主力になる
最近は本当に価格差が無くなって来ております。
価格以外にも自作PCならば数年後にグラボのみ差し替え使い続ける可能性が大。マザーが故障して丸ごと交換となるとしても、DDR3が今後3年以上生き残る可能性は余裕で50%切れているはずなので、DDR4、CPUもそれに合っており文句無し。
メモリが流用可能というコスパ良好作戦。
BTOパソコンならどうなる?
メモリの規格なぞ気にしなくて良いでしょう。私が完成品のゲーム用PCを今買うなら、Core i7-4790K+DDR3メモリで結構。
Skylake(Core iシリーズの6千番台)はデビューからまだ半年くらい。インテル様は半年以内に何かとやらかしてくれる可能性が有り、自作のように次の代のPCへのメモリ流用を考えないならばDDR3も4もそう変わらない。
やらかしてくれた最新版としては、Skylakeはクーラーの締め具合で反るというギャグなのか、そちらがコスパ優先なのか判らない新ネタを展開しているので笑えない。
マザー(インテルH170チップセット搭載)14K
敢えてHにしている点はコスパ重視なわけですな。
ATXにこだわらなければ実売10,000円の「B150M-A」も選択肢として浮かび上がるが、今後の拡張性を考えてH170-PROが最善と判断している。
そしてASUS製品しか出て来ない原因はASUSの提灯記事感が強いのだけれども、それは記事の最後に書かれているので突っ込みは省略。
何が違うのか超簡単に説明すると、
- Z・・・オーバークロック(以下、OC)遊びやグラボ2枚挿したり遊べる
- H・・・SSDやHDDが多いとか改造するかも知れない感
- B・・・いじらない前提の最小構成OK派
アンダークロックしつつグラボ非搭載なのにZな人も存在。それが私。
BTOパソコンならどうなる?
自作で遊び倒すならZシリーズが良いけれど、ハードウェア遊びとかしないならコスパ重視でHも有りでしょう。完成品で改造ハァハァしないならHどころかBシリーズでもよろしいかと。
マザーのメーカーや型番にこだわるのは自作PCユーザのこだわりで有り、改造しない完成品でZシリーズは自己満足&コスパ悪いだけの無能的なマザーボード選びと思う。
但し、高級なゲーマー向けPCとかは自動的にZなチップセットになってしまい、メーカー側に悪気は無い、と思う。
グラボ(GTX 950-2GB)25K
こだわりを引用。
「低予算ゲーミングPC」というコンセプトならGeForce GTX 750Tiも狙い目だが、GTX 750Tiはアーキテクチャ(第1世代Maxwell)が古いので、今から買うなら第2世代MaxwellベースのGTX 950を選ぶのがお勧めだ。
私もそう思う。
デスクトップPCで消費電力とか気にする人は稀だと思うけれど、しかしGTX 750Tiは単純に旧式なので安いわけで、コスパ最重要ならば700番台も良いだろうけれども、1万円程度の差なら900番台で行っておくのが正解。
BTOパソコンならどうなる?
今時(2015年12月)時点で700番台の旧型番を載せているような構成ならば、それはおそらくパーツの在庫処分と思われ、コスパ重視度の高さは自作PC用の単品750Ti以上の要因になっているはず。
しかし、PassMarkによるGTX 950のスコアは約5300、GTX 750Tiは3700となっており、総合的には1.4倍くらい差が出るかも知れない為、1万円差をケチるのはどうかとも思った。
SSD(240GBのBX200シリーズ)11K
ここも文句無い。
ゲーミングPCを名乗るなら起動ドライブをSSDにするのは常識。今は120GBクラスのSSDが数千円で購入できるがFO4は30GB、SWBFは40GB以上の空きスペースが必要になるため、120GBだとあっと言う間に容量不足になる恐れがある。
3Dゲームをインストールした事が無いなら入れてみましょう。
私は3D美麗グラフィック系のゲームは興味が薄いので稀にしか入れないけれど、WARGAMEとかバトルフィールドなど一発で50~70GBとかシャレにならない容量を食うゲームを体験済。
「え?それってTB級のHDDへインストールすれば?」と判断したならやればどうぞ。いくらキャッシュがCドライブのSSDだとか、RAMディスクだとしても、ゲームのクライアントの読込が遅いならば、マップの切り替えも遅くなるわけで、多めなSSDが正解。256GBとか最低限。
Crucialは選択肢として信用して良いブランドだと思う。
BTOパソコンならどうなる?
SSDはHDDとは性能面以外でも違いが有り、メーカーや機種によりクセのようなものが存在する可能性が高い為か量産で有れどもBTOメーカーでさえ型番を書いている事が多め。
気になるならその型番で検索してみましょう。BTOとか関係無く、SSDをNECが作っていたりはしておらず、こだわるときりが無い為、価格コムとかAmazonなど自作PC用パーツ単品のレビューを参考に。
電源(450W 80PLUSプラチナ)8K
ゲームPCで450Wは少ない気がするものの、
電源が450W出力という点に不安を覚えるかもしれないが、CPUはCore i3の最下位モデル、GPUは省電力性能に優れたGTX 950なのでこれでも全く問題はない。
TDPを検索すると、Core i3-6100は51W、GTX 950は90Wなので合計140Wくらい。マザーなど合計し450Wも要らない気がするほど足りております。HDDを10台搭載とか変な事をしない限りはこれで行ける。
私ならプラチナにせず、もっと安い5千円切る電源を探す。
BTOパソコンならどうなる?
