10月25日、Windows8発売前日。
デルは既存のWindows7 PCを8へ置き換え、動かぬオンキヨー(デジタルソリューションズ)と思っていたら、Windows8発売と同じ週になり新製品を発表。最近のデルの供給はズレており、オンキヨーも相変わらず。
適当に見て参りましょう。
オンキヨーのWindows8仕様PCは21型タブレット
オンキヨーは世界初のスレートPC(日本語でスレートPCという表現が初という意味)をWindows7仕様で過去に発売しており、私の予想通り盛大にこけていると思われるけれど、更なる博打商品を発射予定。
ONKYOから世界初の21.5型Windows8タブレット、Core i7選択可-Engadget
http://japanese.engadget.com/2012/10/22/onkyo-21-5-windows-8-core-i7/
本体下部、画像左下に見えている物は明らかにスタンド用の穴。
Windows8に期待する限られたPCユーザ争奪戦で最初から逃げる準備をしているような製品では有りますが、オンキヨー曰くタイトル通りスレートPC。
メーカーでは「世界初、Windows 8・21.5型・インテル Core i7 搭載 タブレットPC(スレートPC)を発売」としっかりタブレットを名のっています
スレートとタブレットが逆になっておりますな。
『スレートPC』の『PC』とは本当のPCであるということ。『スレートPC』という名前はよく使われるが、PCそのものの機能が入ったものはなかなかない。われわれが今日からこの市場を作っていく
どうしたのでしょうか。
脳内で某TakaQさんの「もうやめて!オンキヨーのライフはゼロよ」が余裕で再生されたのでここまでにしましょうか。内輪かつ意味不明失礼。
性能は面倒なので一覧にはせずノートPCに置き換えると、最上位のCore i7モデルは約15.5万円、ノートなら10万円以下。最下位のCeleron搭載は約10万円、ノートなら余裕で5万円切れるレベル。
どうしてもフルHDの21.5型をタッチ操作したい用途が有るなら良いかも知れないけれど、20型で良いなら日本HPから約6万円で似たような物が出ております。上の機種。
オンキヨーは市場や競合調査をしないのか?と思ったけれど、ボード(一体型)PCの製造は数ヶ月掛かると思われ、やらかしてしまったのでしょう。
Windows8では無くAndroidならフロンティアも21.5型が有り約3.5万円。
source:フロンティアより21.5型タブレットPCが約3.5万円で発売 - BTOパソコン.jp
一応、フロンティアの直販サイトで確認すると現在約3.3万円。売れているようには見えないので、何となく欲しいなら処分待ちが正解でしょう。
話を戻すと、オンキヨーの21.5型自称タブレットPCはキーボードとスタンドを外した単なるボードPC。
やたら高額なのは平常運転、オンキヨー信者の皆様はいかがでしょう。
DELLのノートはモニタ回転、ボードPCは27型
デルは2製品ピックアップ、ノート兼タブレットPCから。
他社製品を踏まえ、“勝負できる”と確信:「XPS 12こそ、コンバーチブルUltrabookの本命」―デル、PC秋冬モデル発表会 - ITmedia PC USER
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1210/23/news123.html
どういう勝負をしようと思っているのか本文を読めど良く分からない
「ノートPCとタブレットの垣根を越えたことで、ユーザーにあらゆるシーンで使ってもらいたい」
DELLの中の人が漠然とこう言われているけれど、重量約1.5kgでバッテリ駆動5.5時間程度の物が最低10万円くらい、上位機種は13万円は客を突き放しているようにしか見えず。
この回転液晶パネル、どこかで見たと思い調べると2年前に発表した物と似ておりました。動画より切り出した4コマ。
source:NECの3D方式切り捨てやDELLの面白スレートなど6選 - BTOパソコン.jp
DELLはどうしても回転させたかった、としか思えず、なぜ回転させなければならないのか不明。良し悪しは別として、Lenovoのような裏返しや東芝のようなスライドの方がシンプル。
デルへの突っ込み、もう一つは巨大ボードPC。
デル、27インチ一体型「XPS One 27」Windows8でタッチ対応 | マイナビ
http://news.mynavi.jp/news/2012/10/23/198/
「Windows8、マルチタッチ」「ボードPC、大画面」と分けると良さそうに感じるけれど、「マルチタッチ、大画面」は無理が有りましょう。
以前、日本HPのボードPCで書いた私の感想文より。
感心した点は20型に抑えている事で、これ以上大きくなると腕の長さ、要するに眼から操作パネルまでの距離と画面の物理的なサイズが矛盾して来るのでしょう。
私が今これを書く為に見ている23型でさえ、 画面でタッチ操作しようと約80cmから50cmへ近付くと画面全体が視界に入らず、タッチ操作する際は頭や時には上半身を動かすはめに。
23型の液晶パネルの幅は約50cm、27型になると60cmくらいになるので10cmほど巨大化。縦も5cm前後大きくなり、さすがに27型は無理が有りましょう。
画像手前のキーボードは、106や109日本語キーボードから矢印キーの列が省略されているので幅が約35cmくらいとすると、ノートでいう15.6型くらいの大きさ。キーボードの幅が大き目なノートと思うと、27インチの巨大さが分り易い。
価格は下位で14万円弱、上位機種は約16.5万円。安くない超高額とも言えるDELLのパソコンにどのような価値が有るのか不明。
Windows8祭りはいつまで続くのか?(まとめ)
いずれもタッチ操作に対応しており、Windows8のモダンUI(お触りタイルの方)がメインと考えると良さそうに見えるけれど、画面の大きさが矛盾したり、オンキヨーのボードPCとDELLのノートは自信に根拠が無く自己満足に見えてしまう。
既存Windowsユーザから見るとWindows8というだけで地雷。更にタブレットPCへ変形という新たな試みでWindows7 PCより価格が上昇。そしてデスクトップ(ボードPC含む)では操作性で矛盾するという、どうにもならない現状。
Windows8やWin8仕様PCの発売は明日0時、本日深夜。
難点含め理解した上で購入するなら良いけれど、最新のWindowsパソコンとして何となく選んでしまったり、店員の押し付けで決めてしまうPCユーザはどうなるのか。
DSP版(Windows単品)やWindows8仕様PCをダシに、BTOに限らずショップやPCメーカー総出でWindows8のお祭り状態へ持って行こうとするのは解るけれど、どうしてもこれが引っ掛かってしまう。(n=1,137)
source:Windows8の発売前アンケート調査の結果(2012年9月) - BTOパソコン.jp
秋葉原へ行ける、というより終了が0時過ぎでも自宅まで帰る事が出来る人は釣られてみましょう。BTOメーカーに限らずPC関連ショップも参戦しております。
Windows 8 発売記念前夜祭|DSP版 Windows Navi+
http://www.windows-naviplus.jp/event/win8/
Windows8の発売より、特価品目当てで並ぶ人が多そうですな。
公開前(当日2時頃)追記:DELLの新製品情報を今、Engadgetより受信したけれど、これは有りだと思う。
デルから水平に倒せる10点タッチ23型、5万4980円 - Engadget
http://japanese.engadget.com/2012/10/24/10-23-s2340t-5-4980/
Windows8(お触りタイル)を受け入れる人が多く、移行して行くなら。 ここまでやるなら、パソコンデスクへPC本体埋込み前提でやって欲しい。
Windows8を受け入れ(もういい
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