量産系ならカスタマイズでの電源ユニットの選択肢は少ないはず。
なぜなら容量が足りているなら良いわけで、故障したなら修理交換するだけで、故障しない電源など無く、容量不足の電源は標準構成にもカスタマイズにも入っていないので気にしなくて良いでしょう。
自作PCユーザが電源重要とか言う時代は、「動作が重いならメモリ増設しろ」並に終わったと思う。私が使っている電源ユニットは全て安物。
未だに超こだわる人はOC遊びしている人くらいかと。
ケース(クラマス)8K
初っ端の画像を再掲。
頻繁にストレージや光学ドライブをいじらないなら有りでしょう。クラマスで8千円なら安い方、しかし品質に問題は無いはず。
BTOパソコンならどうなる?
「PCケース8千円もするのかよ」と思ったなら、ATX(ミドルタワー)の場合は量産のオリジナル(OEM)でも5~6千円はするので、クラマスで8千円は全然高くはございません。
クーラー(インテル(のBOXに)入ってる)
コスパ重視なら、CPUファンの騒音は気にしてはいけない。数千円~1万少々高額化しても良いなら盛ってどうぞ。
BTOパソコンならどうなる?
騒音が嫌ならカスタマイズを推奨。クーラーのカスタマイズが出来ないメーカーなら他のブランドを推奨。どこのメーカーが良いという議論に意味は無く、どこも中身はそう変わらない。
Core i3とGTX 950でのベンチマーク各種
面倒なので省略。突っ込みどころが多過ぎて2連載になってしまいそうな為、AKIBA~本文の記事をどうぞ。
コスパ重視でゲームPCが正解とは思えない(まとめ)
まず、可能な限り安く+ゲームPCという考え方が矛盾しており、パソコンで3Dゲームをするならコスパ度外視が正解。
グラボが9万、CPU4万とするならSSDを搭載し、メモリなどもそれなりに盛る必要も有り、モニタ別で最低でも17万円くらいになるはず。
スターウォーズのベンチを例として。
ゲームをPCでやるならば、家庭用ゲーム専用機並にヌルヌル動き、専用機以上の高画質で無ければ意味が薄いので、スターウォーズ如きでの最高画質の平均が60fps切っている時点で駄目。
また、そのゲーム専用として永遠に遊ぶなら良いけれど、アサシンクリードとかやりたくならないとも限らず、新調したPCやグラボを3年は使うとするなら、それなりに性能は盛っておくべきかと。
例として、現在2.5万のグラボを購入し、3年後に出た2.5万円で現在5万のグラボと同等の性能を持つとしたなら先の3年は性能が低かった事になってしまい3年間の損、かも知れない。
2015年12月現在、私がゲーマーならばOSとグラボはこれ。
- OS:Windows 10 Pro 64bit版
- グラボ:GeForce GTX 970以上
Homeエディションは広告ポップアップ爆撃が怖いので避けており、そして10はDirectX 12対応、GTXが970以上な理由はこちら。
今回の説明会で,Fermi以降,第1世代MaxwellまではDirectX 12のベースAPIどまりとなり,第2世代MaxwellからDirectX 12のフル機能がサポートされることがはっきりした。
source:http://www.4gamer.net/games/274/G027467/20150529001/
現状でのDirectX 12フルサポートはGTX 970か980シリーズ。
ついでに12の何が凄いのかはこちら。
DirectX 12はゲーマーや開発者にどんな意味があるのか - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20150807-directx-12-game-benefit/
本格的なオタクを極めし者ならば、エンコードにCPU性能が必要とか、アニメの録画も同時に行わねばならないなどCPUやメモリやクーラーも盛るべきとなり、どこも手抜きは出来なくなるはず。
学生とか若者は10万近いグラボとか厳しいだろうけれども、30代以上なら趣味にそのくらい金掛けても良いと思う。というわけで、パソコンでゲーマーするならケチるのはやめましょう。
おまけ:ヒツジ先輩がゲーマーなら?
プレステ4とソフト買う。
ゲームとは画質の良さでは無く、ゲーム性の高さでしか無い私はパソコンでゲームする必要性が無い(きりっ
>自作PCでこだわりの裏配線をする方法とコツと心構え - BTOパソコン.jp
ヒツジ先輩のpc配線きれい。
裏配線とかあったんだ。こんどpcいじる時やってみよw
ピュアブラックがいかしてる。
けど、電気接触部分だけマスキングして
ケーブルを黒スプレーで黒くしちゃえばと思ってしまった。(小声)
プレステ4とソフト買う
この~っwww(同感
>プレステ4とソフト買う。
まさにこれ。
PCでゲームする利点は、ゲーム機のようにハードに制限がない事にあると思う。
つまり最速のCPUやグラボ等で固めたハードで組んだら、ゲーム機ではとても及ばないような高解像度でプレイできる。
それを中途半端なコスパ重視で組んだようなPCでは、ゲーム機の方が遙かにコスパが高い。
同じ金使えばソフトを追加で何本も買えるしね。
>プレステ4とソフト買う
MODいれること考えるとPC一択なんですよね。UIとかこうなったら良いのに、って思ってると、そういうのが大抵出てくるのでやめられませんw
>プレステ4とソフト買う
ゲーム用PCからはすっかり離れてしまいましたが、その昔ネトゲに集中していた頃は金額を気にせずに自作しておりました。
今はプレステ4(アトリエとかバトルフィールドとか)とWiiU(スプラトゥーン専用機)買ってゲームをやってる訳ですが、ゲーム用PCの利点はその時点での最高スペックを堪能できるという所でしょうな。逆にコスパを気にしすぎると家庭用ゲーム機にすら及ばない謎なPCが1台組み上がります。
ただ中途半端な性能のグラボを入れるか悩むくらいなら、家庭用ゲーム機とソフト買ってしまえば十分におつりが取れるぐらいは楽しめるんじゃないでしょうか。
今だとGTX950は確かに悪くはないですが、ご祝儀価格の問題でGTX960と大差がなく性能重視ならGTX960以上、最近のラデは分からないので何とも言えませんが、どちらも2万円台のグラボを入れておけばとりあえず困ることは少ないと思います。
なお、MOD入れるとか4Kで楽しみたいとかいう需要の場合には当てはまりません。
私ならゲーム用でCore i3は無しですね。そこを妥協すると、全パーツがそれに合わせたロースペックになります。後々GPUのアップグレードでも足を引っ張りますし。
CPU:Core i5 6500 BOX……2.6万円
メモリ:DDR4 8GB×2………1.2万円
マザー:Z170のATX…………1.6万円
グラボ:GTX 960……………2.5万円
SSD:480~512GB…………2.0万円
電源:500~550W…………0.6万円
ケース:ミドルタワー………1.5万円
以上で12万円、OS込みで14万円くらいが最低ラインですかね。
>グラボ(GTX 950-2GB)25K
ASUSの提灯だから仕方ありませんけれど、ELSAでさえGTX 960が2.5万円で購入できるのに、ゲーム向けとはお世辞にも言えないGTX 950を2.5万円で購入するのが正しいとは思えませんね。
価格.com - ELSA GeForce GTX 960 2GB S.A.C SS GD960-2GERXS
http://kakaku.com/item/K0000741593/
>SSD(240GBのBX200シリーズ)11K
悪いとは言いませんけれど、今時のPCで「ストレージ容量が240GB」は少ない気が。SSDオンリーなら500GBクラスが良いと思うのですがね。
>私ならプラチナにせず、もっと安い5千円切る電源を探す
一度くらいで良いですから、こういう奇妙に安い電源を使用してみたいです。
価格.com - KEIAN Elephant-MAX GOLD 1000W KT-AP1000-AKG 2
http://kakaku.com/item/K0000784935/
1万円を切る価格で80PlusGoldの容量は1,000W(ピーク1,050W)。
>プレステ4とソフト買う。
そしてSSDに換装。
PS4のHDD換装。HDDをSSHD/SSDに交換する方法とロード時間の変化を紹介
http://xn--playstation-uv6w805m.jp/review/ssd-sshd-hdd/ps4-ssd-sshd-hdd.html
ヒツジ先輩ならこれは外せないのではw
プレステ4釣り堀になってしまい責任を感じる。
ゲーミングPCは自作しない(出来ない)人ならばBTOパソコンしか無いと思うものの、グラボ換装しない(出来ない)人にその選択はどうなのだろうとも思うところ。
・ゲーム専用機・・・ハードに合わせてソフト作る
・ゲーミングPC・・・ハード無視、ゲームに合わせてついて来な(きり
最近のPCゲームは自作が最適、BTOは中途半端だとも思い初めております。
ちなみに私がゲーム機買うか迷い買わない本体シリーズ。
・Wii U・・・スプラトゥーン専用
・PS3・・・悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair やりたい
・PS4・・・何も無い
・Xbox・・・何か嫌
昔の名作のリメイクで、BGMがサントラのオーケストラとか、グラフィック少しいじったなどのコレクションとしてまとめて垂れ流してくれるなら、PS4でも5でもクソ箱だろうとゴミ箱でも買う。
ゲームは1ドット単位とかタイミングが神とか、稀に運要素も有るから楽しい。今のBGMとグラフィックと運ばかりの抜け作は買う気がしない。
>プレステ4とソフト買う。
プレステ4でやりたいゲームがないw 強いて言えば初音ミク Project DIVAか…w むしろ私はスーファミ時代のゲームをやりたいw